ソラトちゃんの日記

パンテール織

 私は、私の父・神崎誠一郎の息子として生まれた。 
 私は幼い頃から、父の仕事について聞かされていたが、特に疑問を持つことはなく、それが当たり前だと思っていたし、私自身もそう思っていた。 
 しかし、私が十二歳になった年の夏に、父は失踪した。 
 父が失踪したのは私が十三歳の時だ。 警察は何かの事件に巻き込まれて行方をくらませたのだと説明している。 私は失踪直前に言った父の言葉をずっと胸に刻みつけていた。――私は必ず生きて帰る。 
 悪童 - 3-1 - ンッ！ 
 「オラァッ！」 
 大振りな蹴りをガードした瞬間、足裏に電撃のような痛みを感じた。 同時に、痺れるような感覚が全身に広がり...... 
 いきなり視界が真っ白になり、目の前が真っ黒になると同時に意識を失った俺は目を覚ました。「......？ 
 ここは......？」 
 気がつくと見知らぬ部屋で寝ていた。ベッドの上に寝かされており、俺の服も脱がされ代わりに病院着のようなものを着せられていた。 そして体を起こすと、そこには心配そうに俺を見つめる二人の少女がいた。 一人目は俺が起きたのを見てホッと息を撫で下ろしている黒髪ロングヘアーの少女でもう一人はまだ幼い金髪ツインテールの少女だった。「......よかったぁ～......！」「まったくよ、アンタねぇ～......」 少女は安堵したように息をつくと涙目になりながら抱きついてきた。そんな少女の頭を優しく撫でるもう一人の少女。(......ん？) よく見ると二人とも同じ顔のように見えるのだが......。 それによく見たらこの部屋って......。 部屋を見渡しているとあることに気がついた。それはここが保健室だという事だ。 つまり、今俺に抱きついてきているこの二人は――。「――もしかして君たちって双子？」 そう尋ねると、二人の顔はキョトンとした表情へと変わった。「そうだよ」「......そうだけど、なんで知ってんの？」 やっぱりそうか。 この二人があの有名な“織斑一夏”と“篠ノ之箒”だと分かったのはいいが......どうしてこうなったのかが全く分からないんだよなぁ......。 
 is-black gunner- - 第3話 ンンッ！(咳払い) (改題) - ンはお好きですか......？ 

 
 is-black gunner- - 第3話 ンンッ！(咳払い) - ハーメルンはお好きですか......？ is-black gunner-第4話 
 『黒き凶鳥』 - 1-2 - ンはお好きですか......？is学園-side 
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 system- - 1-3 - ンとは...... - ンはお好きですか......？is学園-side 
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 sympatha- - episode03『blue2 ～青く燃える空の下にて～♪』 - ンはお好きですか......？is学園-side 
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 sympathar 
 island. - ジア共和国領内/某所 
 そこはとある軍事施設があった。その外観はまるで神殿のようでもあり、周囲に聳え立つ建造物や道路なども全て石材で作られたものを使用しているため、さながらファンタジー世界に存在する城塞のようにも見えた。 
 だがこれは見た目だけで実は内部構造自体は近代化されているという訳ではなく、外観よりもかなり古いものだということが見て取れた。そのため、ところどころに錆びついた部分があったり、老朽化によるひび割れなどが至る所に見られたものの、それでも尚、強固な造りになっているため崩落するといった心配はなさそうであった。しかしそんな建物の奥では戦闘訓練が行われているようで今もなお激しい音が鳴り響いており、そこかしこから銃撃戦の音が聞こえてくるなどしていた。ここはどうやら軍の施設のようだ。 
......もっとも、正確には軍というよりは政府直轄機関である国際is委員会所属の組織で、主に兵器などの研究・開発を行っている部門であり、その一環として対テロ及び敵性国家への対抗手段を模索しているという点では民間企業とも密接した繋がりもあると言えるだろう。 
 そしてそんな場所では今まさに戦闘が行われようとしているところだったのだが、どうも様子がおかしかった。なぜなら、 
 「何故だ！なぜ奴を殺せんッ！？」 
 一人の軍人と思われる男が声を荒らげている姿があり、 
 「............(ガチャン)」 
 そこにはもう一人、蒼い髪をポニーテールにして頭にヘッドバンドのようなものを付けた女性が一人佇んでいたからだ。一見するとただの人間の女性にしか見えないかもしれないが、実際のところこの女性は人間ではなかった。 
 「......ッ！？誰だ！」 
 男は突然聞こえてきた声に驚いて振り向くもすぐに顔を前に戻して