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歴史
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日にちだけが過ぎ、結局休みが終わっても病院からは連絡がなかった。
「姫。気になりますか?」
「なるけど。お店の方も連絡ないし」
「警察などが入ってる以上、私たちができることは少ないです」
「少ないとは?」
「数人程度ならば、ちょっと目を見たり、術をかけたりで誤魔化せますが、ニュースにもなってるので無理って話です」
「そんな事してたんだ」
だから教室にも簡単に入ったりできてたのかと聞くと、老人に見えるようにして入ったと言う。
「呆れた……」
「何となく髭のおじいさんなら女子達も興味が無いかなと思いまして」
「反対になんで?って興味が出るとおもうけど」
「女子高生は難しいです」
ちょっと違う気もするが。
休みの間にお兄さんのことも聞いたが、こき使えばいいとだけ言われてしまい、忙しいかな?と思ったが何回か病状だけは教えてえ欲しいと連絡はした。
「明日からですが」
「学校終わったらすぐ帰ってくる」
「それでもいいのですが、迎えに行くので買い物に行きましょう」と言われる。
気分転換に誘ってくれたのだろうと、「楽しみにしておくね」と返事をして、借りっぱなしだった漫画を春の部屋に持っていく。
「姫。気になりますか?」
「なるけど。お店の方も連絡ないし」
「警察などが入ってる以上、私たちができることは少ないです」
「少ないとは?」
「数人程度ならば、ちょっと目を見たり、術をかけたりで誤魔化せますが、ニュースにもなってるので無理って話です」
「そんな事してたんだ」
だから教室にも簡単に入ったりできてたのかと聞くと、老人に見えるようにして入ったと言う。
「呆れた……」
「何となく髭のおじいさんなら女子達も興味が無いかなと思いまして」
「反対になんで?って興味が出るとおもうけど」
「女子高生は難しいです」
ちょっと違う気もするが。
休みの間にお兄さんのことも聞いたが、こき使えばいいとだけ言われてしまい、忙しいかな?と思ったが何回か病状だけは教えてえ欲しいと連絡はした。
「明日からですが」
「学校終わったらすぐ帰ってくる」
「それでもいいのですが、迎えに行くので買い物に行きましょう」と言われる。
気分転換に誘ってくれたのだろうと、「楽しみにしておくね」と返事をして、借りっぱなしだった漫画を春の部屋に持っていく。
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