17 / 103
焼きそばも作ってみたよ
しおりを挟む
オムレツが大好評だったので、あれからよくお料理を作っているの。
何を作っても、美味しいって言ってくれるから作り甲斐があるなぁ。
今日は何を作ろうかな♪
昼食の材料を見に畑に行くと、鶏助さん家族が楽しそうに走っていた。昼前の炎天だというのに、元気なにわとりさんだわ。
「鶏助さん。食べ頃の野菜や果物って、どれかしら?」
「おう、ルカ! これなんか今が旬の食べ頃だぜ!」
鶏助さんお勧めなのは、巨大なキャベツっぽい野菜。その隣には、人参のような野菜と、玉ねぎのような野菜の実が土から少し顔を出していた。
その向こうに、不思議な植物が風に靡いているのを見つけた。
細長いものが、ひょろひょろと風に揺れている。これはもしかして…?
「鶏助さん、これって?」
白っぽくて、触れると柔らかく弾力がある。
「ああ、それは、あまり味がしないんだが、茹でて食べるものらしい」
ぷちっとちぎって、食べてみると。
麺の木だ!
30㎝くらいの小麦粉味の麺が、何十本も木の枝から生えている!
そんなバカな!
キャベツに麺とくれば、これは、焼きそばしかないでしょう♪
デザートに果物がほしいな。
「鶏助さん、美味しい完熟果物はどれ?」
「やっぱりこれかな?」
鶏助さんは果物の実のところまで飛ぶと、サッカーのシュートを決めるがごとく、収穫した果物を数個、私に向かって飛ばしてくれた。
マンゴーっぽい、甘い匂い。完熟っていいなぁ♪
「ありがとう、鶏助さん」
「おう!分からないことがあれば、なんでも俺に聞いてくれよ!」
自信満々の鶏助さんに、子供たちが声援をおくる。お父さん、大人気だね。
あっ、そうだ!
「鶏助さんたち、もしよかったら、ここで避暑をしてね♪」
私は魔法で、畑の隅に2m四方で深さは15㎝くらいの穴を掘り、防水して水を満たした。簡易プールの出来上がり♪
興味津々の鶏助さんがそっとプールに入ると「わぁっ!気持ちいい!」とバシャバシャ水浴びを始めたので、子供たちや奥さんも次々とプールに入っていった。
子供たちは大はしゃぎで喜んでる。異世界の鶏は泳げるみたいだ。
「「「ルカちゃん、ありがと~!」」」
みんなが喜んでくれてよかった♪
鶏助さんたちに手を振り、キッチンへ。
まず、野菜や麺を洗って、風の刀でキャベツは四角く、人参は拍子切り、玉ねぎは細いくし型切りにしておく。
冷蔵庫に入っていたオーク肉は薄切りにする。
空中に大きな水の塊を出現させ、火の魔法で熱を加えて熱湯に。
塩を少々振り入れ、麺を放り込み、茹でた後、湯にさらに熱を加えて一瞬で蒸発させた。
空中に浮かぶ麺に、小さな竜巻と熱を加えながら麺をクルクルと回転させ、切っておいたキャベツ、人参、玉ねぎ、オーク肉を投入!
そして、冷蔵庫を開けると、なぜか都合よくソースがあったりするので(ご都合主義)ソースを麺と野菜にかけながら、回転した熱の中で炒める。ソースの焦げた香ばしい匂いがたまらない!
冷蔵庫にあった魚の切り身を魔法で硬くなるまで乾燥させ、風の刀でかなり薄く削る!
やっぱり焼きそばには鰹節がないとね! カツオじゃないけど、魚だから、そこそこ美味しいはず!ということにしておく。
ほろ苦い青のりのような味の薬味も畑にあったので、焼きそばを皿に盛りつけた後、上からパラパラとふった。
次はデザートを作ります。
何を作っても、美味しいって言ってくれるから作り甲斐があるなぁ。
今日は何を作ろうかな♪
昼食の材料を見に畑に行くと、鶏助さん家族が楽しそうに走っていた。昼前の炎天だというのに、元気なにわとりさんだわ。
「鶏助さん。食べ頃の野菜や果物って、どれかしら?」
「おう、ルカ! これなんか今が旬の食べ頃だぜ!」
鶏助さんお勧めなのは、巨大なキャベツっぽい野菜。その隣には、人参のような野菜と、玉ねぎのような野菜の実が土から少し顔を出していた。
その向こうに、不思議な植物が風に靡いているのを見つけた。
細長いものが、ひょろひょろと風に揺れている。これはもしかして…?
「鶏助さん、これって?」
白っぽくて、触れると柔らかく弾力がある。
「ああ、それは、あまり味がしないんだが、茹でて食べるものらしい」
ぷちっとちぎって、食べてみると。
麺の木だ!
30㎝くらいの小麦粉味の麺が、何十本も木の枝から生えている!
そんなバカな!
キャベツに麺とくれば、これは、焼きそばしかないでしょう♪
デザートに果物がほしいな。
「鶏助さん、美味しい完熟果物はどれ?」
「やっぱりこれかな?」
鶏助さんは果物の実のところまで飛ぶと、サッカーのシュートを決めるがごとく、収穫した果物を数個、私に向かって飛ばしてくれた。
マンゴーっぽい、甘い匂い。完熟っていいなぁ♪
「ありがとう、鶏助さん」
「おう!分からないことがあれば、なんでも俺に聞いてくれよ!」
自信満々の鶏助さんに、子供たちが声援をおくる。お父さん、大人気だね。
あっ、そうだ!
「鶏助さんたち、もしよかったら、ここで避暑をしてね♪」
私は魔法で、畑の隅に2m四方で深さは15㎝くらいの穴を掘り、防水して水を満たした。簡易プールの出来上がり♪
興味津々の鶏助さんがそっとプールに入ると「わぁっ!気持ちいい!」とバシャバシャ水浴びを始めたので、子供たちや奥さんも次々とプールに入っていった。
子供たちは大はしゃぎで喜んでる。異世界の鶏は泳げるみたいだ。
「「「ルカちゃん、ありがと~!」」」
みんなが喜んでくれてよかった♪
鶏助さんたちに手を振り、キッチンへ。
まず、野菜や麺を洗って、風の刀でキャベツは四角く、人参は拍子切り、玉ねぎは細いくし型切りにしておく。
冷蔵庫に入っていたオーク肉は薄切りにする。
空中に大きな水の塊を出現させ、火の魔法で熱を加えて熱湯に。
塩を少々振り入れ、麺を放り込み、茹でた後、湯にさらに熱を加えて一瞬で蒸発させた。
空中に浮かぶ麺に、小さな竜巻と熱を加えながら麺をクルクルと回転させ、切っておいたキャベツ、人参、玉ねぎ、オーク肉を投入!
そして、冷蔵庫を開けると、なぜか都合よくソースがあったりするので(ご都合主義)ソースを麺と野菜にかけながら、回転した熱の中で炒める。ソースの焦げた香ばしい匂いがたまらない!
冷蔵庫にあった魚の切り身を魔法で硬くなるまで乾燥させ、風の刀でかなり薄く削る!
やっぱり焼きそばには鰹節がないとね! カツオじゃないけど、魚だから、そこそこ美味しいはず!ということにしておく。
ほろ苦い青のりのような味の薬味も畑にあったので、焼きそばを皿に盛りつけた後、上からパラパラとふった。
次はデザートを作ります。
55
お気に入りに追加
992
あなたにおすすめの小説

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結

転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる