ピーナッツバター

はる

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君以上に君のこと知ってる。

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side 空


「もうすぐ今年も終わるなぁ。」

「そうだねぇ。」

僕とひよしさんはこたつでぬくぬくしながらそんな話をしていた。

「今年は空の事をより一層知ることが出来た1年になりましたっと。」

「なにそれー」

急に敬語になってそんなこと言い出すから僕は笑って聞き返した。

「ん?例えば…」

ひよしさんは片手で僕の肩を抱くと、いきなり唇を重ねてきた。

「んぅ…っ、」

僕はひよしさんの胸に手を突いて離れようとしたけど、舌で唇をなぞられ、腰にぞくぞくしたものが走って、力が入らなかった。

長い口づけのあと、唇を離したひよひさんが耳元でささやいた。

「空はキスで感じる」

「やっ…ん」

「空は俺の声で感じる」

ひよしさんが耳にキスをする。

「んぁ、やだぁ」

「空のやだぁは感じてる証拠」

ひよしさんは頬から首へ指を這わす。

「や、やめてよひよしさん…!」

ひよしさんから逃げようとこたつを抜けたけど抑えられて、そのままカーペットに押し倒される。

ひよしさんが僕の首筋を舐めあげる。

「あぁん」

「空は舐められるのが大好き」

ひよしさんは、僕の喉に歯をたてる。

「ひぃあっ!」

「痛いのも好き」

「んぁ、やぁっ、もうやめてってば!」

僕の服を勢いよく捲りあげた。

「ちょ…、捲らないで…っ、やぁぁん!」

胸の突起をいきなり吸われて声が出てしまう。

「空は胸が超敏感」

ひよしさんの息が胸の突起に当たってむず痒い。

ひよしさんはそのまま顔を下に下ろし、おへそに舌をいれた。

「ひぁぁ!」

「空はおへそまで感じちゃう。そんで…」

僕のズボンを下着ごと剥ぎ取った。

「やっ、見ないで!」

「ほら、ちょっと触られただけで可愛いおちんちんはすぐ大きくなる」

ピンッとそこを弾く。

「あんっ」

「そんですぐ濡れる」

少し顔を出した先端を指の腹でヌルヌルと撫でる。

「んやぁぁ、それだめぇ」

「空のだめぇーはもっとしてぇーって事」

「ちがっ…あぁっ!やぁん」

「こうやって擦ると気持ちよくなって腰をエロくくねらせる」

「もうやめ、ぁん、やぁぁ!」

ひよしさんは僕のそれを口に含んだ。

「フェラされるともう気持ちよすぎて訳がわからなくなる」

「あぁぁん、ゃ、だめ、んぁ!ん…あぁっ」

「んで、乳首を一緒に弄るとすぐイっちまう」

ぎゅっと胸の突起を強めに摘まれた。

「やぁぁぁんっ!」

僕はひよしさんの口の中に精を放った。

ひよしさんはいつもの事と言わんばかりにそれを僕の目の前でわざとゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。

「な?空の事はもう全部知ってるぜ。空以上にな。」

「ば、バカァ!えっち!変態!」

そうやってひよしさんを罵倒する僕の顔はきっと真っ赤で涙目だと思う。

本当、ひよしさんはいつも意地悪でえっちで口が悪くてすぐドヤ顔して

マイペースで

ガサツで

短気で

急に歌い出すし

いびきもすごくうるさいし

でもすごく優しくて

かっこよくて

僕のことをいつだって大切にしてくれる。

僕だってひよしさんのこと、ひよしさん以上に知ってるんだからね、バカ。


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作者でーす。
なかなか更新できなくてすいません!
来年もピーナッツバターをよろしくお願いします!
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