暗殺少年

はる

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ユキトは、広めのホールで、天井から伸びたロープに万歳の状態で両手を縛られ、両足も肩幅に開いた状態で拘束されていた。

周りには黒ずくめの男達が少し離れたところに立っていた。

彼らの間から車椅子に乗ったベスが現れた。

「会いたかったわ、ユキト」

「ベス…!何のつもりだ。拘束を解け」

ユキトは、ベスを鋭い目つきで睨む。

「ユキト、あなたの毒のせいでアタシはこの有様よ。下半身は麻痺してもう動かせないわ。これからは車椅子生活よ。絶対に許さないわ…!」

「自業自得だろう?命があっただけ良かったと思え」

「ふ、どこまでも生意気なクソガキね。あなた、ここがどこだかわかる?」

「過激派集団カーネーションの本部か?」

「ええ、そうよ。ここに足を踏み入れた者は、二度と日の目を見ることは無いわ」

「は、殺せるもんなら殺してみろ」

ユキトは、強気な発言をしたものの、この状況はまずいと思っていた。

拘束され、敵の数も多い。

状況は最悪だった。

「殺すなんて勿体無いことしないわよ。今から、あなたを思う存分陵辱するわ。死にたいと思えるほどの快楽を味あわせてあげるわよ」

その言葉を合図に、ユキトの周りの床がカパッと開き、いくつもの触手が表れた。
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