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変化

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何度か目が覚める度に春が水をくれるのだが、いつも居る栗花落が居ないのもちょっと寂しい。

夢を見て起きてを繰り返しているともう朝日が昇り始めており、カチャッと音がしたので少し体を起こす。

「姫……遅くなって申し訳ないです。具合はどうですか?」

そう言いながら額や首の後ろなども拭いてくれるが、出来ればシャワーを浴びたい。

「私、夢見てて。でもあまり覚えてなくて……」

「頭痛は?」

「まだ……あるけど」

「今日は休んでください。春、もう帰っていいですよ」

「都合よすぎだろ!」

「姫は私の姫ですから」

「本人はどちらを選ぶかな……。それよりも、見つかったのか?」

「ありました。目当てのものではありませんでしたが」

「残り七つか」

「ええ。そうだ、春もここに住みます?もう一部屋残ってますし」

「用意しておけ」

「あのぉ、春さんも大学生?」

「一応な。姫は何か食べれるなら用意させるが、無理なら寝ていてくれ」

そう言って枕元に水を置いてくれる。

怖くは無いのだが、あまり会話が好きでは無いのかな?

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