ソラトちゃんの日記

フラグ分岐

 それは、物語の始まる少し前の話。 
 「ねえ、君は誰？」 
 『────』 
 「......そう、私の名前は」 
 『──────』 「────エリオット・m(ミリアム)・ウッドベル」 そうして私は彼と出会った。『そっか......ボクは“ 
 ”だよ。宜しくね！ 』 “彼”はそう言って私に手を伸ばした 
 蒼き瞳に映るのは - ep.03 それは始まりの記憶と夢 - ハーメルンは今、夢を見ている 
 ここはどこだろう？真っ暗な部屋だ 
 そして目の前には黒い影がある... 
 その影の顔はよく見えないが笑っていることはわかる しかしそれが何だかは分からない そもそもこの夢を自分はいつ見ているのだろう？これは所謂明晰夢というやつだろうか？それにしては鮮明だし感覚もハッキリしている 分からない事だらけではあるが何故か懐かしい感じさえするその光景をもう少し見ていたいと思ったけれど何故か目が冴えてきてしまい 
 私は眠りについた ─────────────夢を見た 
 遠い昔の記憶だ夢の内容はこうだった一人の少年がいたその子はとても優しい子で困っている人がいると放っておけないそんな子だった彼は私より年下なのにとても頭が良かっただから色んなことを教えてあげた勉強の仕方やいろんな物の作り方など他にもたくさん教えてあげた それを聞いて少年は嬉しそうに笑ってくれた私も嬉しかった それからしばらくして少年の元にたくさんの友達ができた私はそれを見て笑顔になったそしてその友達が少年の両親に挨拶をして一緒に住むことになった少年の名前は■■君と言うらしい私は彼の事を《兄様》と呼ぶことにした 
 とある施設にて「おい見ろよこれ！」誰かが興奮した様子で雑誌を見せてきた「なんだ？」「これ、今日発売のイベントだろ！？」