新・八百万の学校

力の欠片

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男だらけって、むさ苦しい……しかも祖父と兄は背が高い！

そして男前！

かく言う俺は童顔で背は百七十三㎝あるものの、チビにしか見えない。

隣を歩く迦具土は俺よりかなり高いが、顔は整っていて、パッチリ二重なのに少し切れ長の目がいやらしい……

「何だよ」

「べっつにーぃ？」

「気になるだろ？」

「……爺ちゃんと兄貴って背が高くて男前じゃん？　迦具土も俺より背が高いし、その目がいやらしいし」

　じっと目を見ていると、照れながら「やらしくねぇ！」と文句を言っている。

馬鹿なことを言っていると、いつもと違う町内の空き地についた。

今日はここなのだろうか？

「まずは、純平。お前に話がある」

ちょっと待て迦具土！　なぜ今呼び捨てにした‼

「ああ。なんとなく分かる」

おい兄貴！