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◼️番外編 清正の妻、福山の空を見上げる
【番外編付記】清正の側室、正応院の墓塔
しおりを挟む加藤清正の側室、正応院が建立した墓塔も紹介します。番外編ではほとんど触れることができませんでしたが、肥後熊本藩が改易になるまで、2代藩主・加藤忠広の生母として江戸の熊本藩屋敷の奥を取り仕切っていたのは彼女でした。
もともとは彼女は肥後のひとです。阿蘇氏の家臣・玉目氏の出自で、肥後に入封した加藤清正の側室になりました。
清正が石段やお堂を寄進した江戸の池上本門寺に彼女も篤く心を寄せました。彼女はこのお寺に多額の寄進をし、十一輪の墓塔を建立しました。
現在は八輪となっています。
改易のあと、彼女は息子の忠広に付いて庄内の地で暮らし生涯を終えました。
正式な菩提寺は鶴岡の日蓮宗本住寺にあり、ここでも息子とともに眠っています。
肥後(熊本)で生まれ嫁ぎ(側室という立場でも婚姻でしょう)、江戸に出て、庄内で生涯を終えた……漂白の後半生です。
まこと強かおなごやったと。
今しがた写真を撮ってのリリースです。
雑駁な点はご容赦ください。
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