狂宴〜接待させられる美少年〜

【続編】衆人環視⑯

「どうせなら、しっかりと中を見てもらいましょうね。商品を100パーセント知ってから競りに入りましょう。」

鷹取はポケットから怪しげな器具を取り出した。

「これはクスコという医療器具です。これで空くんの可愛らしい体の中を拡げて見る事が出来ますよ。」

鷹取は、最初からこういう展開になると予測し、クスコを準備していた。

クスコが空の後孔に押し当てられ、孔がゆっくりと拡げられる。

「あぁん、ぃや…、拡げちゃやだぁ…っ」

空は羞恥に身を震わせる。

「お尻の中が丸見えですよ。」

拡張された空の後孔にカメラが当てられる。

「ゃ…いやぁっ！やめて…っ、なか見ないで…っ！」

空の穴の中がディスプレイに大きく移される。

「これはすごい。中の肉壁がピンク色をしています。淫靡ですね。どうですか？皆さん。見たがっていたでしょう？感想を聞かせてください。」

鷹取は、最後にあえて客席を煽った。

案の定、客席からは情欲混じりの大声が激しく飛び交った。

「す、素晴らしい！」

「まるで処女のように綺麗なピンク色だ…！」

「こんな綺麗なアナルは初めてだ！」

「襞がヒクヒクと動いて、ピンクの中肉がいやらしく蠢いていますよぉ！」

「くぱぁと口を開けて、中がよーく見えるねぇ」

「何か咥えたそうに蠢いているぅ！突っ込みたい！俺のを！」

今にも暴動が起きそうなほど、会場のボルテージは高まっていた。

無理矢理ステージに上がったりする輩がいなかったのは、この後の競りに参加出来なくなってしまう懸念があったからだ。

「…やだ…もうやだぁ！…こんなのもうやだよぉ……お願い…もうやめて…っ、僕のなか…もう覗かなぃで……ぅ、ぐすっ…ぅぅ…」

あまりの恥ずかしさに空はついに泣きじゃくってしまった。

「空くんが本格的に泣き出してしまったのでここまでにしましょう。空くん、せっかくの可愛い顔なんですから泣かないでください。では、競りに移りましょう。」

鷹取は一息ついてから言った。

「ただし、1億を超える額を提示頂けなければ、彼は売りません。私が連れて帰ります。」