異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓

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春の縁側で

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うららかな春の縁側で、サリナとメグが日向ぼっこしていました。

庭には春の花が咲き乱れ、ポカポカとした陽の光を浴びてご機嫌なふたりは世間話を始めました。

「うちのマルオさん、冷たくすると喜ぶのよ」
サリナが得意気に言いました。

「まぁ、変わってるわね?」
メグは不思議そうです。

「おいでって言われても、しれっとスルーすると、僕の思い通りにならないツンなところにキュンキュンするって喜ぶから、ついでに軽くパンチしてみたら可愛い、もっと殴ってって、さらに喜ぶの」

「Mなのかしら?」

「さぁ…? たまに段ボール箱に隠れてみたり、鍋に入って丸くなったり、布団に潜り込むと、ツンデレのギャップがたまらんって悶えるのよ」

「まぁ。マルオさんは、すっかりサリナさんの虜ね。私は可愛く懐くことしかできないの」

「メグさんはその分かりやすい可愛さが魅力なのよ」

「サリナさんって、ミステリアスなのね」

「うふふ。今日のおやつは何かしら~」

「美味しい缶詰が食べたいわ」

「私も~♪ カリカリより缶詰よね~」

サリナ猫さんとメグ犬さんの井戸端会議でした♪





end












動物のお話が浮かばないことが多く、これが最終話となると思います。
この作品に興味を持ってくださった方、しおりをはさんでくださった方、お気に入り登録してくださった方、ありがとうございました。
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