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その21(2)
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しばらくそのままで落ち着いてきたらキュル…とお腹が鳴り
「元気出たみたいだな。よし、飯だ飯」
ダイニングテーブルに移動するとサラダにスープにお肉、中村さんは少しのワインと私はお茶のグラスが並んでいて、中村さんが全てを準備してくれたと思ったら、拗ねているような態度も悪いなと、食事を楽しむ事にしました。
乾杯して料理をひと口食べただけで
「美味しい…」
「知ってる。機嫌が直った顔になった」
「そんな一瞬で変わらないです」
「へー…じゃ…肉は要らないな…」
私の肉の皿を取り上げようとしたので、ガシッと掴んで
「ごめんなさい!取らないで!また泣きますよ!」
「どんだけだよ」
中村さんは笑ってお皿から手を離してくれました
夢中で食べていたのか私が“美味しい美味しい”と言うだけで、会話という会話はないまま、あっという間に食べてしまい、せっかくの料理を逆に申し訳ないと思っていたら
“気持ちがいい”と言ってくれ、なんだか救われた気持ちになりました
“片付けをします”とは言ったものの、食洗機があった為、全てのお皿をサッと流して食洗機に入れただけで、5時前には全て終わってしまいました
お風呂も終わっているし…まだ夕方でも早い時間です
窓から見える海だって、明るく青々としています
どうするんだろうと思っていたら、手を引かれてリビングに向かい、ガラスのローテーブルに置いてあった先程のダンボールが未開封のまま置いてありました
「もう見るのも怖いか?」
首を振りました
怖かったのは予想もしなかった宅配のお兄さんから向けられた性的な対象への目線と欲求です
中村さんもそれを分かっていたのでしょう
「彼にも悪いことをしたかもな」
考えれば、彼も被害者だったのかもしれません。そう思ったら、彼への恐怖心も無くなっていくような気がしました
悪ふざけが過ぎただけ。
中村さんに腹が立ったり嫌いにもなりませんでした
反省して“もうしない”と言ってくれた事が、何より嬉しかったのです
この出来事で2人の関係が変わってしまう事があるなら、それが1番嫌でした
「今日まで我慢してきただろうけど、どうする」
私が嫌な思いをしないように配慮してくれたのだと思います
繋がれた中村さんの手をキュッと握っていました
「延期すると…今度はいつになるか…それまでまた我慢するのか…それも止めるのか…」
身体の中がギュウっと締め付けられるようでした
我慢してきた今までが思い出され、これ以上の我慢は限界だと身体が訴えて
今日この場で報われたいと言わんばかりに、太腿を体液がツツツ…と流れたのです
驚いて慌てて両脚を閉じた事でそれに気づいた中村さんは、それが答えだと理解したのでしょう
「あぁ…そうか…スケベなオマエが喜ぶと思ってコレを頼んだんだった…な?」
その時の中村さんに変わり、身体中の毛穴が開く程の鳥肌が立ちました
「それをオレ以外に知られたくなかったってだけだろ」
腿を伝った液体を指で掬うと私の頬に擦り付け
「泣いたって何したってこんなもん垂れ流してるエロい女だもんな…」
震える身体全身が喜んでいるのを感じました
「元気出たみたいだな。よし、飯だ飯」
ダイニングテーブルに移動するとサラダにスープにお肉、中村さんは少しのワインと私はお茶のグラスが並んでいて、中村さんが全てを準備してくれたと思ったら、拗ねているような態度も悪いなと、食事を楽しむ事にしました。
乾杯して料理をひと口食べただけで
「美味しい…」
「知ってる。機嫌が直った顔になった」
「そんな一瞬で変わらないです」
「へー…じゃ…肉は要らないな…」
私の肉の皿を取り上げようとしたので、ガシッと掴んで
「ごめんなさい!取らないで!また泣きますよ!」
「どんだけだよ」
中村さんは笑ってお皿から手を離してくれました
夢中で食べていたのか私が“美味しい美味しい”と言うだけで、会話という会話はないまま、あっという間に食べてしまい、せっかくの料理を逆に申し訳ないと思っていたら
“気持ちがいい”と言ってくれ、なんだか救われた気持ちになりました
“片付けをします”とは言ったものの、食洗機があった為、全てのお皿をサッと流して食洗機に入れただけで、5時前には全て終わってしまいました
お風呂も終わっているし…まだ夕方でも早い時間です
窓から見える海だって、明るく青々としています
どうするんだろうと思っていたら、手を引かれてリビングに向かい、ガラスのローテーブルに置いてあった先程のダンボールが未開封のまま置いてありました
「もう見るのも怖いか?」
首を振りました
怖かったのは予想もしなかった宅配のお兄さんから向けられた性的な対象への目線と欲求です
中村さんもそれを分かっていたのでしょう
「彼にも悪いことをしたかもな」
考えれば、彼も被害者だったのかもしれません。そう思ったら、彼への恐怖心も無くなっていくような気がしました
悪ふざけが過ぎただけ。
中村さんに腹が立ったり嫌いにもなりませんでした
反省して“もうしない”と言ってくれた事が、何より嬉しかったのです
この出来事で2人の関係が変わってしまう事があるなら、それが1番嫌でした
「今日まで我慢してきただろうけど、どうする」
私が嫌な思いをしないように配慮してくれたのだと思います
繋がれた中村さんの手をキュッと握っていました
「延期すると…今度はいつになるか…それまでまた我慢するのか…それも止めるのか…」
身体の中がギュウっと締め付けられるようでした
我慢してきた今までが思い出され、これ以上の我慢は限界だと身体が訴えて
今日この場で報われたいと言わんばかりに、太腿を体液がツツツ…と流れたのです
驚いて慌てて両脚を閉じた事でそれに気づいた中村さんは、それが答えだと理解したのでしょう
「あぁ…そうか…スケベなオマエが喜ぶと思ってコレを頼んだんだった…な?」
その時の中村さんに変わり、身体中の毛穴が開く程の鳥肌が立ちました
「それをオレ以外に知られたくなかったってだけだろ」
腿を伝った液体を指で掬うと私の頬に擦り付け
「泣いたって何したってこんなもん垂れ流してるエロい女だもんな…」
震える身体全身が喜んでいるのを感じました
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