ソラトちゃんの日記

すすねソラト

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雪にかき乱れた月花の銃

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 「ねえ、今日は何するの?」 
 私はそう聞いた。「そうだな~、あ!あれやろっ!」と、ハルはテレビを指さした。「どれ?......え?!」 
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 雪月花 - 3-4 - ンと、突然チャイムが鳴り始めた。「もうか」「早すぎるよね」「仕方ないだろー。もう10時だぞ~」私たちは大急ぎで支度を始めた。 
 ※()内は配信中コメント『まだかな』『まだ?』『あと30分』 
 私はvtuberになりたい。 - 【2】それは夢物語 - ンは進む - ンは止まる - ハーメルジジジッ 
 「......よし、出来た!」私はノートpcに向き直ってそう言った。今作っているのはイラストだ。ちなみに今まで書いてきたのは、私がよく使っている絵師さんやフォロワーさんのキャラを元にしている。今回はそれをベースにしたものを作っているのだが―― 
 「やっぱ難しいな......」 
 そう独り言ちながら頭をかく。 
 イラストに関してはかなり得意な方だと思っているし、実際自分でもそれなりに良い線いってるとは思っているのだがどうも納得がいかない。 というのも、私は自分で言うのもなんだが結構顔に出るタイプらしく、顔に出やすいからなのか、どんなことを考えているのかとか何をしたいのかとかすぐに分かってしまうようなのだ。そしてそのせいでイラストを描くこと自体があまり得意ではないというのが現状だ。だから今回描くにあたってもなかなかイメージが固まらずこうして苦戦していたというわけだ。まあでも―― 
 「そろそろいいかな。あとは名前入れて......」 そう言ってマウスを動かしていく。とりあえず一文字入れるところまで来て一息つく。 すると突然画面にノイズが入り始め、だんだん砂嵐のような状態に変わっていく。 
 「......ん?」何かおかしいと思った瞬間だった。画面いっぱいに赤黒い光が走ったかと思うと、まるで血管が浮き出たかのような不気味な文字が大量に流れていく。「うわ!?」そのあまりの気持ち悪さに思わず悲鳴を上げた。しかしさらに悪いことは続くもので...... 
 ザーッ!!ブツン!!ビーーーーー!!!突如として大きな音と共に部屋の明かりが落ちていった。 
 雪月花 - 1-5 - ンは戻る - ンッ 
 ◇◆ 
 ピロリン♪ 
 ピロリン♪ 
 ピロン―― 
 パソコンの音ではない別の音が鳴ったことに気付き、慌てて時計を見る。11時過ぎを指していた時計は13時45分も示しており、「やっば!!」焦りながらも私は急いで部屋を飛び出した。 
 「あっぶなー、危なかった~」そう言いながら廊下をダッシュして玄関まで行きドアを開く。しかしそこは―― 
 「......あれ?」そこには外の景色が広がっていた。いつもの廊下ではなく屋外だったのだ。不思議にお思いつつもドアを閉めて外に出る。「なんで外に? 
 え~っと確か昨日寝た場所は寝室のはず――」そんなことを呟きつつ昨日の行動を思い出す。私はいつものようにベッドに入り寝たはずだ。なのにどうして外に出てしまったのだろうか? 
 そもそもここはどこなのだろうか......?「もしかして誘拐された......?」そう思った途端急に恐ろしくなってきた。一体誰が何のために私をさらったのだろう? 
 「――おーい! 
 聞こえてますかー!? 誰かいませんかぁ~!?」とその時近くの方から声が聞こえたのでそちらを向く。少し遠くに誰かが立っていたが遠すぎて顔が分からない。ただ声の高さからして女の子だろうか? とりあえず近づいてみようと思い歩を進めようとしたところで突然足元が崩れ始めた。 
 雪月花 - 1-6(裏) - ンは目覚める (了) 
 ◇◆ 
 ◇◆ 
 ◇◆ 
 ◇ 
 ◇ 
 「ふぁ~っ......」大きくあくびをしながらゆっくりと体を起こす。「ふわぁ......」目を擦りながらベッドを出てカーテンを開ける。いつもと同じ朝の風景が広がっていた。今日は土曜日なので学校があるわけではないのだが、それでも早く目が覚めてしまったのである。「んーっ」ぐっと伸びをし窓の方を見る。外はまだ太陽が出始めた頃でまだ朝陽が昇りきっていないようだった。(そういえば今何時だろう?)そう思いスマホで時間を確認しようと画面を見た瞬間―― 
 「うわっ!」スマホを持ったまま勢いよく後ろに倒れ込んだ。 倒れたときに手から離れたためスマホは空中に飛び散り、画面を下敷きにした状態で落ちた。落下時の衝撃もあってかスマホはかなり傷ついており画面は粉々になっていた。「あーあ......」ため息混じりに言いながら立ち上がり、テーブルの上で壊れてしまっているスマホを拾い集める。そしてそれを持ってリビングへと向かった。リビングに入るとテーブルには既に朝ごはんが用意されていて、私のお母さんがそれを並べていた。 
 「おはよう~」と言いながら席に座る。「はい、おはよう♪」と笑顔で挨拶してくれる。そんな笑顔を見るとやっぱり朝から幸せな気分になる。「今日もおいしそうだね~♪」そう言いながらテーブルの上に置いてある朝食を口に運ぶ。トーストに目玉焼き、ウインナーというよくある定番メニューだ。
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