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蜂さんの勝ち
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オオカミさんが歩いていると、皆が怖がって道を開けます。
オオカミさんがいつものように、我が物顔で威張りながら歩いていると、目の前に蜂さんが立ち塞がりました。
「なんだよ?邪魔だ。道を開けろよ」
オオカミさんが怒っても、蜂さんは怯みません。
「あなたなんか怖くないわ。私には針っていう武器があるのよ!」
「なんだと!この俺に勝てるとでも?」
「もちろんよ」
ふふん、と鼻で笑う蜂さんに、オオカミさんは向ってゆきました。
プスッ!
オオカミさんのパンチが届く前に、蜂さんの針がオオカミさんを刺したようです。
「ううっ…」
うずくまるオオカミさん。
「どう?」
蜂さんは自信満々でオオカミさんに聞きました。
「すごく気持ちいい~~~♪」
蜂さんの針は、オオカミさんのストレスのツボを見事に刺したようでした。
「ストレスが溜まってるから怒りっぽくなるのよ!ほら、ここはどう?」
プスッ! プスッ!
「あぁっ! 肩こりと腰痛のツボに見事に刺さって。あ~、効く~~♪」
オオカミさんは地面に寝そべり、蜂さんの針が効いてとても気持ちよさそうです。
「あぁ~~、もっと、もっと俺に針を打ってくれ~~♪」
すっかり蜂さんの針の虜になってしまったオオカミさん。
「そうね。私の鍼灸院にお客として来れば、もっと針を打ってあげるわよ?」
「行くっ!行くよ~~♪」
「私の勝ちね♪」
オオカミさんは、蜂さんの鍼灸院の常連客になったのでした♪
オオカミさんがいつものように、我が物顔で威張りながら歩いていると、目の前に蜂さんが立ち塞がりました。
「なんだよ?邪魔だ。道を開けろよ」
オオカミさんが怒っても、蜂さんは怯みません。
「あなたなんか怖くないわ。私には針っていう武器があるのよ!」
「なんだと!この俺に勝てるとでも?」
「もちろんよ」
ふふん、と鼻で笑う蜂さんに、オオカミさんは向ってゆきました。
プスッ!
オオカミさんのパンチが届く前に、蜂さんの針がオオカミさんを刺したようです。
「ううっ…」
うずくまるオオカミさん。
「どう?」
蜂さんは自信満々でオオカミさんに聞きました。
「すごく気持ちいい~~~♪」
蜂さんの針は、オオカミさんのストレスのツボを見事に刺したようでした。
「ストレスが溜まってるから怒りっぽくなるのよ!ほら、ここはどう?」
プスッ! プスッ!
「あぁっ! 肩こりと腰痛のツボに見事に刺さって。あ~、効く~~♪」
オオカミさんは地面に寝そべり、蜂さんの針が効いてとても気持ちよさそうです。
「あぁ~~、もっと、もっと俺に針を打ってくれ~~♪」
すっかり蜂さんの針の虜になってしまったオオカミさん。
「そうね。私の鍼灸院にお客として来れば、もっと針を打ってあげるわよ?」
「行くっ!行くよ~~♪」
「私の勝ちね♪」
オオカミさんは、蜂さんの鍼灸院の常連客になったのでした♪
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