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魔王地上へ
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「ルーカス殿、あなたも魔界の王子。お言葉遣いに……」
「お前が丁寧すぎるんだよ! かたっくるしいわ!」
漆黒の長めの髪に黒のスーツの良く似合うルーカス。
腰まである綺麗な髪のリアム。
どちらかと言うとリアムは白はあまり着ない。なるべく人間のようにお洒落なスーツを着こなす外人のようだ。
二人ともおおよそ180~190センチの身長で押さえてはいるが、モデルのようにスタイルも良い。
違うのは性格だけ。
二人で足して割ったらちょうど良いのに。
顔立ちも申し分なく、人間界であれば一流のセレブの仲間入りでもしていそうな二人だが、出来ればとっとと帰ってもらいたい。
さりげなく近所の噂になってもいる。
外国人の若い男が良く来ていると……
「あー、じゃぁこの間は魔界にいったから、天界に行くことにする」
「マジかよ」
「マジだ! これで一回ずつだからいいだろう?」
「わかったよ。んじゃ俺帰るから魔方陣……」
「アホか!自力で帰れ!」
「前使ってくれただろ?」
「緊急と思ったからだ。それ以外は使わん」
ケチと言い放ち外に出ていく。
勿論リアムを睨んだまま。
「では、姫。私も帰ります。
記念祭はお迎えに……」「いらん」
「時と場所もわかっているから勝手に行く」
「では楽しみにしております」そういってリアムも帰っていった。
二人が来るとどっと疲れが出る。
「ムー、そういうことだから天界に行くぞ」
「はい。お花畑一杯ですか?」
「まぁ、あるにはある。ただ、広いだけだ。あまり期待はするな」
そういって、作業部屋に籠り薬の足りないものから作っていく。
「お前が丁寧すぎるんだよ! かたっくるしいわ!」
漆黒の長めの髪に黒のスーツの良く似合うルーカス。
腰まである綺麗な髪のリアム。
どちらかと言うとリアムは白はあまり着ない。なるべく人間のようにお洒落なスーツを着こなす外人のようだ。
二人ともおおよそ180~190センチの身長で押さえてはいるが、モデルのようにスタイルも良い。
違うのは性格だけ。
二人で足して割ったらちょうど良いのに。
顔立ちも申し分なく、人間界であれば一流のセレブの仲間入りでもしていそうな二人だが、出来ればとっとと帰ってもらいたい。
さりげなく近所の噂になってもいる。
外国人の若い男が良く来ていると……
「あー、じゃぁこの間は魔界にいったから、天界に行くことにする」
「マジかよ」
「マジだ! これで一回ずつだからいいだろう?」
「わかったよ。んじゃ俺帰るから魔方陣……」
「アホか!自力で帰れ!」
「前使ってくれただろ?」
「緊急と思ったからだ。それ以外は使わん」
ケチと言い放ち外に出ていく。
勿論リアムを睨んだまま。
「では、姫。私も帰ります。
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「では楽しみにしております」そういってリアムも帰っていった。
二人が来るとどっと疲れが出る。
「ムー、そういうことだから天界に行くぞ」
「はい。お花畑一杯ですか?」
「まぁ、あるにはある。ただ、広いだけだ。あまり期待はするな」
そういって、作業部屋に籠り薬の足りないものから作っていく。
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