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キノコで大騒ぎ?
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あれからしばらくして、ニャロンさんの呪いは解けた。
呪いを解く植物の実は、まだたくさん残っていて、ニャロンさん宅で大切に保存されている。
ニャロンさん一家は喜んでアイス山の神主さんにお礼に行った。
今日はお部屋で子虎姿のカイルとゴロゴロ、もふもふ♪
つやつやなめらかな毛並みに顔を埋める。ああ、しあわせ♪
ゴロンとうつぶせに寝ると、カイルが背中を踏み踏みしてくれる。
肉球とあんよの感触が気持ちいい♪
「ルカは子供なのに、どうして背中が凝るの?」
踏み踏みしながらカイルが聞いてくる。
さぁ~?心がアラサーだからかしら~?体がかたくて~。
もっと踏み踏みして~♪
きゅっ、きゅっ、踏み、踏み、ぐり、ぐり…。
あまりの気持ちよさに眠気が…。
ぐぅ…ぐぅ…。
「あっ、ルカ。寝ちゃダメ!ぼくが寂しいじゃん!」
子虎パンチが軽く飛んできた。
ほどよい刺激♪
「もぉ~、Mになっちゃダメだよ~」
「Mじゃないよ。多分…」
なんで多分なんだよ、と自分に突っ込みをいれつつ、カイルのもふ頭をよしよしと撫でる。
「そろそろ起きようか」
「畑を散歩する~」
とカイルが言うので、レオンさんの畑をふたりで散歩してたら、なんだか怪しげな模様のキノコを発見。
ショッキングピンク水玉模様のキノコって初めて見た。
「カイル、このキノコって食べれるの?」
「これは、笑いタケだと思うよ。その隣のキノコがしゃっくりタケで、その隣がスキップが止まらないタケ」
「食べれるキノコが無いね」
「う~ん。なんかいつの間にか生えてたんだよね」
「雑草魂だね」
「そんないいものじゃないけど」
「ふふふ。良いことを聞いた。そのキノコ、私がいただこう」
どこからか怪しげな声が響いた。
「誰っ?!」
辺りを見回しても、見あたらない。
「名乗るほどの者ではないが、時々、勝手に来ている」
それって不法侵入っていうのでは?
足元を見ると、モグラに似た動物がちょこんといた。
「なんで笑いタケその他が欲しいの?」
しゃがんで聞いてみる。
「変わったものを欲しがる商人がいるんだ。買い取ってもらおうと思って」
「そう」
モグラさんが欲しそうなので、
「じゃあ、好きなだけ抜いていって。笑いタケは食べないから」とカイルが許可を出した。
モグラさんは喜んで、笑いタケの他にも怪しげな毒草など、食べれないものをたくさん抜いていった。
「雑草まで引いてくれて、助かったね」
「モグラさんも喜んでたしね」
よかったよかった、なんて言いながら、モグラさんを見送った。
その夜。
庭のそばは騒がしかった。
「ひゃ~っはっはっはっ!」
「うひょひょひょ♪」
「ひっくひっく!」
妙な笑い声が響き渡り、しゃっくりをしながらスキップをどすどす踏む騒音が、夜中続いた。
眠い目をこすりながら、何をやってるんだと様子を見に行ってみると、笑いタケやシャックリタケ、スキップタケなどを食べた魔界の毒草たちが怪しげな動きを繰り広げていた。
モグラさんは、キノコと毒草を一緒に置いておいたらしい。
お腹を空かせた魔界の毒草たちは笑いタケなどを食べて気分がハイになったようだ。
翌日、その毒草は変わり者の商人が高値で買い取ってくれて、モグラさんは欲しかった最新式の土堀り機を買えたのだった♪
呪いを解く植物の実は、まだたくさん残っていて、ニャロンさん宅で大切に保存されている。
ニャロンさん一家は喜んでアイス山の神主さんにお礼に行った。
今日はお部屋で子虎姿のカイルとゴロゴロ、もふもふ♪
つやつやなめらかな毛並みに顔を埋める。ああ、しあわせ♪
ゴロンとうつぶせに寝ると、カイルが背中を踏み踏みしてくれる。
肉球とあんよの感触が気持ちいい♪
「ルカは子供なのに、どうして背中が凝るの?」
踏み踏みしながらカイルが聞いてくる。
さぁ~?心がアラサーだからかしら~?体がかたくて~。
もっと踏み踏みして~♪
きゅっ、きゅっ、踏み、踏み、ぐり、ぐり…。
あまりの気持ちよさに眠気が…。
ぐぅ…ぐぅ…。
「あっ、ルカ。寝ちゃダメ!ぼくが寂しいじゃん!」
子虎パンチが軽く飛んできた。
ほどよい刺激♪
「もぉ~、Mになっちゃダメだよ~」
「Mじゃないよ。多分…」
なんで多分なんだよ、と自分に突っ込みをいれつつ、カイルのもふ頭をよしよしと撫でる。
「そろそろ起きようか」
「畑を散歩する~」
とカイルが言うので、レオンさんの畑をふたりで散歩してたら、なんだか怪しげな模様のキノコを発見。
ショッキングピンク水玉模様のキノコって初めて見た。
「カイル、このキノコって食べれるの?」
「これは、笑いタケだと思うよ。その隣のキノコがしゃっくりタケで、その隣がスキップが止まらないタケ」
「食べれるキノコが無いね」
「う~ん。なんかいつの間にか生えてたんだよね」
「雑草魂だね」
「そんないいものじゃないけど」
「ふふふ。良いことを聞いた。そのキノコ、私がいただこう」
どこからか怪しげな声が響いた。
「誰っ?!」
辺りを見回しても、見あたらない。
「名乗るほどの者ではないが、時々、勝手に来ている」
それって不法侵入っていうのでは?
足元を見ると、モグラに似た動物がちょこんといた。
「なんで笑いタケその他が欲しいの?」
しゃがんで聞いてみる。
「変わったものを欲しがる商人がいるんだ。買い取ってもらおうと思って」
「そう」
モグラさんが欲しそうなので、
「じゃあ、好きなだけ抜いていって。笑いタケは食べないから」とカイルが許可を出した。
モグラさんは喜んで、笑いタケの他にも怪しげな毒草など、食べれないものをたくさん抜いていった。
「雑草まで引いてくれて、助かったね」
「モグラさんも喜んでたしね」
よかったよかった、なんて言いながら、モグラさんを見送った。
その夜。
庭のそばは騒がしかった。
「ひゃ~っはっはっはっ!」
「うひょひょひょ♪」
「ひっくひっく!」
妙な笑い声が響き渡り、しゃっくりをしながらスキップをどすどす踏む騒音が、夜中続いた。
眠い目をこすりながら、何をやってるんだと様子を見に行ってみると、笑いタケやシャックリタケ、スキップタケなどを食べた魔界の毒草たちが怪しげな動きを繰り広げていた。
モグラさんは、キノコと毒草を一緒に置いておいたらしい。
お腹を空かせた魔界の毒草たちは笑いタケなどを食べて気分がハイになったようだ。
翌日、その毒草は変わり者の商人が高値で買い取ってくれて、モグラさんは欲しかった最新式の土堀り機を買えたのだった♪
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