110 / 217
仮題
.
しおりを挟む
絶対に森さんに取りにこさせる気だと思ってしまったが、それが仕事なのだと聞いた以上何も言えない。
「さてと。次の服屋は……」
「まだ買うの?」
「足りません。姫は女の子なのですからもっと可愛くしていてください」
「学校から帰宅して、こんな高い服着れないよ」
「気にしない気にしない。あ、あのお店は姫の好きな感じの服じゃないですか?」
デニム系の多い感じでディスプレイされていたので中を見ると、やはり値段が。
「値札は見ないで気に入ったものを」
「見ちゃうよ……」
だが、春にも買ってもらえと言われたので、思いきって気に入った洋服をこれでもか!と栗花落に渡していくのに何故かニコニコしている。
ちょっとくらい困った顔してよね!
「ちょっと待って。えっとね、これとこれ辞める」
「何故ですか?」
「さっきのお店で買ったものと被るから」
「似合うと思うんですけど」と戻してくれているが、チュニックだけでももう何着になるのやら。
しかも色が白メイン。
つい選んでしまいがちなのだが、せっかく買ってもらうのなら違う色で。
「この色に合わないかな」
鏡の前で悩んでいると、「いつも選ばない色にしてみては?」と言われたので、思い切ってグリーン系と薄紫のシャツも渡し、スカートとパンツはちゃんと試着室へ。
やっと服選びから解放され、デパートから出て近くの雑貨屋に。
「さてと。次の服屋は……」
「まだ買うの?」
「足りません。姫は女の子なのですからもっと可愛くしていてください」
「学校から帰宅して、こんな高い服着れないよ」
「気にしない気にしない。あ、あのお店は姫の好きな感じの服じゃないですか?」
デニム系の多い感じでディスプレイされていたので中を見ると、やはり値段が。
「値札は見ないで気に入ったものを」
「見ちゃうよ……」
だが、春にも買ってもらえと言われたので、思いきって気に入った洋服をこれでもか!と栗花落に渡していくのに何故かニコニコしている。
ちょっとくらい困った顔してよね!
「ちょっと待って。えっとね、これとこれ辞める」
「何故ですか?」
「さっきのお店で買ったものと被るから」
「似合うと思うんですけど」と戻してくれているが、チュニックだけでももう何着になるのやら。
しかも色が白メイン。
つい選んでしまいがちなのだが、せっかく買ってもらうのなら違う色で。
「この色に合わないかな」
鏡の前で悩んでいると、「いつも選ばない色にしてみては?」と言われたので、思い切ってグリーン系と薄紫のシャツも渡し、スカートとパンツはちゃんと試着室へ。
やっと服選びから解放され、デパートから出て近くの雑貨屋に。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説


百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ひきこもり瑞祥妃は黒龍帝の寵愛を受ける
緋村燐
キャラ文芸
天に御座す黄龍帝が創りし中つ国には、白、黒、赤、青の四龍が治める国がある。
中でも特に広く豊かな大地を持つ龍湖国は、白黒対の龍が治める国だ。
龍帝と婚姻し地上に恵みをもたらす瑞祥の娘として生まれた李紅玉は、その力を抑えるためまじないを掛けた状態で入宮する。
だが事情を知らぬ白龍帝は呪われていると言い紅玉を下級妃とした。
それから二年が経ちまじないが消えたが、すっかり白龍帝の皇后になる気を無くしてしまった紅玉は他の方法で使命を果たそうと行動を起こす。
そう、この国には白龍帝の対となる黒龍帝もいるのだ。
黒龍帝の皇后となるため、位を上げるよう奮闘する中で紅玉は自身にまじないを掛けた道士の名を聞く。
道士と龍帝、瑞祥の娘の因果が絡み合う!
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる