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2人だけの夜(※)
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その日の夜。シメサクと葵は、薄暗い部屋のベッドの上で向かい合った。
「葵、いいのか?」
「…何回も聞かないでよ…。」
葵は、顔を赤らめた。
「あの…俺さ、うまくないと思うけど…。」
「もう、そんなのいいのに。」
葵が頬をふくらませた。その可愛さに破裂するほど胸を高鳴らせたシメサクは、葵の小さな唇にチュッと小さくキスをした。
唇を離して、お互いに見つめ合うと、更に激しいキスをした。
「…っ、んぅ、ん」
互いの唇が、銀色の糸を引いた。
「…サクのえっち…。」
そう言って、葵は目を潤ませた。
葵の服をゆっくり脱がせて、シメサクも服を脱ぐ。
「葵の体って本当に綺麗だよな。」
シメサクは、前にバスタオル姿の葵の裸を見た時の事を思い出した。
「そ、そういうの…言わないでよ…。恥ずかしいんだから…。」
葵は、林檎のように顔を真っ赤にして、毛布で体を隠すようにした。
「隠さないで。」
シメサクは、ゆっくり布団を引き剥がそうとしたけど、葵は恥ずかしがって毛布を離そうとしない。シメサクさっきよりも、うんと長いキスをした。
「んん、んぅー…、ず、るぃ…」
キスをして力が抜けたところで、シメサクは葵の毛布を勢いよく剥ぎ取った。
「葵のここ、すげぇ可愛い。」
ここ、と言って葵の小さな乳首を指で掠めた。
「ぁん…っ」
それだけで、葵は可愛らしい声を上げて、体を小刻みに痙攣させた。
シメサクは、両手で葵の両方の胸の飾りを摘んだり、弾いたりした。
「あぁ…っ、ん、ぁん、やぁ…」
葵は、声を抑えられない様子で、片手で口元を隠し、肩で息をした。
「声我慢しないで。聞きたい。」
「…や、恥ずかし…、っ、あぁん…!」
葵の右側の乳首を優しく甘噛みすると、葵は体を仰け反らせた。
「可愛い。」
シメサクの心の呟きは声に出ていた様で、葵の白い肌は赤く染まった。
シメサクは葵の胸の真ん中に吸い付く。
「ん…っ」
「キスマーク、綺麗についた。」
「…なんでそこなの?」
「葵の心臓に一番近いから。」
シメサクの一言に葵は目を少し潤ませた。
シメサクは、陶器のような綺麗で柔らかい葵の肌の上を指先でつーっとなぞった。
「ぁ…ん」
葵は、切なげに声を漏らす。シメサクは、立ち上がった葵のソレに触れた。
「大きくなってる。」
「…サクだってそうじゃん…。」
葵が手を伸ばして、シメサクのガチガチに立ち上がったものを遠慮がちに触った。
「仕方ないよ、葵が可愛すぎるんだから。」
「…恥ずかしいってば…。」
シメサクは、もじもじと恥じらう葵のソレを握り、ゆっくりと扱いてみた。
「や、あぁ…んっ、だめ…ッ」
葵は、目をギュッと瞑ったまま可愛らしく声を漏らす。
「葵、目閉じないで。ちゃんと俺を見て。」
そう言って、シメサクは葵のピンク色の先端を指でくりくりと弄った。
「あぁ…!そこだめ…!」
「葵のここ、ぬるぬるしてきた。」
葵の扇情的な姿に、シメサクはどうしても興奮が隠せなかった。
「や、もう…焦らさないで…サクが…欲しい…」
葵は消えてしまいそうな声でそう言った。
2人は、正常位の状態で向き合う。
「葵、挿れていい?」
「…うん。」
葵は、恥ずかしそうにしながらも頷いた。
小さな白いお尻の割れ目にある可愛いピンクの窄まりに、シメサクは少し緊張しながら、ゴムを装着し、ローションで濡らした自身をあてがった。
「あっ、やっ……ゆっくり…」
「あ、ごめん。」
シメサクはたどたどしくも、ゆっくりと奥へと進んだ。葵の中は、狭くて熱くて、蕩けてしまいそうだった。
「っぁ…っ」
奥に進むに従って、葵が声にならない声をあげ、それがあまりに可愛くて扇情的でシメサクは目が離せなかった。
ふと、今まで別の男達を咥えこんで来たのかと考えてしまい、嫉妬心が湧き上がりそうになるシメサクの考えを見透かしたのか、葵が言った。
「大丈夫。僕が好きなのはサクだけだよ。」
本当に葵には敵わないなとシメサクは思った。
「葵、動くよ。」
「…ぅん…ぁっん…ぅあっ、…あっ…」
シメサクは、ゆっくりと腰を動かした。葵の感じている声と吐息が聞こえる。
「あっ…はぁっ…ぁあっっ!!」
いいところを擦りつけたようで、葵は、ビクッと体を痙攣させた。シメサクは、もっと声が聞きたくて、腰を動かし、そこをグッと押し上げた。
「ぅあ!ぁッ」
「ここ、葵のいいところでしょ。」
「やぁんっ、ぁあ!…だ、め……それだめぇ…あっ!ぁっ!」
「…ッく、やば、締め付けられる…!」
「あっ!あっ! ダメッ!だめだめ……ッ、サク、イッちゃ、うよぉ!」
「…葵…ッ、俺も…!」
2人はほぼ同時に達し、果てた。
そして、また長い長いキスをした。
朝、目を覚ますと、シメサクの隣で葵が可愛らしく寝息を立てていた。
ぷくっとしたほっぺたが可愛くて、シメサクはぷにぷにとつついた。
「んー」
「わり、起こしちゃった。」
「んーん、平気。」
葵は、まぶたをこすりながら言った。
「おはよ。」
「おはよ。」
2人は、お互いに向かい合って言った。
「あのね、サク。」
「ん?」
「幸せな夢を見たんだよ。2人で雲の上に浮かんでいる夢。いつも見ていた白い壁に囲まれて逃げ出せない夢は見なかったんだ。」
葵は、そう言って笑顔を向けた。
「葵、俺さ、自分には何もないって言ったけど、ひとつ誇れることが出来たよ。こんなに葵を好きになれたことと、葵が俺を好きになってくれたこと。」
「ひとつじゃなくて、ふたつだね。」
お互いに笑い合い、お互いの視線が混ざり合う。
シメサクの瞳には葵が、葵の瞳にはシメサクが映る。
2人の心は多幸感に包まれる。
窓から差し込む朝日が眩しく、爽やかな初夏の陽気が降り注ぐ。
「葵、いいのか?」
「…何回も聞かないでよ…。」
葵は、顔を赤らめた。
「あの…俺さ、うまくないと思うけど…。」
「もう、そんなのいいのに。」
葵が頬をふくらませた。その可愛さに破裂するほど胸を高鳴らせたシメサクは、葵の小さな唇にチュッと小さくキスをした。
唇を離して、お互いに見つめ合うと、更に激しいキスをした。
「…っ、んぅ、ん」
互いの唇が、銀色の糸を引いた。
「…サクのえっち…。」
そう言って、葵は目を潤ませた。
葵の服をゆっくり脱がせて、シメサクも服を脱ぐ。
「葵の体って本当に綺麗だよな。」
シメサクは、前にバスタオル姿の葵の裸を見た時の事を思い出した。
「そ、そういうの…言わないでよ…。恥ずかしいんだから…。」
葵は、林檎のように顔を真っ赤にして、毛布で体を隠すようにした。
「隠さないで。」
シメサクは、ゆっくり布団を引き剥がそうとしたけど、葵は恥ずかしがって毛布を離そうとしない。シメサクさっきよりも、うんと長いキスをした。
「んん、んぅー…、ず、るぃ…」
キスをして力が抜けたところで、シメサクは葵の毛布を勢いよく剥ぎ取った。
「葵のここ、すげぇ可愛い。」
ここ、と言って葵の小さな乳首を指で掠めた。
「ぁん…っ」
それだけで、葵は可愛らしい声を上げて、体を小刻みに痙攣させた。
シメサクは、両手で葵の両方の胸の飾りを摘んだり、弾いたりした。
「あぁ…っ、ん、ぁん、やぁ…」
葵は、声を抑えられない様子で、片手で口元を隠し、肩で息をした。
「声我慢しないで。聞きたい。」
「…や、恥ずかし…、っ、あぁん…!」
葵の右側の乳首を優しく甘噛みすると、葵は体を仰け反らせた。
「可愛い。」
シメサクの心の呟きは声に出ていた様で、葵の白い肌は赤く染まった。
シメサクは葵の胸の真ん中に吸い付く。
「ん…っ」
「キスマーク、綺麗についた。」
「…なんでそこなの?」
「葵の心臓に一番近いから。」
シメサクの一言に葵は目を少し潤ませた。
シメサクは、陶器のような綺麗で柔らかい葵の肌の上を指先でつーっとなぞった。
「ぁ…ん」
葵は、切なげに声を漏らす。シメサクは、立ち上がった葵のソレに触れた。
「大きくなってる。」
「…サクだってそうじゃん…。」
葵が手を伸ばして、シメサクのガチガチに立ち上がったものを遠慮がちに触った。
「仕方ないよ、葵が可愛すぎるんだから。」
「…恥ずかしいってば…。」
シメサクは、もじもじと恥じらう葵のソレを握り、ゆっくりと扱いてみた。
「や、あぁ…んっ、だめ…ッ」
葵は、目をギュッと瞑ったまま可愛らしく声を漏らす。
「葵、目閉じないで。ちゃんと俺を見て。」
そう言って、シメサクは葵のピンク色の先端を指でくりくりと弄った。
「あぁ…!そこだめ…!」
「葵のここ、ぬるぬるしてきた。」
葵の扇情的な姿に、シメサクはどうしても興奮が隠せなかった。
「や、もう…焦らさないで…サクが…欲しい…」
葵は消えてしまいそうな声でそう言った。
2人は、正常位の状態で向き合う。
「葵、挿れていい?」
「…うん。」
葵は、恥ずかしそうにしながらも頷いた。
小さな白いお尻の割れ目にある可愛いピンクの窄まりに、シメサクは少し緊張しながら、ゴムを装着し、ローションで濡らした自身をあてがった。
「あっ、やっ……ゆっくり…」
「あ、ごめん。」
シメサクはたどたどしくも、ゆっくりと奥へと進んだ。葵の中は、狭くて熱くて、蕩けてしまいそうだった。
「っぁ…っ」
奥に進むに従って、葵が声にならない声をあげ、それがあまりに可愛くて扇情的でシメサクは目が離せなかった。
ふと、今まで別の男達を咥えこんで来たのかと考えてしまい、嫉妬心が湧き上がりそうになるシメサクの考えを見透かしたのか、葵が言った。
「大丈夫。僕が好きなのはサクだけだよ。」
本当に葵には敵わないなとシメサクは思った。
「葵、動くよ。」
「…ぅん…ぁっん…ぅあっ、…あっ…」
シメサクは、ゆっくりと腰を動かした。葵の感じている声と吐息が聞こえる。
「あっ…はぁっ…ぁあっっ!!」
いいところを擦りつけたようで、葵は、ビクッと体を痙攣させた。シメサクは、もっと声が聞きたくて、腰を動かし、そこをグッと押し上げた。
「ぅあ!ぁッ」
「ここ、葵のいいところでしょ。」
「やぁんっ、ぁあ!…だ、め……それだめぇ…あっ!ぁっ!」
「…ッく、やば、締め付けられる…!」
「あっ!あっ! ダメッ!だめだめ……ッ、サク、イッちゃ、うよぉ!」
「…葵…ッ、俺も…!」
2人はほぼ同時に達し、果てた。
そして、また長い長いキスをした。
朝、目を覚ますと、シメサクの隣で葵が可愛らしく寝息を立てていた。
ぷくっとしたほっぺたが可愛くて、シメサクはぷにぷにとつついた。
「んー」
「わり、起こしちゃった。」
「んーん、平気。」
葵は、まぶたをこすりながら言った。
「おはよ。」
「おはよ。」
2人は、お互いに向かい合って言った。
「あのね、サク。」
「ん?」
「幸せな夢を見たんだよ。2人で雲の上に浮かんでいる夢。いつも見ていた白い壁に囲まれて逃げ出せない夢は見なかったんだ。」
葵は、そう言って笑顔を向けた。
「葵、俺さ、自分には何もないって言ったけど、ひとつ誇れることが出来たよ。こんなに葵を好きになれたことと、葵が俺を好きになってくれたこと。」
「ひとつじゃなくて、ふたつだね。」
お互いに笑い合い、お互いの視線が混ざり合う。
シメサクの瞳には葵が、葵の瞳にはシメサクが映る。
2人の心は多幸感に包まれる。
窓から差し込む朝日が眩しく、爽やかな初夏の陽気が降り注ぐ。
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