97 / 163
歴史
.
しおりを挟む
つい口に出して言ってしまったが、神代文字だの、大学教授の研究だの色んな本が出ているが、瀬織津姫というのはよく出てくる名前の神様と同一視されていると言う説があるという。
しかも、饒速日である栗花落も曖昧で瀬織津姫と饒速日は神々の歴史から消されたと言ってもおかしくないと言われてしまう。
「春さんは?」
「俺でさえ居たのか居なかったのか誰も知らんだろうな」
「更にわかんない!」
「ひとつずつ話してやりたいんだが、紐解いて話すにしても姫は歴史は苦手だろう?」
「と言うより、神様とかわかんない」
「だから、休みの間に一般的な知識だけでも覚えてもらいたい」
「努力するけど、期待しないでね?」
「後……饒速日と姫は夫婦だった説もある」
「………………ブッ」
汚いなぁとタオルを取りに行って拭いてくれるが、一瞬で今までの話が飛んで行った気がする。
「それとか天照が饒速日で嫁が姫だとか、実は姫は龍だった説とか」
「はぁぁぁ?私だって知ってるよ?伊勢神宮ってところに天照大神が祀られていて女神って事くらい」
「だろ?だから何が本当で何が間違いなのかは分からんということだ。と言うのも、神も世代交代みたいなのがあって、末っ子しか跡を継げないだとか、長男しか跡を継げないだとか。だが長男が死ぬと末っ子が長男の名前に変わったり……そんなものまで書いて行ったらこの部屋の紙が無くなる位」
「頭がパンクしそう」
複雑すぎる神様……
「今日は一般的は話なだけだ。後のはオマケ。明日も夕食後から聞くか?」
「嫌だって言いたいけど、今以上に難しくなるのはちょっと……。でも瀬織津姫が誰の子か分からないのは疑問に思う……」
もしかしたらそんな神様はいなくて、栗花落と春が間違えただけかもしれないし。
「そうだ。葉子さん達は?」
「あの夫婦は饒速日の子孫みたいなもので、物部氏って分かるか?」
ブンブンと横に頭を振ると、明日は漫画の本を持ってきてくれるという。
「漫画なら分かるかも!」
「その紙無くすなよ」
「ちゃんと閉まっておく」
しかも、饒速日である栗花落も曖昧で瀬織津姫と饒速日は神々の歴史から消されたと言ってもおかしくないと言われてしまう。
「春さんは?」
「俺でさえ居たのか居なかったのか誰も知らんだろうな」
「更にわかんない!」
「ひとつずつ話してやりたいんだが、紐解いて話すにしても姫は歴史は苦手だろう?」
「と言うより、神様とかわかんない」
「だから、休みの間に一般的な知識だけでも覚えてもらいたい」
「努力するけど、期待しないでね?」
「後……饒速日と姫は夫婦だった説もある」
「………………ブッ」
汚いなぁとタオルを取りに行って拭いてくれるが、一瞬で今までの話が飛んで行った気がする。
「それとか天照が饒速日で嫁が姫だとか、実は姫は龍だった説とか」
「はぁぁぁ?私だって知ってるよ?伊勢神宮ってところに天照大神が祀られていて女神って事くらい」
「だろ?だから何が本当で何が間違いなのかは分からんということだ。と言うのも、神も世代交代みたいなのがあって、末っ子しか跡を継げないだとか、長男しか跡を継げないだとか。だが長男が死ぬと末っ子が長男の名前に変わったり……そんなものまで書いて行ったらこの部屋の紙が無くなる位」
「頭がパンクしそう」
複雑すぎる神様……
「今日は一般的は話なだけだ。後のはオマケ。明日も夕食後から聞くか?」
「嫌だって言いたいけど、今以上に難しくなるのはちょっと……。でも瀬織津姫が誰の子か分からないのは疑問に思う……」
もしかしたらそんな神様はいなくて、栗花落と春が間違えただけかもしれないし。
「そうだ。葉子さん達は?」
「あの夫婦は饒速日の子孫みたいなもので、物部氏って分かるか?」
ブンブンと横に頭を振ると、明日は漫画の本を持ってきてくれるという。
「漫画なら分かるかも!」
「その紙無くすなよ」
「ちゃんと閉まっておく」
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
天満堂へようこそ 5
浅井 ことは
キャラ文芸
♪¨̮⑅*⋆。˚✩.*・゚
寂れた商店街から発展を遂げ、今やTVでCMも流れるほどに有名になった天満堂薬店。
その薬は人間のお客様は、天満堂薬店まで。
人外の方はご予約の日に、本社横「BAR TENMAN」までお越しください。
どんなお薬でもお作りします。
※材料高価買取
※口外禁止
※現金のみ取り扱い(日本円のみ可)
※その他診察も致します
♪¨̮⑅*⋆。˚✩.*・゚
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
Promise Ring
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
浅井夕海、OL。
下請け会社の社長、多賀谷さんを社長室に案内する際、ふたりっきりのエレベーターで突然、うなじにキスされました。
若くして独立し、業績も上々。
しかも独身でイケメン、そんな多賀谷社長が地味で無表情な私なんか相手にするはずなくて。
なのに次きたとき、やっぱりふたりっきりのエレベーターで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる