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#6 死神界へ

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「うわ、すごい都会じゃん」

「今いる所が僕の働く死神の会社ってことですかねぇ。屋上に出たので下に降りましょうか」

そのままビルの先に行こうとするので、階段かエレベーターで行こうとシャツを引っ張る。

「あれ?シャツ?」

「ああ、普段は黒シャツ着てますぅー。暑いですしね。仕事の時はジャケットちゃんと着ますよ」

「テオは……黒以外着れないのか?」

「そんなことは無いが、着たことがない」

まずは降りようと、入口を見つけて数回分階段で降りると、途中にエレベーターがあったのでそれに乗る。

「ひょわぁぁぁぁ」

「だから、うるさいんだって!」

「あー、気持ち悪っ。テオ君は平気です?」

「リヒトさんに着いていた時散々乗らされたんで。上に行ったりしたに行ったり……飛んでった方が早いのに」

飛ぶ?と思いながら、会社のエントランスをぬけ、目的地まで歩くと言われたが、バスもあれば、地下鉄もあるようで、駅の入口みたいなのがいくつか見える。

「あれは、ランクを……ってより、能力を持たない人用って感じだな。上見てみろ」

見ると、箒に乗っている人もいれば鎌に乗って移動してる人もいる。

「普通に歩いてる人達も死神?」
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