ピーナッツバター

One Summer day⑪

そんな僕の事をひよしさんはじーーーっと穴が開くほど見つめる。特に僕の下半身。

「…やだ、ひよしさん…、見ないで…」

体勢を変えられない僕は、ひよしさんにそう懇願することしかできない。

なのにひよしさんはただ無言で、目をギラギラさせながら僕のシャツの裾から下を見続ける。

「や…、も、ひよしさん…！見るのやめて…」

恥ずかしい。見られてるだけなのに身体が熱くなる。

「空、なんか膨らんできてるぜ？」

ひよしさんがニヤニヤしながら僕の股間を指差した。

つられて僕は自分のそこを見た。そこは、ひよしさんの言う通り、シャツの裾を持ち上げていた。

「やだ…っ」

僕は慌てて両手でそこを隠した。

「空、見られてるだけで勃起しちゃったな？」

「やだぁ！」

僕は羞恥に耐えられなくなって、ひよしさんを突き飛ばして部屋の外に出ようとした。

でも、待ってましたとばかりにひよしさんに捕まってしまった。

「甘いな、空。このエロパンツ履くところからここまで全部俺の策略通りだぜ」