50 / 185
急展開
.
しおりを挟む
栗花落の家の運転手さんかな?と思って任せていたが、マンションに着くと部屋まで荷物を運んでくれ、更にはダイニングには美味しそうな食事。
キッチンにはまだ若い女の人。
「紹介するね。今日から運転をしてくれる森さんと、奥さんの葉子さん。雑用などもしてくれるからなんでも頼むといい。下の階に住んでるから、用事があれば内線で呼んでもいいし」
「あ、あの。三宅姫愛です。よろしくお願いします」と頭を下げる。
「二人は私の信頼している人だから安心していいよ。事情も知ってるから」
どういう事?と聞きたかったが、先に食事をと言われたので席に座る。
「夜に食べたいものがあったら、学校に行く前に伝えておくといい。後、お弁当も用意してくれるから」
「でも……」
「そのための人たちだから」
何だか二人で暮らして、家事などは自分がするのだろうと思っていたので驚きはしたが、栗花落は慣れているのか普通に食事を楽しんでいる。
「いただきます」と手を合わせ、ふっくらとしたハンバーグを一口。
「美味しい」と言うと葉子さんはにっこりと微笑んでくれる。
全部食べ終わったあとに、リビングでお茶を飲んでいると、「これからなんだけど」と一冊の本を見せられる。
「この本を読んでおいて欲しいんだけど」
パラパラとめくると、神様についての本のようで、項目も沢山あったもののカバーを付ければ学校でも読めるかな?と受け取る。
「では、私達は失礼いたします」
「ありがとう」
片付けを終えた森夫妻が帰っていき二人になる。
キッチンにはまだ若い女の人。
「紹介するね。今日から運転をしてくれる森さんと、奥さんの葉子さん。雑用などもしてくれるからなんでも頼むといい。下の階に住んでるから、用事があれば内線で呼んでもいいし」
「あ、あの。三宅姫愛です。よろしくお願いします」と頭を下げる。
「二人は私の信頼している人だから安心していいよ。事情も知ってるから」
どういう事?と聞きたかったが、先に食事をと言われたので席に座る。
「夜に食べたいものがあったら、学校に行く前に伝えておくといい。後、お弁当も用意してくれるから」
「でも……」
「そのための人たちだから」
何だか二人で暮らして、家事などは自分がするのだろうと思っていたので驚きはしたが、栗花落は慣れているのか普通に食事を楽しんでいる。
「いただきます」と手を合わせ、ふっくらとしたハンバーグを一口。
「美味しい」と言うと葉子さんはにっこりと微笑んでくれる。
全部食べ終わったあとに、リビングでお茶を飲んでいると、「これからなんだけど」と一冊の本を見せられる。
「この本を読んでおいて欲しいんだけど」
パラパラとめくると、神様についての本のようで、項目も沢山あったもののカバーを付ければ学校でも読めるかな?と受け取る。
「では、私達は失礼いたします」
「ありがとう」
片付けを終えた森夫妻が帰っていき二人になる。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
八百万の学校 其の参
浅井 ことは
キャラ文芸
書籍化作品✨神様の学校 八百万ご指南いたします✨の旧題、八百万(かみさま)の学校。参となります。
十七代当主となった翔平と勝手に双子設定された火之迦具土神と祖父母と一緒に暮らしながら、やっと大学生になったのにも関わらず、大国主命や八意永琳の連れてくる癖のある神様たちに四苦八苦。
生徒として現代のことを教える
果たして今度は如何に──
ドタバタほのぼのコメディとなります。
八百万の学校 其の弐
浅井 ことは
キャラ文芸
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
神様にお仕えする家系の第十七代目当主となった佐野翔平。
引退した祖父に、勘のいい祖母。
鈍感な兄をも巻き込み、家族みんなで神様のお悩み相談!?
そして家事を極めんとする火之迦具土神。
そんなほのぼのファンタジー其の弐!開幕!!!
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
※イラストの無断使用は禁止です。
(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ
まみ夜
キャラ文芸
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
第二巻(ホラー風味)は現在、更新休止中です。
続きが気になる方は、お気に入り登録をされると再開が通知されて便利かと思います。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
あやかし雑草カフェ社員寮 ~社長、離婚してくださいっ!~
菱沼あゆ
キャラ文芸
令和のはじめ。
めでたいはずの10連休を目前に仕事をクビになった、のどか。
同期と呑んだくれていたのだが、目を覚ますと、そこは見知らぬ会社のロビーで。
酔った弾みで、イケメンだが、ちょっと苦手な取引先の社長、成瀬貴弘とうっかり婚姻届を出してしまっていた。
休み明けまでは正式に受理されないと聞いたのどかは、10連休中になんとか婚姻届を撤回してもらおうと頑張る。
職だけでなく、住む場所も失っていたのどかに、貴弘は住まいを提供してくれるが、そこは草ぼうぼうの庭がある一軒家で。
おまけにイケメンのあやかしまで住んでいた。
庭にあふれる雑草を使い、雑草カフェをやろうと思うのどかだったが――。
ブラックベリーの霊能学
猫宮乾
キャラ文芸
新南津市には、古くから名門とされる霊能力者の一族がいる。それが、玲瓏院一族で、その次男である大学生の僕(紬)は、「さすがは名だたる天才だ。除霊も完璧」と言われている、というお話。※周囲には天才霊能力者と誤解されている大学生の日常。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる