お気に入りに追加
14
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
鎮魂の絵師
霞花怜
歴史・時代
絵師・栄松斎長喜は、蔦屋重三郎が営む耕書堂に居住する絵師だ。ある春の日に、斎藤十郎兵衛と名乗る男が連れてきた「喜乃」という名の少女とで出会う。五歳の娘とは思えぬ美貌を持ちながら、周囲の人間に異常な敵愾心を抱く喜乃に興味を引かれる。耕書堂に居住で丁稚を始めた喜乃に懐かれ、共に過ごすようになる。長喜の真似をして絵を描き始めた喜乃に、自分の師匠である鳥山石燕を紹介する長喜。石燕の暮らす吾柳庵には、二人の妖怪が居住し、石燕の世話をしていた。妖怪とも仲良くなり、石燕の指導の下、絵の才覚を現していく喜乃。「絵師にはしてやれねぇ」という蔦重の真意がわからぬまま、喜乃を見守り続ける。ある日、喜乃にずっとついて回る黒い影に気が付いて、嫌な予感を覚える長喜。どう考えても訳ありな身の上である喜乃を気に掛ける長喜に「深入りするな」と忠言する京伝。様々な人々に囲まれながらも、どこか独りぼっちな喜乃を長喜は放っておけなかった。娘を育てるような気持で喜乃に接する長喜だが、師匠の石燕もまた、孫に接するように喜乃に接する。そんなある日、石燕から「俺の似絵を描いてくれ」と頼まれる。長喜が書いた似絵は、魂を冥府に誘う道標になる。それを知る石燕からの依頼であった。
【カクヨム・小説家になろう・アルファポリスに同作品掲載中】
※各話の最後に小噺を載せているのはアルファポリスさんだけです。(カクヨムは第1章だけ載ってますが需要ないのでやめました)
水野勝成 居候報恩記
尾方佐羽
歴史・時代
⭐タイトルを替えました。
⭐『福山ご城下開端の記』もよろしくお願いします。
⭐福山城さま令和の大普請、完成おめでとうございます。
⭐2020年1月21日、5月4日に福山市の『福山城築城400年』Facebookでご紹介いただきました。https://m.facebook.com/fukuyama400/
備後福山藩初代藩主、水野勝成が若い頃放浪を重ねたあと、備中(現在の岡山県)の片隅で居候をすることになるお話です。一番鑓しかしたくない、天下無双の暴れ者が、備中の片隅で居候した末に見つけたものは何だったのでしょうか。
→本編は完結、関連の話題を適宜更新。
春雷のあと
紫乃森統子
歴史・時代
番頭の赤沢太兵衛に嫁して八年。初(はつ)には子が出来ず、婚家で冷遇されていた。夫に愛妾を迎えるよう説得するも、太兵衛は一向に頷かず、自ら離縁を申し出るべきか悩んでいた。
その矢先、領内で野盗による被害が頻発し、藩では太兵衛を筆頭として派兵することを決定する。
太兵衛の不在中、実家の八巻家を訪れた初は、昔馴染みで近習頭取を勤める宗方政之丞と再会するが……
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
劉備が勝つ三国志
みらいつりびと
歴史・時代
劉備とは楽団のような人である。
優秀な指揮者と演奏者たちがいるとき、素晴らしい音色を奏でた。
初期の劉備楽団には、指揮者がいなかった。
関羽と張飛という有能な演奏者はいたが、彼らだけではよい演奏にはならなかった。
諸葛亮という優秀なコンダクターを得て、中国史に残る名演を奏でることができた。
劉備楽団の演奏の数々と終演を描きたいと思う。史実とは異なる演奏を……。
劉備が主人公の架空戦記です。全61話。
前半は史実寄りですが、徐々に架空の物語へとシフトしていきます。
幕府海軍戦艦大和
みらいつりびと
歴史・時代
IF歴史SF短編です。全3話。
ときに西暦1853年、江戸湾にぽんぽんぽんと蒸気機関を響かせて黒船が来航したが、徳川幕府はそんなものへっちゃらだった。征夷大将軍徳川家定は余裕綽々としていた。
「大和に迎撃させよ!」と命令した。
戦艦大和が横須賀基地から出撃し、46センチ三連装砲を黒船に向けた……。
壬生狼の戦姫
天羽ヒフミ
歴史・時代
──曰く、新撰組には「壬生狼の戦姫」と言われるほどの強い女性がいたと言う。
土方歳三には最期まで想いを告げられなかった許嫁がいた。名を君菊。幼馴染であり、歳三の良き理解者であった。だが彼女は喧嘩がとんでもなく強く美しい女性だった。そんな彼女にはある秘密があって──?
激動の時代、誠を貫いた新撰組の歴史と土方歳三の愛と人生、そして君菊の人生を描いたおはなし。
参考・引用文献
土方歳三 新撰組の組織者<増補新版>新撰組結成150年
図説 新撰組 横田淳
新撰組・池田屋事件顛末記 冨成博
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
はじめまして。
私、城村城の近くに住んでおり、神社誌に郷土誌を見ながら地元の史跡などを趣味で調べてます。
まだ、肥後国衆一揆の事まではたどりついていないのですが、非常に躍動感あるお話の流れに興奮いたしました。
こちらは全て史実を基にされた創作ですか?
素晴らしいなぁと、感じております。
山鹿をさるく 様
この度は感想をいただき、ありがとうございます。城氏と隈部氏の城村城のお近くにお住まいの方からいただけるなんて!
このお話の流れ(戦況)は『清和源氏隈部家代々物語』(隈部親養著)から採らせていただいていますが、その元は『肥後國誌』になるようです。そこに、「九州もんなのに九州もんを討たねばならなかった」立花宗茂(左近統虎)と妻ぎんの煩悶を重ねてお話にしました。言葉がうまく書けていないのだけがお恥ずかしい限りです。
残念なことに、私は観光で山鹿に行ったことがあるだけで、書くための取材としては行けませんでした。柳川の「黒門の戦いの碑」も散々探してやっと見つけられたぐらいです。あとがきにも書いていますが、ぜひ機会を作って熊本に伺いたいと思っています。
地元の方に感想をいただけるのは何よりも嬉しく、幸せなことだと思っています。
山鹿をさるく様の今後ますますのご活躍を祈念申し上げます。
おがたさわ
壮絶。ただただ壮絶な物語にございました。史実としての肥後国人一揆は佐々成政切腹くらいしか知らなかったところです。
親永一党ほどのいくさ人を知らなかった我が身の不明を恥じます。当時は臥薪嘗胆の真反対を地で行く愚と嗤う者もいたでしょうが、嗤わせておけばよろしい。
関白の愚かな朝鮮出兵が破綻し、豊臣家が滅び、彼等も多少は気が晴れたかと存じます。
マスケッター様
このたび、とても貴重な感想をいただきましたのに、お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
肥後の反乱勃発から「黒門」に至る一連の戦いは、今風に言うなら不断のゲリラ戦です。戦国時代の数ある戦いの中でも、他とは性格の違うものだったと思います。
壮絶な戦いだと私も思いましたので、壮絶と表現してくださったことをとても光栄に思います。
ありがとうございます。
またどうか、ごひいきくださいませ。
マスケッター様の今後ますますのご活躍をお祈りしています。
おがたさわ
いや、おもわずイッキ読みしたたい、実によか話でした。
これは、歴史好きな熊本人ならハマるでしょう(^-^)/
勘違いなら申し訳ありませんが、作者の作品に対するこだわりと云うか愛情を感じました。
自分も最近小説を書き始めた者なんですが、スランプになってあちこち見てまわっていてココにたどり着きました。
この小説を読んで自分のスランプが解消された気分です。
自分も自分の好きな事を書いていこうと思います。
素敵な話をありがとうございます。
Michael様
感想をいただきまして、ありがとうございます。「肥後の春を待ち望む」に感想を下さった初めてのかたです。心にしっかりと刻ませていただきます。すごく嬉しいです。
書く対象のこと、愛してます。じじさまも左近もぎんちゃんも。
Michael様も書かれているのですね。「異世界忍者譚」、私も綾様の一馬のように守ろうとしてくれる方がほしいです(羨ましい)。また、魅力的な若い女性も出てきていますけれど。今後の展開が楽しみです。
九州の、いえ、熊本や鹿児島や大分が出てくるお話はまたじきに書きます。そのときはまたぜひごひいきに。