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イージーモードが許されるのは小学生まですよー
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「ある国の、聖騎士見習いである青年は世界最強の兵器“魔銃”を操りし者だった。
彼は王族から命じられ、大国・帝国との戦いに身を投じていく。その中で出会った2人の少女と共に戦場を駆ける中で......彼の心の中にはいつしかとある想いが芽生えていた―――――」 第1話:「それぞれの始まり」より
<クロスオーバー・ダークネス> - 第3話『それぞれの始まり』bパート - ハーメルンはその光景を見て一瞬息を飲むが――
(何よこれ......?)
だがすぐに我を取り戻して状況を把握する。彼女は今、森の中にいた。いや正確には森(・)か(・)ら(・)離(・)れ(・)た(・)上(・)で(・)あ(・)る(・)。見渡す限り一面の緑。木々と木漏れ日の中、小鳥たちの囀りや風に揺れる葉音、そしてどこからか聞こえる川のせせらぎだけが彼女の周囲の音を奏でている。
「......夢?」
自分の頬をつねってみるも鈍い痛みが広がるだけだった。どうやらこれは現実らしい。しかしそれならばなおさらわからない。何故自分はこんな所で眠っているのか?そもそもここはどこなのか?そんなことを考えているうちに再び眠気に襲われた。眠りたくないと思っていても瞼はどんどん重くなっていきやがて視界が闇に包まれた瞬間、意識は完全に途切れてしまった。
「――ル!起きなさい!」 自分を呼ぶ声に目を開けるとそこにいたのは白い鎧に身を包んだ金髪の女性だった。髪は金色で瞳は青色だ。歳は20代前半といった所だろうか。見たところ自分と同い年くらいだろうか?女性は心配そうな顔をしながらこちらを覗き込んでいた。
「大丈夫!?しっかりして!」「......ああうん。僕は大丈夫だよ、ちょっと気を失っていただけだから。それより君は一体誰なのさ?」 とりあえず声をかけてきた彼女にそう返答する。すると彼女はホッとした表情を浮かべると安堵するように胸を撫で下ろした。しかし彼女が何者か聞いても返事はない。それどころか何故か辺りを見渡しても誰もいないようだ。おかしいな、さっきまで確かに誰かいたはずなのに。僕がそんなことを思っていると突然彼女がこちらに向かって話しかけてくる
「私はアイリス。貴方の名前はなんて言うのかしら?」
アイリ―...そうかそれが僕の名前なのか・・・
――――――――――――――――――――――――――――
あとがき
投稿頻度遅くてすいません!!これからも不定期に書いていきますのでよろしくおねがいします!感想などお待ちしております!評価などもしてくださったら嬉しいです!作者のやる気に繋がります笑
白銀の竜が蔭に咲く - episode.11:「出会い~再会」 - ンと出会ったアイリと名乗る女性に連れられ街へと向かう道中- ~黒き神と蒼翼騎士の記憶~ - ンは目の前の女性に対しこう聞いた
「君が僕を呼んだのかい?」っと......するとアイリーはこう答えた 「ええ。貴方の持つ力を貸してほしいと思って呼んだのだけど何か不満があるかしら?」 それを聞いた途端今度はンが口を開いた
「...その力っていうのは一体なんなんだい?...もしよかったら教えてくれないかな?どんな力でも使うからさ」 そういうとアイリーは少し考え込んだ後こう言った 「.........そうね。今ここで話すよりも実際に見てもらった方が早いわね。それに貴方には知っておいてほしいしね。いいわ教えてあげましょう。――私達の過去を......」 そして彼女は語りだした自分達がまだ幼い頃の話から現在までの全てを―――――『黒より生まれし竜よ
どうか我らの導き手となりたまえ』.........この声って確か......!そう思い後ろを振り返ってみるとそこにはかつて共に戦った英雄にして自身の片割れである"蒼翼騎士アレス"の姿がそこにはあった。「アレスは私が創った存在なんだけど、今は訳あって私の魔力で作られた仮の姿になっているの。それよりも驚いたでしょ、まさか自分の姿が変わってるんだものね」 彼女の言葉を聞き少し混乱しながらも頷いた。だって彼の姿はもうこの世にいないのだから.........「彼はずっと私を守ってくれた存在なんだ。だから彼とまた会えるなんて夢みたい.........」 そう言った彼女の顔は悲しみに染まっていた。それを見た彼は思わず声をかける「君にとって彼奴は本当に大切な存在だったんだね」 そう聞くと彼女は悲しげな顔で首を縦に振りこういった「彼は私にとってとても大切な人だった。でもあの戦争で彼を喪ってしまったの」 その時の事を思い出したのか目に涙が浮かんできている。そんな彼女を見ていられなくなった彼は咄嗟にこんな言葉をかけてしまった 「ならもう一度逢
彼は王族から命じられ、大国・帝国との戦いに身を投じていく。その中で出会った2人の少女と共に戦場を駆ける中で......彼の心の中にはいつしかとある想いが芽生えていた―――――」 第1話:「それぞれの始まり」より
<クロスオーバー・ダークネス> - 第3話『それぞれの始まり』bパート - ハーメルンはその光景を見て一瞬息を飲むが――
(何よこれ......?)
だがすぐに我を取り戻して状況を把握する。彼女は今、森の中にいた。いや正確には森(・)か(・)ら(・)離(・)れ(・)た(・)上(・)で(・)あ(・)る(・)。見渡す限り一面の緑。木々と木漏れ日の中、小鳥たちの囀りや風に揺れる葉音、そしてどこからか聞こえる川のせせらぎだけが彼女の周囲の音を奏でている。
「......夢?」
自分の頬をつねってみるも鈍い痛みが広がるだけだった。どうやらこれは現実らしい。しかしそれならばなおさらわからない。何故自分はこんな所で眠っているのか?そもそもここはどこなのか?そんなことを考えているうちに再び眠気に襲われた。眠りたくないと思っていても瞼はどんどん重くなっていきやがて視界が闇に包まれた瞬間、意識は完全に途切れてしまった。
「――ル!起きなさい!」 自分を呼ぶ声に目を開けるとそこにいたのは白い鎧に身を包んだ金髪の女性だった。髪は金色で瞳は青色だ。歳は20代前半といった所だろうか。見たところ自分と同い年くらいだろうか?女性は心配そうな顔をしながらこちらを覗き込んでいた。
「大丈夫!?しっかりして!」「......ああうん。僕は大丈夫だよ、ちょっと気を失っていただけだから。それより君は一体誰なのさ?」 とりあえず声をかけてきた彼女にそう返答する。すると彼女はホッとした表情を浮かべると安堵するように胸を撫で下ろした。しかし彼女が何者か聞いても返事はない。それどころか何故か辺りを見渡しても誰もいないようだ。おかしいな、さっきまで確かに誰かいたはずなのに。僕がそんなことを思っていると突然彼女がこちらに向かって話しかけてくる
「私はアイリス。貴方の名前はなんて言うのかしら?」
アイリ―...そうかそれが僕の名前なのか・・・
――――――――――――――――――――――――――――
あとがき
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「君が僕を呼んだのかい?」っと......するとアイリーはこう答えた 「ええ。貴方の持つ力を貸してほしいと思って呼んだのだけど何か不満があるかしら?」 それを聞いた途端今度はンが口を開いた
「...その力っていうのは一体なんなんだい?...もしよかったら教えてくれないかな?どんな力でも使うからさ」 そういうとアイリーは少し考え込んだ後こう言った 「.........そうね。今ここで話すよりも実際に見てもらった方が早いわね。それに貴方には知っておいてほしいしね。いいわ教えてあげましょう。――私達の過去を......」 そして彼女は語りだした自分達がまだ幼い頃の話から現在までの全てを―――――『黒より生まれし竜よ
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