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【続編②】偏屈な画家③
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今度は水色の絵の具を付けた細い筆で、空の胸から腹にかけてさっさっと一筋の線を何本も描いていく。雨を描いているようだ。
「…ん…っ、ぁん…」
筆が肌の上を走る度に襲い来る甘く小さな快感に空は必死で耐える。
「筆を走らせる度に小刻みに震えて、まるで小鹿の様だな。まぁこんな姿に君のファンは興奮するのだろうな。私には分からないが。」
次に刷毛を手に取ると、空の脇の下を確認して動きを止めた。
「おや、腋窩の毛はどうした?剃っているのか?」
「い、いえ…」
質問の意図が分からなかったが、空はひとまず返答する。
「では、なにか?生えていないのか?君は17歳だと聞いているが、17歳にもなって腋窩の毛も生えていないのか?」
体毛が薄いどころかほとんど生えないことは空にとってコンプレックスで、それをストレートに指摘されて腹が立ってしまい、空は返答しなかった。
「質問に答えないか!」
ロウは空の右乳首を、今度は強く捻った。
「やぁっ!痛い!」
「ロウ先生、乱暴は困ります!」
クヌギが慌てて駆け寄り、ロウの手を抑えた。
「私の質問に答えないとは無礼にも程があるだろう。」
「すいません、空はその点にコンプレックスを持っているようで…。脇に毛がないと何か問題が?」
「毛から水滴が滴る様子を表現したかったのだ。まぁ無いものは仕方ない。続きを描くから離れてくれ。」
そう言うと、刷毛を空の脇の下に置き、脇腹を通過して腰の辺りまでいっきに描き下ろした。
「んぁぁ…ッ」
刷毛の柔らかい毛先が敏感な脇の下、脇腹、腰をいっきに擽り、その突然の快感に空は思わず身震いした。
「やれやれ、いやらしい声をあげおって。どこもかしこも感じやすい淫乱小僧だな。」
「…ッ、だからそういう言い方…!あぁ…んっ」
反抗しようとした空の言葉は、もう片方の脇の下から同じように刷毛を下ろされた事で喘ぎ声に変わった。
「…ん…っ、ぁん…」
筆が肌の上を走る度に襲い来る甘く小さな快感に空は必死で耐える。
「筆を走らせる度に小刻みに震えて、まるで小鹿の様だな。まぁこんな姿に君のファンは興奮するのだろうな。私には分からないが。」
次に刷毛を手に取ると、空の脇の下を確認して動きを止めた。
「おや、腋窩の毛はどうした?剃っているのか?」
「い、いえ…」
質問の意図が分からなかったが、空はひとまず返答する。
「では、なにか?生えていないのか?君は17歳だと聞いているが、17歳にもなって腋窩の毛も生えていないのか?」
体毛が薄いどころかほとんど生えないことは空にとってコンプレックスで、それをストレートに指摘されて腹が立ってしまい、空は返答しなかった。
「質問に答えないか!」
ロウは空の右乳首を、今度は強く捻った。
「やぁっ!痛い!」
「ロウ先生、乱暴は困ります!」
クヌギが慌てて駆け寄り、ロウの手を抑えた。
「私の質問に答えないとは無礼にも程があるだろう。」
「すいません、空はその点にコンプレックスを持っているようで…。脇に毛がないと何か問題が?」
「毛から水滴が滴る様子を表現したかったのだ。まぁ無いものは仕方ない。続きを描くから離れてくれ。」
そう言うと、刷毛を空の脇の下に置き、脇腹を通過して腰の辺りまでいっきに描き下ろした。
「んぁぁ…ッ」
刷毛の柔らかい毛先が敏感な脇の下、脇腹、腰をいっきに擽り、その突然の快感に空は思わず身震いした。
「やれやれ、いやらしい声をあげおって。どこもかしこも感じやすい淫乱小僧だな。」
「…ッ、だからそういう言い方…!あぁ…んっ」
反抗しようとした空の言葉は、もう片方の脇の下から同じように刷毛を下ろされた事で喘ぎ声に変わった。
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