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歴史
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翌日は天気が良かったので中庭に言ってお弁当を食べる。
やはり誰かと一緒に食べると美味しいが、何を話して良いのか分からない時がある。
でも、一緒に食べてくれる彼女は休みの間のことや、自分の知らないことを沢山話してくれるので会話には困らない。
しかも同じ二年生だとわかった時はちょっと嬉しかった。
「明日も来る?しばらく雨は降らないって天気予報で言ってたし」
「そうしようかな。ここ気持ちいいし」
「梅雨になるとちょっとジメジメするから場所変えてるんだけど」
「どこ?」
「体育館の横の校庭前に水道があるでしょ?」
「うん」
「その前にベンチが置かれたのよ。部活の子が使うんだけど、お昼は人がいないからゆっくりできるし。まだ早いけど移動しようかなって思ってて」
「まだ梅雨には早いよ?」
見てと言われて他を見ると、一年生なども中庭に来ていて、ベンチ以外のところでも座って食べている。
「ね?」
「席を譲る感じ?」
「そう。他にも場所はあるけど、一年の子達は知らないと思うから」
優しいんだなと思って、明日は試しに校庭の方に行ってみようと約束をし、教室に戻る。
やはり誰かと一緒に食べると美味しいが、何を話して良いのか分からない時がある。
でも、一緒に食べてくれる彼女は休みの間のことや、自分の知らないことを沢山話してくれるので会話には困らない。
しかも同じ二年生だとわかった時はちょっと嬉しかった。
「明日も来る?しばらく雨は降らないって天気予報で言ってたし」
「そうしようかな。ここ気持ちいいし」
「梅雨になるとちょっとジメジメするから場所変えてるんだけど」
「どこ?」
「体育館の横の校庭前に水道があるでしょ?」
「うん」
「その前にベンチが置かれたのよ。部活の子が使うんだけど、お昼は人がいないからゆっくりできるし。まだ早いけど移動しようかなって思ってて」
「まだ梅雨には早いよ?」
見てと言われて他を見ると、一年生なども中庭に来ていて、ベンチ以外のところでも座って食べている。
「ね?」
「席を譲る感じ?」
「そう。他にも場所はあるけど、一年の子達は知らないと思うから」
優しいんだなと思って、明日は試しに校庭の方に行ってみようと約束をし、教室に戻る。
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