16世紀のオデュッセイア

尾方佐羽

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第3章 フィガロは広場に行く1 ニコラス・コレーリャ

同じ年に生まれるこども 1508年 フェラーラ

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<ソッラ、アルフォンソ・デステ、ルクレツィア・ボルジア(デステ)、エルコレ・デステ、そしてソッラの子>

 1508年の春が盛りを迎えようとしている頃、ソッラはダンボワーズ伯の従者とともにフェラーラにたどり着いた。

 まずソッラの目に留まったのは、ポー川が悠々と流れる景色と街を取り囲む壁だった。ポー川はイタリア半島で最も長く、130レグア(650km)にもなる。ソッラはフェラーラに来たことがなかったので、それと気付いてはいない。従者が、「奥様、フェラーラの街に入りました」と告げたから分かったのである。「奥様」とは、ミケーレ・ダ・コレーリアの奥様ということである。ソッラはダンボワーズ伯ではずっとそう呼ばれていた。
 ソッラは辺りをきょろきょろと見回す。

「大きな川を通り過ぎたけれど、あれが……」
「ポー川ですよ。ここから10レグア(50km)ほどすすんで、アドリア海に注ぎ込むのです」と従者が穏やかに告げる。
「そう……」とソッラは遠い目をする。

 アドリア海、ミケーレとリミニの海の波打ち際で戯れてから、ほんの少ししか経っていないのに。
 寒くなくなった今なら、もっと海で長い時間過ごせたのに。
 どうして、私はひとりになってしまったんだろう。
 こんなことになるなら、遠慮せずにはじめからフェラーラに行けばよかった。まだアルフォンソ様やルクレツィア様のところの方が安全だった……。

 ソッラは、自分ではどうにも変えようのないことをしきりに思っては、悲しそうに首を振るのだった。悲しみは波のように彼女に寄せてきては飲み込んで、そして沈めようとする。そんなとき、ソッラは自身の下腹部にしきりと触れていた。ミケーレとソッラの愛のあかしが、お腹の中で生きているのだ。どんな困難があっても、きちんと産まなければならない。


 この頃の女性にとって、出産は命がけの仕事だった。

 この偉大な仕事はすべて自然のままで行われ、今日のようにそれを助ける道具はなかった。出産の際に頭が出てこない場合に行なう会陰切開(えいんせっかい)もないし、会陰が裂けた場合の縫合(ほうごう)処置もない。帝王切開も死産の場合などに行われるのみだ。消毒もないし、出血を止める薬もない。それが普通のことで、ずっと続いてきた自然の摂理というものだった。したがって、出産経過や産じゅくが元で産婦が亡くなる例は今よりはるかに多かった。もちろん、こども自身が外に出る前に、あるいは外に出てすぐに亡くなってしまうこともたいへん多かった。

 それでも女はこどもを産み続けてきたのだ。
 それでもこどもは生まれ続けてきたのだ。

 ソッラも、自分の使命はお腹の子を無事に産むことだと固く心に誓っていた。

 フェラーラの中心にあるエステンセ城が旅人の目的地である。
 城、というよりは何棟かのお屋敷を継いだ巨大な館といった趣である。突き出た屋根ほどの、それほど高くはない4つの塔が目立っている。それは、フィレンツェのヴェッキオ宮殿の高塔をおっかなびっくり見ていたソッラが安心して真下を通れるほどのものだった。
 来る途中でダンボワーズ伯の従者がいろいろと説明していたが、ソッラはほとんど聞いていない。

 デステ家がこの街に持っている城はいくつかあると言っていたっけ。
 ここはデステ家の街なんだ。
 それほどの家に自分がお世話になってもいいのかしら。

 デステ家の使用人がうやうやしく出迎える中、少し緊張しているソッラは城に入る。案内される中で目に飛びこんできたのは浮き彫りの天使が置かれた曲線模様の美しい天井だった。床には幾何学的な模様、天井とはまた異なる雰囲気だが不思議と統一感があって、落ち着きを感じさせる。キラキラしていたり、ごてごてしていない。ここの城主の方がそういうのはお好きではないのかもしれないわ、とソッラは思った。

 同様に落ち着いた雰囲気の客間でソッラが従者たちと待っていると、ほどなく当主のアルフォンソ・デステが現れた。短髪に立派な髭、堂々とした体躯、軍人らしく長衣に短いズボン、タイツ姿である。まさに城主と呼ぶにふさわしい姿である。ソッラが立ち上がって寄っていこうとするのを、アルフォンソは微笑んで止めた。

「はじめまして、ソッラ・コレーリア。長旅をしてきた妊娠している女性に、立たせるなんてとんでもない。実は今、妻が臨月で少し具合がよくない。今日はあなたにはゆっくり休んでいただいて、明日、妻と話してもらえたらいいと思うのだが。あなたの居室にまずご案内しようか。この城のことなど、詳しい話はおいおいしていこう。あなたもまた、母になるのだからくれぐれも無理はしないでほしい」

 ソッラはルクレツィアに会うのを楽しみにしていたので、少しだけがっかりした。アルフォンソはいかにも軍人出の君主といった風で言葉は簡潔だが、ソッラを受け入れる前提で話しているので逆に安心できる。ソッラはおしゃべりでない男に好感を抱くのだ。
 ミケーレもそうだったことを思い出して、ソッラはまた目に涙を浮かべた。

 フェラーラ最初の夜が静かに更けていく。もう4月になっていた。
 また満月だ、とソッラは窓の外に明るく輝く月に照らされながら眠りにつく。
 亡霊でもいいからミケーレに抱かれたい、と願いながら。

 ソッラは翌朝、といってももう太陽は高く昇っていたのだが、昼近くにルクレツィアの部屋に通された。ルクレツィアはベッドの上で食事をしている。ソッラは食事が終わるまで部屋の端で待っていようとした。するとルクレツィアがソッラに手招きをする。
 近寄ったソッラの手をルクレツィアが握りしめた。

「はじめまして、ソッラ・コレーリア、もっと近くに来て。ミケロットが愛した女性の顔をよく見たいの……ごめんなさいね、こんなところでごあいさつなんて。少し浮腫が出ていて、絶対安静ってお医者さまに言われてしまったの。もう少しで出てきてくれると思うのだけれど」

 ソッラは、「いいえ、このたびは本当にありがとうございます」とその手を握り返す。温かくて、柔らかい手だった。その姿を見ると、妊娠のために体重が増えているほか、脚にむくみが出ていることが容易に分かる。折を見て脚や腕をもみほぐしてあげた方がいいかもしれない。
 ソッラはもう侍女の視点に切り替わっていた。

 このときの会見は短いものだったが、「ルクレツィアはミラノで読んだ手紙の通りの女性だ」とソッラに信じさせるに十分なものだった。
 ミケーレはルクレツィアの境遇について悲劇だと言っていたけれど、今のルクレツィアにそのような悲劇を思わせる暗さはない。妊娠後期で体調がよくないということだけだ。悲劇と言われるほどの境遇にあって、明るく振舞うというのは芯が強くなければできない。今はまだ、愛する人を失って悲嘆に暮れているソッラにとって、彼女の強さは大きな励ましになると思えた。

 とはいえ、ソッラはしばらくルクレツィアと対面できなかった。
 フェラーラ公妃はその晩から産気づいたからである。

 1508年4月5日、ルクレツィアは赤ん坊を産み落とした。アルフォンソとの間にできた初めての子は男児だった。ルクレツィアがフェラーラに嫁いで来たのは1501年のことだったから、7年越しで出来た子ということになる。アルフォンソは大喜びで男児に自身の父親の名、エルコレを与えた。
 ルクレツィアの出産は初めてではなかったものの、出血も多く、初産と同じくらいたいへんだった。
 彼女はしばらく床につき、すでに乳母が赤ん坊の世話をはじめている。

「私が赤ちゃんを産むのが先だったら、ルクレツィアさまの子と私の子に乳をやることができるのに」とソッラは無邪気に思う。
 でもソッラは、これまで赤ちゃんを産んだことがないのだ。


 さて、この頃、アルフォンソが治めるフェラーラ公国は難しい舵取りを迫られるようになっていた。

 ルクレツィアの父、前教皇アレクサンデル6世が亡くなった後に教皇となったのはユリウス2世である。彼は教皇領の基盤を磐石にするためにどこと手を組んだらよいか、試行錯誤を繰り返していた。前世紀のうちは何とかローマを守りきっていた教皇庁だったが、今世紀に入ってからは、特にフランスとの間に不安定な部分を残したままだったのだ。アレクサンデル6世と息子チェーザレ・ボルジアの時期には、まずフランスと強固な関係を築き、フランスの介入が著しくなってきた段階でスペインと手を結ぼうと考えていた。
 その矢先に教皇の死とチェーザレの追放があったものの、スペインは変わらず教皇庁に付いている。

 前世紀からのイタリア戦争はまだ断続的に続いている。

 エルコレが生まれた頃、教皇庁は新たな神聖同盟である「カンブレー同盟」を結ぶため、各国に使者を頻繁(ひんぱん)に走らせていた。そして、ルイ12世(フランス)、マクシミリアン1世(神聖ローマ帝国)、アラゴン=カスティーリャ王のフェルナンド王(スペイン)、この3国にフェラーラを加えた形で同盟が築かれることになる。
 この場合の敵はどこか。

 ヴェネツィアである。

 ヴェネツィア共和国についてはこれまでに何度か書いている。
 前教皇アレクサンデル6世の死去後、チェーザレ・ボルジアへの反感をあらわにし、ロマーニャ地方を手中にしようとしていたこと。それはオスマン帝国によって地中海の利権を次々と奪われていることに対する代替手段であること。それに加えて、かつて彼らの独占していた貿易市場がポルトガルやスペインによって開放されようとしていること――などである。ヴェネツィアはまだその国力を失ってはいなかったが、ロマーニャ地方を手に入れようと虎視眈々(こしたんたん)と狙っていたのである。

 ユリウス2世のカンブレー同盟にフェラーラが加わるのは必然だった。なぜなら、フェラーラはヴェネツィアに接しており戦いの最前線となるのが明らかだったからである。フェラーラがヴェネツィアと手を組んでしまったら、ロマーニャ地方は容易に侵入されてしまうだろう。アルフォンソ・デステがそのような戦いに長けていることはユリウス2世もよく知っていた。

 ただし、この時代の盟約は「朝令暮改」(ちょうれいぼかい)に等しい。カンブレー同盟の構成国とその敵側の構成国は、戦闘状態に置かれるこの先8年の間にころころと変わることになる。教皇庁とフランスの関係が不安定なのがその原因だ。
 それにもっとも左右されることになるのがアルフォンソ・デステである。

 しかし、1508年のエステンセの城内にそのようなきな臭い空気はまだ漂っていない。

 男子誕生に沸いたのは城の中だけではない。フェラーラの市民もこの慶事に沸いていた。
 ルクレツィアも体調が安定してくると、近隣にあるサン・ジョルジュ大聖堂へ礼拝に赴くようになった。赤ん坊は乳母が見ている。そこには侍女としてソッラも付いているが、そのお腹はすでに目立つようになっていた。ルクレツィアは、「外出を控えたほうがいいと思うけど……」と告げたが、ソッラはにこにこしてついてきた。
 すでにルクレツィアにとって、ソッラは侍女以上の、何でも話せる存在になっている。

 ミケーレにとってそうだったように。

 ソッラは自分の話をするよりも、人の話を聞くほうが好きだった。
「フィレンツェの鍛冶屋の娘の話なんて、面白くないと思います」が口癖で、ルクレツィアはソッラがそれを言うたびに笑った。それでもソッラはミケーレとのことを尋ねられると、嬉しそうに話をはじめるのだった。

 ソッラは、ミケーレがルクレツィアの夫を暗殺した話を本人から聞いていた。
 それはツクレツィアにとってたいへんな衝撃だっただろうとソッラは思う。
 その妻の私が、ここにいることはよくないのではないかしら。

 ソッラがフェラーラに来てからずっと思っていたことである。ある日、ソッラは思い切って聞いてみた。

「ルクレツィアさま、ひとつお尋ねしてもよろしいですか」
 ルクレツィアは神妙な顔をしたソッラに微笑む。
「ええ、なに?」

「ルクレツィアさまは、ミケーレのことを憎んだことはないのですか」

 ルクレツィアは少し宙を見上げて、首をかしげながら答えた。

「そうね、前にアルフォンソにも同じような質問をされたことがあったわ。そのときアルフォンソはきょとんとしていた。私の答えたことの意味がよく分からなかったみたい。でもそれは、ミケーレについてではなくて、兄のチェーザレのことだったけど。そうなの、兄もミケロットも、離れているときもあったけど、小さい時からずっと一緒だったから、どちらがどちらだか分からないわ。ミケロットを恨むなら、私は兄も恨まなければいけないわ。そうでしょう? だって命じるのは兄なんだもの。そういうことを考えながら、それに取り憑かれて生きていくのはとても淋しいことだと思うの。そう思わない?」

 ソッラはうなずいた。今度はルクレツィアが尋ねる番だ。
「私、不思議なの。ソッラってスペイン語でしょう? 私はスペインの血を受けていて、スペイン語も普通に喋るわ。あなたはスペイン語は話さないのに」
「ええ、スペイン語です。父と母はスペイン人ですが、二人が出会ったきっかけが、森で見つけた雌の狐だったと聞いたことがあります。二人のこどもはソッラ、それだけのことです」とソッラが言う。
「ふうん、ミケロットもその由来は聞いたでしょう? 彼も私と同じよ」とルクレツィアがさらに聞く。ソッラはなぜか、そこで真っ赤になっている。
 ルクレツィアはさらに不思議そうな顔になり、ソッラの目を見た。

「たぶん、見ていただいたほうがいいかもしれません」

 ソッラは恥ずかしそうに前掛けを外し、上衣のボタンを外して裸の上半身をルクレツィアに向けた。その胸は生まれてくるこどものために少し張りはじめ、下腹部は突き出てきている。
「ミケロットは、わたしの胸を見て、本当にソッラ(狐)みたいだって……ちょっとだけとんがって、乳首がつんと上を向いているのが狐の横顔みたいだって、言ってたんです。ソッラって呼ばれるたびに思い出してしまって……」

 泣き出したソッラにルクレツィアは近づき、上半身裸のままでいるソッラの背中に優しく手を伸ばした。そして抱きしめる。

「そう、そうなのね。あなたのソッラはミケロットにこよなく愛されたのね。女はたくさん愛されれば、たくさんの実りを得るものだわ。でも、この子に咥えさせたら、ミケロットに怒られてしまうかも……」
「いいえ、いいえ、ミケーレは喜ぶと思います」とソッラが涙目で言う。

 そこに乳母がエルコレを連れて入ってきた。
「今はちょうどご機嫌もよろしいようですから、お連れしました」
 ルクレツィアはエルコレを抱いて、慌てて身づくろいをしたソッラを見やる。乳母が怪訝そうな顔をする。
「ソッラ、どうしたの? 胸を丸出しにして」
「お乳をやる練習をしていたのよ。きっとソッラはよくお乳が出ると思うわ」とルクレツィアが笑う。


 ソッラは8月15日、聖母の日に出産した。臨月より少し早い。先に出産したルクレツィアの様子を見ていて精神的に安定していたのがよい影響を与えたのかもしれない。
 初産だったが数時間程度の軽い分娩(ぶんべん)になり、付いていた産婆を驚かせた。

「ああ、この子は何て親孝行なこと!」

 こどもは男の子だった。
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