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第十話 俺イヌになったらしいで
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「はい。南雲屋太一郎にございます」
「うん、だからさ。お前、南雲太一じゃなくて南雲屋太一郎だよな」
「さようにございます」
「お前、記憶喪失になったって話だけど、それ嘘だろ。医者になんて言われた」
太一郎は俺の顔で困った表情を作って見せた。俺、困るとそういう顔なんやな。
「実は……多重人格と言われました。太一さんの体には、太一さんの人格の他にわたくし太一郎がおるのだと」
「でもお前が出て来てから、太一の方は顔を出さない」
出られへんねや!
「その通りにございます。宇部さまはご聡明でいらっしゃる」
「その宇部さまってのやめろ。お前と俺は同じ身分だ」
まったくだ。なんで俺の体で俺の声で、宇部を「宇部さま」なんて呼ばなあかんねん。
「俺、思うんだけどさ。お前多重人格じゃねえよ。お前……あ、太一郎の方な、お前実は死んだんじゃねえの? 南雲の体に転生したんじゃね?」
それや! コイツはなんや分からんけど昔の人っぽいんや。先祖かもしれへん。
「実はわたくし、掘割に転落した幼子を助けて溺れ死んだのでございます。ですがこうして太一さまの体にて目を覚ましてしまいまして」
「やっぱりな。転生っつーか憑依? 俺アレはフィクションの世界の話だけじゃないと思ってたんだ、実際にそういうことがあっても不思議じゃないなって。でもまさか南雲が憑依するなんてな」
さすがや! さすが異世界ラノベマスター宇部や!
「ですが、太一さまはいかがなされましたでしょうか。わたくしがこの体を使っているということは、太一さまも別の体を使うている筈にございます」
「にゃあ!」
俺はここぞとばかりに声を上げた。前脚で自分の鼻をバンバン叩き、これでもかっちゅーほどアピールしたった。さあ、気づけ、宇部。これで気づかんやったらええかげん鈍いで、ホンマ。
急に暴れ出した俺を太一郎は「これこれ、おとなしゅうなされませ」と宥めよるが、宇部は何かに気づいたようにじっとこちらを見つめた。
太一郎が俺を抱き上げると、宇部が顔を近づけてきた。チューすんなよ?
「お前、もしかして南雲じゃね?」
キタ————————!
俺は首がもげるほどうなずいた。もげたらどうしよう。
「よっしゃ、テストしよう。太一郎も手伝え」
「はい」
宇部は俺を太一郎に抱かせると、俺に向かって言った。
「いいか、猫。お前が南雲なら、俺んところに飛び移って来い」
俺は当然のように太一郎(っていうか俺の体)から宇部の方へとジャンプした。
「今度は問題を五問出す。マルなら太一郎のところ、バツなら俺んところだ。まず第一問な。俺はヨーグルトが嫌いだ。マルかバツか」
俺は宇部の方から太一郎へと移動した。宇部のヨーグルトはいつも俺が食っとる。
「第二問。猫シュミはⅣまで出ていて、今回Ⅴが出た」
アホ言うな。俺はⅣやりたさに大急ぎで帰ろうとして階段落ちたんや。当然のように俺は宇部の方へ行った。
「よし、第三問だ。南雲太一はゲームオタクだ」
当たり前や。俺の部屋の壁には五十インチのディスプレイがある。もちろんゲーム用やで。対面にベッドがあるから、そこに座って楽しめる。もちろんベッドサイド用のワゴンにキーボードとマウスを完備して、いつもベッドの足元側に置いとる。パソコンだけやない、仕天堂のMiiやZonyのブレインステーションだってある。親父が子供時代に遊んだ歴代ソフトもコレクションしとる。いつか金に困ったら絶対高く売れるはずや。
俺が太一郎の方へ行くと、宇部は「第四問」と言った。
「俺はラノベが大嫌いだ」
んなわけあるかい! 宇部はラノベオタクで、特に異世界転生・転移ものとタイムリープものが好きなんや。だからこそこいつには期待しとるんやないかい!
「あのー、らのべとはいったい何なんでしょうか」
「気にすんな。いいから見てろ」
「はい……」
太一郎は不満気だが、どうせ言ったってわからんだろうが。
「最後の問題だ。よく聞けよ」
俺はごくりとつばを飲み込んだ。
「49685267×10568は? 余裕なら太一郎のところ、全然わかんねえならこのまま俺のところ、考える気すら起きないなら下に降りろ」
俺は素直に下に降りた。これで宇部ならわかるはずやし、その為にこの質問をしたんや。
「よーし、お前は南雲だ。間違いなく南雲だ」
宇部に抱き上げられて、俺は再び首がもげるほど頷いて「にゃー」と返事をした。
「すみません、どういうことでしょうか」
「つまりこの体の持ち主の南雲太一は、この猫に乗り移っちゃったってこと。だからお前は太一郎かもしれねーけど太一として生きなきゃなんねーの」
「この体の持ち主がこの猫に……私はどうしたらいいのでしょうか」
こっちが聞きたいわ!
「どうもこうもねえよ。そうだな、まずはこの猫を飼いたいって親に直談判して、南雲本人からいろんなこと教えてもらうのが手っ取り早いんじゃね?」
いや、どうやって教えろと?
「なるほどご本人に教えていただくのは確かに早いですね。ではまず太一さまをわたくしの飼い猫に——」
「待った!」
「はい?」
「太一さまってのやめろ。お前が太一だ」
「わたくしは太一郎ですが」
コイツなんにもわかってねえ。さすがに宇部も大きなため息をついた。
「太一郎は死んだんだろ? 今からお前は南雲太一なんだよ」
「では紛らわしいので猫にも名前をつけましょう」
「イヌでいいべ」
宇部いいセンスしてんな。
「えっ? 猫ですよ」
「だから猫の名前がイヌ!」
俺の心の声と宇部のリアル音声がハモった。
「南雲もそれでいいべや?」
「にゃあ」
「ほら、本人もイヌでいいって言ってるし、イヌな。決まり」
と、ちょうどその時五限の予鈴が鳴った。
「続きは放課後な。俺が『南雲』って呼んだら太一郎のことだからな。てかもう太一郎って名前忘れろ」
「はい。努力いたします」
で、俺はイヌやな。
「うん、だからさ。お前、南雲太一じゃなくて南雲屋太一郎だよな」
「さようにございます」
「お前、記憶喪失になったって話だけど、それ嘘だろ。医者になんて言われた」
太一郎は俺の顔で困った表情を作って見せた。俺、困るとそういう顔なんやな。
「実は……多重人格と言われました。太一さんの体には、太一さんの人格の他にわたくし太一郎がおるのだと」
「でもお前が出て来てから、太一の方は顔を出さない」
出られへんねや!
「その通りにございます。宇部さまはご聡明でいらっしゃる」
「その宇部さまってのやめろ。お前と俺は同じ身分だ」
まったくだ。なんで俺の体で俺の声で、宇部を「宇部さま」なんて呼ばなあかんねん。
「俺、思うんだけどさ。お前多重人格じゃねえよ。お前……あ、太一郎の方な、お前実は死んだんじゃねえの? 南雲の体に転生したんじゃね?」
それや! コイツはなんや分からんけど昔の人っぽいんや。先祖かもしれへん。
「実はわたくし、掘割に転落した幼子を助けて溺れ死んだのでございます。ですがこうして太一さまの体にて目を覚ましてしまいまして」
「やっぱりな。転生っつーか憑依? 俺アレはフィクションの世界の話だけじゃないと思ってたんだ、実際にそういうことがあっても不思議じゃないなって。でもまさか南雲が憑依するなんてな」
さすがや! さすが異世界ラノベマスター宇部や!
「ですが、太一さまはいかがなされましたでしょうか。わたくしがこの体を使っているということは、太一さまも別の体を使うている筈にございます」
「にゃあ!」
俺はここぞとばかりに声を上げた。前脚で自分の鼻をバンバン叩き、これでもかっちゅーほどアピールしたった。さあ、気づけ、宇部。これで気づかんやったらええかげん鈍いで、ホンマ。
急に暴れ出した俺を太一郎は「これこれ、おとなしゅうなされませ」と宥めよるが、宇部は何かに気づいたようにじっとこちらを見つめた。
太一郎が俺を抱き上げると、宇部が顔を近づけてきた。チューすんなよ?
「お前、もしかして南雲じゃね?」
キタ————————!
俺は首がもげるほどうなずいた。もげたらどうしよう。
「よっしゃ、テストしよう。太一郎も手伝え」
「はい」
宇部は俺を太一郎に抱かせると、俺に向かって言った。
「いいか、猫。お前が南雲なら、俺んところに飛び移って来い」
俺は当然のように太一郎(っていうか俺の体)から宇部の方へとジャンプした。
「今度は問題を五問出す。マルなら太一郎のところ、バツなら俺んところだ。まず第一問な。俺はヨーグルトが嫌いだ。マルかバツか」
俺は宇部の方から太一郎へと移動した。宇部のヨーグルトはいつも俺が食っとる。
「第二問。猫シュミはⅣまで出ていて、今回Ⅴが出た」
アホ言うな。俺はⅣやりたさに大急ぎで帰ろうとして階段落ちたんや。当然のように俺は宇部の方へ行った。
「よし、第三問だ。南雲太一はゲームオタクだ」
当たり前や。俺の部屋の壁には五十インチのディスプレイがある。もちろんゲーム用やで。対面にベッドがあるから、そこに座って楽しめる。もちろんベッドサイド用のワゴンにキーボードとマウスを完備して、いつもベッドの足元側に置いとる。パソコンだけやない、仕天堂のMiiやZonyのブレインステーションだってある。親父が子供時代に遊んだ歴代ソフトもコレクションしとる。いつか金に困ったら絶対高く売れるはずや。
俺が太一郎の方へ行くと、宇部は「第四問」と言った。
「俺はラノベが大嫌いだ」
んなわけあるかい! 宇部はラノベオタクで、特に異世界転生・転移ものとタイムリープものが好きなんや。だからこそこいつには期待しとるんやないかい!
「あのー、らのべとはいったい何なんでしょうか」
「気にすんな。いいから見てろ」
「はい……」
太一郎は不満気だが、どうせ言ったってわからんだろうが。
「最後の問題だ。よく聞けよ」
俺はごくりとつばを飲み込んだ。
「49685267×10568は? 余裕なら太一郎のところ、全然わかんねえならこのまま俺のところ、考える気すら起きないなら下に降りろ」
俺は素直に下に降りた。これで宇部ならわかるはずやし、その為にこの質問をしたんや。
「よーし、お前は南雲だ。間違いなく南雲だ」
宇部に抱き上げられて、俺は再び首がもげるほど頷いて「にゃー」と返事をした。
「すみません、どういうことでしょうか」
「つまりこの体の持ち主の南雲太一は、この猫に乗り移っちゃったってこと。だからお前は太一郎かもしれねーけど太一として生きなきゃなんねーの」
「この体の持ち主がこの猫に……私はどうしたらいいのでしょうか」
こっちが聞きたいわ!
「どうもこうもねえよ。そうだな、まずはこの猫を飼いたいって親に直談判して、南雲本人からいろんなこと教えてもらうのが手っ取り早いんじゃね?」
いや、どうやって教えろと?
「なるほどご本人に教えていただくのは確かに早いですね。ではまず太一さまをわたくしの飼い猫に——」
「待った!」
「はい?」
「太一さまってのやめろ。お前が太一だ」
「わたくしは太一郎ですが」
コイツなんにもわかってねえ。さすがに宇部も大きなため息をついた。
「太一郎は死んだんだろ? 今からお前は南雲太一なんだよ」
「では紛らわしいので猫にも名前をつけましょう」
「イヌでいいべ」
宇部いいセンスしてんな。
「えっ? 猫ですよ」
「だから猫の名前がイヌ!」
俺の心の声と宇部のリアル音声がハモった。
「南雲もそれでいいべや?」
「にゃあ」
「ほら、本人もイヌでいいって言ってるし、イヌな。決まり」
と、ちょうどその時五限の予鈴が鳴った。
「続きは放課後な。俺が『南雲』って呼んだら太一郎のことだからな。てかもう太一郎って名前忘れろ」
「はい。努力いたします」
で、俺はイヌやな。
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