9 / 436
調教師①
しおりを挟む
空が目をさましたのは、見慣れないベッドの上だった。
当たりを見渡すと、まるで高級ホテルの一室のような広くキレイな部屋だった。
ベッド脇に一人の男がおり、空に声をかけた。
「目が覚めたな。」
「あなたは…?」
「自己紹介をしていなかったな。俺の名前は島田だ。調教師をしている。」
はっとした。
この人は、オーナーと呼ばれた男の隣にいた男だ。
それと同時に昨日の情事を思い出し、空はカッと赤くなった。
「…僕を家に帰してください…」
「何度も言っているがそれはできない。お前は、この館でお客様の接待をするんだよ。早速今夜からね。」
「そんな…なんで僕なの…?もういやだ……帰らせて…お願い…」
空は、この訳の分からない状況に恐怖し、涙を流しながら懇願した。
「悪いが泣いても駄目だ。恨むなら、お前のその美しい容姿を恨むんだな、美少年よ」
島田は嘲笑うように言った。
「さて、接待までまだ時間がある。今お前は全裸だから、この館での服を与えてやる。」
全裸、と言われ自分が何も着ていないことに気付いた。
「や…っ」
慌てて、空は布団で身体を隠す。
「はは、本当に可愛いな。そういう純粋な行動がますます興奮させる。調教のしがいがありそうだ」
島田は舌なめずりをした。
当たりを見渡すと、まるで高級ホテルの一室のような広くキレイな部屋だった。
ベッド脇に一人の男がおり、空に声をかけた。
「目が覚めたな。」
「あなたは…?」
「自己紹介をしていなかったな。俺の名前は島田だ。調教師をしている。」
はっとした。
この人は、オーナーと呼ばれた男の隣にいた男だ。
それと同時に昨日の情事を思い出し、空はカッと赤くなった。
「…僕を家に帰してください…」
「何度も言っているがそれはできない。お前は、この館でお客様の接待をするんだよ。早速今夜からね。」
「そんな…なんで僕なの…?もういやだ……帰らせて…お願い…」
空は、この訳の分からない状況に恐怖し、涙を流しながら懇願した。
「悪いが泣いても駄目だ。恨むなら、お前のその美しい容姿を恨むんだな、美少年よ」
島田は嘲笑うように言った。
「さて、接待までまだ時間がある。今お前は全裸だから、この館での服を与えてやる。」
全裸、と言われ自分が何も着ていないことに気付いた。
「や…っ」
慌てて、空は布団で身体を隠す。
「はは、本当に可愛いな。そういう純粋な行動がますます興奮させる。調教のしがいがありそうだ」
島田は舌なめずりをした。
34
BLサイトが多数登録されています!→B L ♂ U N I O N、★BL♂鬼畜18禁RANK★
お気に入りに追加
2,409
あなたにおすすめの小説




別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる