狂宴〜接待させられる美少年〜

【続編②】僕の熱い身体を抱いて、全部忘れさせて①

クヌギは空を姫抱きにしたままリムジンに乗り込んだ。

そして、知り合いに連絡をし、サワタリの愚行を洗いざらい伝え、然るべき制裁を下すよう依頼した。

その知り合いは裏社会のルールを守らない者や秘密を口外しようとする者を秘密裏に処理する組織の一員であり、クヌギとは長い付き合いであった。

「…ッあぁ…ぅ」

クヌギの膝の上で空が小さな体を丸めて掠れた声をあげる。

「空、大丈夫か？辛いのか？」

「あつい…体…あッ…つい…よぉ…」

空はクヌギを見つめて言った。

熱に浮かされて赤らんだ頬、とろんとした虚ろな表情、潤んだ大きな瞳、ツンと尖った柔らかそうな唇。

今の空の姿はあまりに扇情的で、クヌギはゴクリと喉を大きく鳴らした。

先程、空の痴態を目の当たりにした時も、いけないと分かっていながらも興奮を抑えられなかった。

その上、こんな顔をされたら、もはや理性を抑えることなど到底不可能だった。

「空…どうして欲しい…？」

「…助けて…クヌギ…さ…ん…」

その空の一言は、クヌギの理性を粉々に破壊した。

リムジンの大きなソファに空を横たわらせ、羽織らせていた上着を開いた。

媚薬のせいで、先程イったばかりの空のペニスはまた固く勃ちあがっていた。

「ぁ…み…ないで…」

「どうして？こんなに綺麗なのに。」

両手で隠そうとするのをクヌギは優しく制すと、空の屹立を優しく扱いた。

「あぁんっ！！もっ、ゃ、んァァ…ッ」

空の体を電流のような快感が脊髄を駆け上がった。

「空…すまない…。昨日、謝ったばかりなのに俺は同じ過ちを繰り返そうとしている…。」

クヌギは、ガチガチに勃起した自身を取り出した。

「…お…っきい…」

空は虚ろな目でそれを見て呟いた。

「俺はもう限界だ。空の中に俺のものを挿れたい。でも、それをしたら空はもう俺の事を嫌悪するだろうな。サワタリや今までの男達のように…。」

クヌギは必死で壊れた理性の欠片を集めようとしているようだった。

「…い…いよ…」

空の小さな声が聞こえた。

「…空…？」

「…僕…も…ぅ…ぜんぶ…わすれ…たい…」

「…空…」

「ぉねがい…クヌギさ…ん…わすれさせて…？」