妖古書堂のグルメな店主

浅井 ことは

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#8 果物狩り

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その言葉を聞いたテオは有り得ない!汚すぎる!と更に床を拭きだし、ワックスは無いのかと言い出すほど。

もしかして、A型かな?と考えていると、「毎日掃除してくれたら綺麗になりますから、出かけましょうか」と呑気に言う。

「今日はですねぇ、果物をを採りに行こうと思いますぅ」

「あの大根とかは?」

「もちろん使いますよぉ。でもですねぇ、どぉーーーーーしても、果物が食べたいんです僕!」

これはもう何を言ってもダメだろうと、テオと掃除道具を片付けて、いつもの隠し部屋に行く。

また、あの変な感覚に包まれるのか……と諦めていたら、本を扇子で叩いたアギルはニヤッと笑って腕を掴んでくる。

そして、「着いたら喋らないようにしてくださいね」と言ってくるのには、もう不安しかない!
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