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変化
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翌朝起きていくとキッチンには葉子さんの姿。
「葉子さん、怪我は?」
「おはようございます。かすり傷なので大丈夫です」
「森さんは?服もボロボロだったけど」
「平気ですよ。朝は少し筋肉痛と言っていたくらいですから。お食事は出来そうですか?」
「まだ、頭が重いの……昨日の夜もいつの間にか眠っちゃって。春さんて人にもお礼言えてないし」
「春様でしたら、またお会いになれますよ。学校はどうされますか?」
少し迷ったが「学校は行く」と言って「顔洗ってくるね」と洗面所へと行く。
顔を洗って髪を梳かし、部屋で制服に着替えて行くと、朝はお粥。
しかも目の前に少し怒った顔の栗花落。
「お、おはよう」
「おはようございます。学校……今日くらい休んだらどうです?」
「テスト前だし」
「頭がまだ重いと聞きました」
「痛くは無いから……」
はぁ、とため息を吐かれ、「調子が悪くなったら早退してください。それとペンダントはつけてますね?」
「うん」
「ちょっと貸してください」
ペンダントを外して渡すと、食事が済むまでには出来ると言われたので、温かいうちにと食べる。
「葉子さん、怪我は?」
「おはようございます。かすり傷なので大丈夫です」
「森さんは?服もボロボロだったけど」
「平気ですよ。朝は少し筋肉痛と言っていたくらいですから。お食事は出来そうですか?」
「まだ、頭が重いの……昨日の夜もいつの間にか眠っちゃって。春さんて人にもお礼言えてないし」
「春様でしたら、またお会いになれますよ。学校はどうされますか?」
少し迷ったが「学校は行く」と言って「顔洗ってくるね」と洗面所へと行く。
顔を洗って髪を梳かし、部屋で制服に着替えて行くと、朝はお粥。
しかも目の前に少し怒った顔の栗花落。
「お、おはよう」
「おはようございます。学校……今日くらい休んだらどうです?」
「テスト前だし」
「頭がまだ重いと聞きました」
「痛くは無いから……」
はぁ、とため息を吐かれ、「調子が悪くなったら早退してください。それとペンダントはつけてますね?」
「うん」
「ちょっと貸してください」
ペンダントを外して渡すと、食事が済むまでには出来ると言われたので、温かいうちにと食べる。
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