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空くんの家出⑤
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「んーやっぱり少し大きいかも」
「ブフォッス!」
風呂からあがってきた結城が俺の服を着て出てきた。
その姿が可愛すぎて俺は飲んでたコーラを盛大にぶっ放してしまった。
長袖からは手が見えてないし裾も長いし、まるで服に着られてる状態。
つーかこれ、彼シャツってやつじゃねーの!?
「かなてぃ、なんで急にコーラ吹き出してるの?一気に飲んじゃった?」
ちげーよばか!
なんて言えずに俺は「すまん大丈夫だ」とか言いながらカーペットを拭いた。
結城も手伝ってくれようとして近付いてきた。
ふと鼻孔を突く石鹸の香り。
思わず結城を見る。
小さな頭からなびくサラサラとした髪の毛。
蒸気して少し赤みを帯びた頬。
小さな顔。
華奢な体。
思わず抱きしめそうになり、身を乗り出す。
が、
同じタイミングで結城は立ち上がりスマホがおいてある方へ移動した。
あぶねー、危うく熱い包容かますとこだった。
せっかく結城が俺と友達のままで居てくれるって言ってたのに。
結城は無言でじっと自分のスマホの画面を見つめてた。
「…ひよし先生からの連絡確認?」
俺は聞いた。
結城はハッとしたように「ううん、違うよ」と言った。
でも結城はわかりやすく目を潤ませていた。
「ブフォッス!」
風呂からあがってきた結城が俺の服を着て出てきた。
その姿が可愛すぎて俺は飲んでたコーラを盛大にぶっ放してしまった。
長袖からは手が見えてないし裾も長いし、まるで服に着られてる状態。
つーかこれ、彼シャツってやつじゃねーの!?
「かなてぃ、なんで急にコーラ吹き出してるの?一気に飲んじゃった?」
ちげーよばか!
なんて言えずに俺は「すまん大丈夫だ」とか言いながらカーペットを拭いた。
結城も手伝ってくれようとして近付いてきた。
ふと鼻孔を突く石鹸の香り。
思わず結城を見る。
小さな頭からなびくサラサラとした髪の毛。
蒸気して少し赤みを帯びた頬。
小さな顔。
華奢な体。
思わず抱きしめそうになり、身を乗り出す。
が、
同じタイミングで結城は立ち上がりスマホがおいてある方へ移動した。
あぶねー、危うく熱い包容かますとこだった。
せっかく結城が俺と友達のままで居てくれるって言ってたのに。
結城は無言でじっと自分のスマホの画面を見つめてた。
「…ひよし先生からの連絡確認?」
俺は聞いた。
結城はハッとしたように「ううん、違うよ」と言った。
でも結城はわかりやすく目を潤ませていた。
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