ソラトちゃんの日記

すすねソラト

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紺チューリップ

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 あるところに一匹の狐がいた。そして、その狐は化け狸で 
 化けること以外にもたくさんの能力を持っていたため人々から気味悪がられていた。 ある時、人間たちが自分らの国を作ろうとしていることを知った狐は、人間の国に忍び込んで王様や大臣たちの話に聞き耳を立てはじめた。やがて、自分の国を作るべく動き始めるが、人間たちは自分達の力だけで満足しておらず、さらに自分たちの力を結集して自分を殺そうとしていることを知り驚くことになる。このままでは、自分も殺されると感じた狐は、人間を騙すことにした。自分は騙されているんだと人間たちに言いふらすことで人間に味方する存在と敵の存在を作りだしたのだ。しかし、その行為は次第にエスカレートしていき、最終的には人間たちを洗脳してしまう結果になってしまった... 以降、ミツバチ王国の初代国王となり国の国民達のために尽くしてきた。 
 ☆登場人物・登場キャラクターの紹介★ 
 
 ・黒蜜ヒサコ(くろみつひさこ) 
 cv:白石涼子 
 本作のヒロイン1号でありメインヒロイン(?)。18歳。身長163cm。セミロングの黒髪。瞳はダークブルー系で、肌色は少し濃いめで全体的にスポーティーなイメージを感じさせる女性。 ミツバチ王国の第15代目国王である双子の姉でもある。双子らしく容姿は非常に瓜二つで見分けるのが難しく、本人達は服装を変えてもすぐにわかるらしい。 王族として生まれたことから次期国王候補としての教育を受けて育ったことや、幼い頃から運動神経が非常に良く剣術などの武芸にも秀でていたこともあり、武闘家としても非常に優秀であった。しかし、弟であるヒトナリと結婚することでミツバチ王国を守るために結婚することになり、その後まもなく弟と共に命を落とす。 
 【hunting in a sword world】~蜂毒の戦士~ - 第2話:夢の世界 - ンは再び目を覚ます。 
 「うーん...」 
 ゆっくりと体を起こして大きく伸びをする。どうやら森の中で眠りについていたようだ。周囲を見渡すと森の奥へ進むにつれてどんどん緑の色が濃くなっていく。やがて森の中心近くまで来ると木漏れ日が多くなってきて太陽の光がとても気持ちよく感じるようになった。木々の隙間から差し込む陽光はとても美しく神秘的な光景が広がっている。ふと足元に視線を移すとそこには美しい花が咲き誇っていた。 
 「......綺麗...。」 
 思わず感嘆の声が出る。辺り一面に色とりどりの花々が広がるその景色はまるで童話を彷彿させるような素敵なものであった。『.........キ...ン』「...ん?」どこからか声が聞こえてきたので周りを見渡してみるものの誰の姿もない......いや見えないと言うべきか?確かに声は聴こえているはずなのに何もその姿は見えないのである。不思議に思いつつも再び前を見るとそこには大きな樹が生えていて上に何かがあるように感じられた。そして上を見上げてみるとあることが分かったのだ。その大樹の上にはなんと人が立っていたのだ!「うわぁぁぁぁぁっ!?」突然の出来事で驚いてつい叫んでしまう俺を見てクスッと笑うような声と優しい眼差しを向けてくれたような気がした。それに答えるかのように俺はさらに驚愕する。何故ならその人影がはっきりと見えるようになったからだ。人の姿をハッキリ確認したと同時に頭の中に情報が流れ込んでくるような感覚になる。そしてそれはこの世界に関するものであることも分かった。この不思議な感覚の正体は【情報閲覧】ということなのだということが瞬時に理解出来た。しかし疑問はまだあった。何故この場所には自分とあの人影しか居ないのかということだ。その時、風が吹いて髪がなびくとともに甘い香りが漂ってきたのである。香りにつられて鼻を動かすと何やら美味しそうな香りがしているではないか!?しかもそれは間違いなく大好物のパンケーキの香りであった。まさかこれは幻覚なのか...?だがこの匂いはどんどん強くなってきているので確実に存在して存在しているのだろう。つまり目の前にいるのは...俺の夢の中の存在ということであろう。だが夢にしては感覚が妙にリアルだ。とりあえず目の前に立っている人物(?)に近づいてみることにした。そしてそっと手を触れる......するとふわっと体が浮くような感覚に襲われると同時に一気に記憶が流れこんできた!! 
 「......はっ!?」急に意識が覚醒したので慌てて起き上がり辺りを見渡すがどうやらここは現実世界のようだ。しかし先程の光景は一体何だったのだろうか?あれは本当に現実だったのかそれとも夢だったのか......でもあの声は聞き間違いではなかった。ならば一体誰が俺に話しかけて来たっていうんだ......?それからしばらく経ってからのことだった。突然家のインターホンが鳴ったと思ったら母が入ってくるなりこう言ったのだ。「ねえ聞いてちょうだい!ついに念願の女王候補が現れたわ!!」「え......」それを聞いた途端思わず呆けてしまう俺...... 
 こうして俺は転生者となったのである。それも大好きなキャラでありかつ推しでもあるキャラクターである"白雪姫"ことシロー・アマノニワとして生を受けたのだから驚きすぎて逆に声が出なかったよ...それにしても俺が女だと分かってショックじゃないかって思っていたんだがそんなことはなかったぜ。寧ろ女の子になって嬉しいと思っている自分がいたぐらいだからな
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