暗殺少年

はる

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「ユキト君は、抜きと挿入はNGだそうだね」

男は、いきなりエロ方面の質問をしてきたが、それ目当てで指名されていることは当然ユキトもわかっていた。

「はい、すいません。新人ですので、まだご期待には応えられません。もう少し慣れてくれば良いのですが…」

任務とはいえ、知らない男に抜かれたり、挿入される事は、ユキトにとってはどうしても抵抗があったので、そういう条件付きの設定にしていたのだ。

「あぁ、構わないよ。そうだなぁ、今日のところは話をしようか。君の事を色々と教えてくれないか」

「はい。僕にも色々教えて下さい」

この日は、1時間ほど、当たり障りのない話をした。

有益な情報を引き出す事はできなかったが、話自体はそれなりに弾み、初回としてはまずまずの関係を築けたと思う。
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