ソラトちゃんの日記

すすねソラト

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上昇出来ないじゃないですか、こちら放送局

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 「やぁ、やっと会えたね。ボクはロストだよ」 - 【1】 - ンは語る - ん...ここは...? 
 目を開ける。眩しい光が見える。 
 体を起こす...辺り一面真っ白だ。 
 どうやら俺は雪の上で眠っていたようだ。 
 しかしなぜこんなところで寝ているのかさっぱりわからない。 確か今日は大学に行って、いつも通りに講義を受けていたはずだが......あれ?講義の内容思い出せないぞ。どういうことだ?まぁいっかそんなことより眠いから寝よ。 
 【2】目が覚めたら見知らぬ天井が見えた件について。いやほんと何処だここ!?知らないところで寝てたんだけど!!そしてなんで俺全裸なんだ!?え?服着てたよね俺?!しかも身体中包帯グルグル巻きじゃん!何があったし俺の身に何が起こったんだ!?混乱しているとドアが開く音がして誰か入ってきた 
 『あら~目覚めたようね~?』「あ、えっと貴女は誰ですか?」 
 そこに現れたのは綺麗な赤毛をツインテールにしてて服装はピンク色のナース服を着ている女性だった 「私は此処にいる子達の治療を担当してる者よ。君の名前はなんていうのかな?」 
 「わ、わかりません。自分の名前がわからないんです...」『それは大変ねぇ』「はい。でもこの傷の原因もわからなくて。何か知ってますか?」 そう言うと彼女は悲しそうな顔をする。あれ、なんか変なこと聞いたかな?『そうよね。まだ話してないのに話すわけないもんね...』「...もしかして貴方には知ってるんですか!?」『うん。君はね自分の心臓に穴開けられてる状態で運ばれてきたんだよ』「......へっ?」 待て待て今なんて言ったこの人。心臓に穴開けたとか言わなかったか?俺が?いやいやそんなわけがないってだって俺生きて...【3】 とりあえず落ち着いたところで話を聞くことにした。どうやらこの人は医者のようだ。なんでも俺はあの後運ばれたらしく病院に来た時に既に死亡判定されていたそうだ。つまり俺が生きている理由は医師曰く不明とのことだが一応心当たりはある。それは俺が目覚める前に見た夢の話だ。夢の話の内容をそのまま彼女に伝えると彼女は真剣な表情で聞いてくれた。話終えると医師は俺の手をとり 
 『私の担当医を呼んでくる。しばらく待っててちょうだい』と言い残し部屋を後にした。数分すると黒髪ショートで赤い瞳が特徴の白衣を着た女性と先程の赤髪の彼女が出てきた。そして医師からこう言われた『貴方の記憶を取り戻す方法を探せばもしかしたら記憶が戻るかもしれません。これからよろしくお願いします』と頭を深々と下げられた。俺の記憶を取り戻すために手伝ってくれるようだ 
 嘘です! - 3 - ンは病室を出て受付に行くと看護婦達が話していた。内容はどうやら昨日の夕方頃に病院近くの公園で男性が意識を失い倒れていたらしい。それを聞いて俺はいてもたってもいられず病院を飛び出し公園に向かった。公園に着く頃には日は既に沈み真っ暗だった。辺りを見回すとベンチに女性が座っているのを見つけたので声をかけた。 
 「あ、すいません!」「...はい?」 女性はこちらを振り返る。その瞬間女性の顔を見た瞬間驚いた。なぜならそこにいたのは自分がよく知る人だったからだ。 「え......、もしかしてお前......」「ん~、誰ですか?ナンパならお断りですよ~」(やべー!こいつだ!こいつこそが!俺の記憶にないはずの人!) この女性こそ自分の前世の記憶の中にある人物であることに気づいたのだ。(どうしよう...どう説明しよう......)目の前にいるのは紛れもなく自分の姉である藤枝ゆりかだ。しかし今ここでこの女性に会ったとしても自分は転生者だとは話せないのである。なんせ今の状態では彼女が藤枝ゆりかだと気づいていないからだ。もし仮に気づいてしまえばすぐに彼女の元に行き抱きしめてしまうだろう。それ程までに今いる彼女と再会できた喜びが大きいためか動揺してしまう。そんな状態の中突然声をかけられた。「あの~...」「うおっ!?」びっくりした。いきなり声をかけられたから思わず変な声が出てしまった。「大丈夫ですか!?なんか急に顔色悪くなってましたけど...?」心配そうに顔を覗き込んでくる。「あぁ大丈夫ですよ~ちょっとびっくりしてね」(本当は君のことで驚いてますなんて言えるわけがない...)そう思いながら苦笑いして誤魔化す。すると彼女は安心したのか笑顔になる。そして自己紹介してくれた。「私は花澤春乃って言います。あなたは?」 
 「俺かい?俺は白鳥幸太だよ。よろしく花澤さん」(うわ、名前まで同じかよ...!)「よろしくね、白鳥くん」笑顔で挨拶をしてくれる彼女を見ていると本当にゆりかと再会したことを実感した。
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