栗花落と姫と妖と……

急展開

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いつの間にか眠ってしまったらしく、机で寝たので背中が痛い！

「昨日、いきなりあんなこと言われて。今日は来てくれるのかな？いや、だめだめ。これ以上甘えられないし」

朝食を食べ、いつも通りに家を出ると「おはようございます」と後部座席の扉を開けてくれる。

「おはよう。あ、あのね？昨日早速調べて見たの。でも……色んなことが書いてあって。ただ、本当に私が瀬織津姫で栗花落さんが饒速日命だとしたら、二人とも龍神で、私は穢れを祓う。栗花落さんはまだ調べきれてないけど……」

「急がなくていいんです。ただ、思い出したキッカケは分からないんですが、何故か同じ場所ばかり夢で見ていて調べてはいたんです。起きた時には瀬織津姫の事、自分の事を思い出しました。この水晶を見つけた時に頭の中にさらに全てでは無いですが流れ込んできて……」

「私も思い出すのかな？もし……思い出したとしたら、今の生活ってどうなるのかな？」

それは今後話し合いを重ねながら決めていくしかないが、まずはテストをガンバレと言われ現実に戻される。