ソラトちゃんの日記

都市部落としの酉の法則

 「蒼天の剣」を操る少年と、蒼き飛空戦艦。そして、彼が出会った仲間たちと共に戦う、そんなありふれた英雄譚―― 
 100万人目で抜けるつもりだった聖剣の100万人目だった勇者 - 第八節 この魔人王が倒せないはずがないのだ......(偏見) - ん ゙っ！？ (ミギヅン！) 
 その男は魔人族だ！奴は強いぞぉ！(ホモは嘘つき 
 1000万人目で抜けるつもりだった聖剣の1000万人目だった勇者 - 第九節 不遜なる勇者テノール・マファール - ンは彼の事を知らないはずがなかった。 
 彼が『邪神フィーネ』に乗っ取られた勇者たちを倒した、その事実を知る由もないだろうが、彼はテノールの出自や素性を知っているのだ。 
 どうして知っているのかと言えば、この物語が1度(ひとたび)完結しているからだ。 彼は一度完結した物語に別の作者が別作品を書いたからそれを読み漁ったのだ。 それで、その物語を読んだ事があるからこそ、魔王軍幹部である彼だからこそ、この現状を把握している。 
 【本編】finish*mh4r.v実況プレイ - part.42 - ジパング編end 『無敵の魔王軍の危機的状況』より - ー 
 ラビリンシア建国王レオが倒れた時 ～ - ンッ 
 【ミギヅン！】 
 『フハハハハ！！我こそは真(まこと)なる竜種、【ドラゴニュート】なり！』ー 
 時は少し遡り。イブシマキヒコの襲来から間が空いた頃。 
 「......ふぅ......」 
 とある部屋で休憩を取りつつ椅子に座り直したレオは、一息吐ける程度に回復したので次の目的地へ向かおうと椅子から立ち上がった瞬間、 
 「――ぐぅっ！？」 
 突如胸の辺りを押さえながら膝をついてしまったのだ。 
 「......ッ！！」 
 痛みに耐えながらも、すぐに立ち上がってその場を離れようとするも――「ぐあっ......！胸が......！」 今度は胸を押さえて蹲ってしまう。 苦しみに喘ぐレオ。 それもそのはずだ。 今、彼の胸の中に宿っているのは魔核なのだ。それが突然心臓へと移動を開始し、その心臓の機能が停止しようとしているのである。「なぜ......だ......？オレは......死なないように......したのに......。なのに......こ(・)ん(・)な(・)事(・)になるなんて......！」 
 苦しむ彼に更なる不幸が襲いかかる。 突如天井が崩れてきたのだ。 そして崩れた瓦礫によって生き埋めになり始める。 そう、彼が苦しむ理由はこれだ。 今の今まで彼は封印されていたため魔力が上手く扱えず、また魔核の暴走を止めるための魔法も使う事が出来ない状態にある。そのため身体能力強化の魔法が使えないのだ。 だが、そんな事情など知らないとばかりに天井はどんどん迫ってくる。このままでは彼ごと押しつぶされてしまうだろう。 もうダメだと思ったその時だった。『ふんっ！！』 右手を前に突き出したと同時に眩い光を放つ白い龍が現れる。 それは天を貫くような巨大な体躯をした白きドラゴンであり、大きく開いた口はそのまま上に向かって咆哮を上げる。 
 fgorta 新英雄チャート - part.19 (裏ルート) - ンッ！- 第十話 - ンは再び闘技場前に立っていた。 
 現在地は先程とは違い人通りが多い街中になっている。『まさかこの短期間でここまで回復するとは予想外でした』 どうやら先程の戦闘時では、魔核を抑えるために無意識的にリミッターを掛けていたらしい。 しかしそれでも、やはりまだ本調子ではないのだろう。 身体のあちこちから煙が上がっており、今もなお苦しんでいる。『ですがこれであの少年を相手に出来るでしょう』 そう言うと、右腕を軽く振り下ろす。 刹那。彼の身体が変化を始めた。 肌の色が黒く変色し、肉食恐竜を思わせる鱗に包まれる。背中からは漆黒の大翼が生えており、臀部から伸びる尻尾や腕は鋭く尖っている。 更に両腕両足も同様に変化して鋭い爪が伸びていた。『さぁ──────────暴れましょうか！』