ソラトちゃんの日記

すすねソラト

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半簿下

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ある日、神によって転生した青年は、戦姫絶唱シンフォギアの物語が始まる世界に降り立つ。だが原作知識を持たない彼は、「とりあえず一期のラスボスを全員倒そう」と動き始める。そして、様々な出会いを経て、物語の真実を知る事になる......。 
 月の幻 - 1話『ノイズ』 - ンと 
 ──2年後── 
 俺は、この世界にやって来てからの日々を思い出しながら、街中で歩いていた。 
 「......」(あの事件の後、俺は何とか生きる事を諦めず必死に頑張っていた) 前世では死んだ俺だが、今世においては、ある目的を達成する為に頑張ってきたのだ。 ──それは、俺がこの世界に居る理由が関係している。 その目的とは、「アニメのキャラ達に会いたい」という物だった。 この理由は簡単で、前世において大好きなゲームがあったのだが、その中で登場するキャラクターが実際に生きていたらどれだけ楽しい事かと考えたからだ。だからこうして、アニメの世界に来れたのだから彼女達に会いに来たのである。勿論、この理由にはもう一つあり、俺はとある事情を抱えながら行動していた。 (まあ、これはまた後で話すとして......) そんな事を考えながら街の中を歩いていると、ふと目の前にあったcdショップに目が留まる。 「......そういえば今日はツヴァイウィングのライブがあるんだっけ?」 実は、二課にて風鳴翼と天羽奏のライブが行われるのを知っていたのだ。 なのでライブ当日である今日、せっかくなので俺もライブを見に行く事にしたのだ。 (折角だし、響達も誘ってみるかな? 
 どうせ暇だろうし) そう思った俺はスマホを取り出し、響達五人に連絡する。数分後、返信が来たので確認すると......。 〈ライブ会場へ行こう〉 
 俺こと暁真翔は今、都内にあるリディアン音楽院の前に来ている。何故こんな所に居るのかというと、それは響達が一緒に行きたいと言った為だ。しかしチケットは既に売り切れていた上に、今から行っても間に合わないだろう。それに彼女達も、同じ理由で既に知っている筈だ。 でも俺は行きたかったし、何より一人で行くのも味気ないので結局連れて行くことにした。それで今は、待ち合わせ場所で待っているところだ。ちなみに現在の格好についてなのだが、黒いジャケットを着て下はジーパン、上は俺の服の色違いでありフードを被っている服装をしている。傍から見れば不審者に見えるかもしれないが、こうしなければ顔や声がバレてしまう可能性が大きかった為、仕方なくこうしたのだ。「あっ! 
 お兄ちゃん!」「悪いな皆、急に誘いだして」「大丈夫だよ兄さん♪」「真翔君も一緒に行けるなら安心ですねっ」「そうだね~。これで迷子になる心配もないもんね~」「......おい未来よ、俺を何だと思ってるんだ?」 
 少年少女達の戦姫絶唱シンフォギア ~焔(ほむら)ノ歌ハ誰ヲ助ケル~ - 第1話 新たな世界へ - ん? 手紙だと......? - ンはるばぁーっ!!!??? 
 “突然だけどね、今日からここに引っ越してもらう事になりました~!” - ムン 
 “私立リディアン音学院” 
 それが俺達がいる学校の名前だ。 
 そして、そこに通う学生達は“特異災害対策機動部2課所属のオペレーター陣によって運用されている、ノイズ被災者に対する対応策を持つ者達の事を指している。(つまり俺達は今、そんな政府機関から直々に要請があってここで働いている訳だが......) 
 放課後――俺と響達に呼び出された未来の4人は、今とある教室にいた。その場所は......。 
 私立リディアン音楽院高等科の2年a組。そう、此処が響たちが通っている女子高なのだ。 
 事の始まりは昨日、響の部屋に一通の手紙が届いた事だ。内容は......『明日正午頃、特異災害機動部隊・2課本部まで来るように』というものだった。それを読んだ弦十郎さんは、すぐに行動に出た。 
 それから数時間後に迎えに来た車に乗り込み、2課へと向かったのだ。 
 「ようこそ、人類守護の砦である特異災害対策起動部二課へ!!」 そう言って弦十郎さんが手を差し出した先には、数人の男女がいた。彼らは俺がここに来る前にいた場所においてあるテレビのニュース番組にて、よく見る人達だった。 風鳴翼――風鳴(かざなり) 
 天羽奏(あもうかなで)―― 
 戦姫絶唱シンフォギア ~焔(ほむら)ノ歌ハ誰ヲ助ケル~ - episode1: 出会い/再会と再会の約束 - ンッ!!
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