ソラトちゃんの日記

すすねソラト

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飽海郡の曇りの隙間

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このお話はtwitterで行った、作者の別作品紹介動画に載っていたものを転載して作ったものです。 
 【急募】花粉症に効く薬(ふぇきそふえるし)【おねがい】 
 ☆お笑いライブ会場『tndan』☆ - 001 お笑い劇場「マッドハッカー」~2人組結成~ (完) - ん 
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 「いやー、今日もいいお天気ですね! 
 絶好のお花見日和ですよ!」 - ンはその青年と初めて会った時、とても驚いた。 
 それは彼が今どき珍しい着物を着ていて、それがまた一昔前なら着られて当然というぐらいに似合っていたからである。だがそれ以上に目を引いたのは彼の顔つきであった。 
 彼は端正な顔をしており、どこか人を小馬鹿にしたような表情を浮かべていたのだ。その顔に似合う気だるげな表情も相まって「あぁ、こいつはきっとロクでもない奴に違いない」と一目で看破したのである。しかしそんな彼にも少し気になる事があった。「あの、もしかして貴方は、この村の出身とかですか?」 
 そう訊ねると青年は少し面倒くさそうにこう答えた。「いいえ違いますよ。僕はただ観光に来ただけです。ここら辺のことは全く知りませんので、案内していただけると助かるんですがね」 その言葉を聞き、「ああ、やっぱりね......」と思いながら彼女は言った。「観光客さんなんですか? 
 でもこの村に来るのは初めてですよね。一体どうやってここにたどり着いたんですか」 と更に質問しようとしたところで、不意にどこからか声が聞こえてきた。「おーい、誰かいるかい!?」 見るとそこには一人の男がこちらに向かってきていた。男は青年の顔を見るとこう言った。「おや、久しぶりだね。君がここに来るなんて珍しいこともあるもんだ。何か用かな?」 そんな男に青年はあっけらかんとした様子でこう答える。「実は僕、この人のお弟子さんなんですよ」 それを聞き、「えぇ!? 
 本当ですか!」と言いかけた男を遮るように、青年は更に話を進める。「それでね、僕今日初めてここで会ったおじさんから面白い話を聞いたんですよ。なんでもこの村には神様がいるっていうんですって。それも二人組の神様らしいんですけど......ちょっと興味はありません?」 すると男の表情がみるみる内に明るくなり、キラキラした瞳でこう言う。「おお! 
 神様だって! 
 これは是非とも会ってみないと損をするってもんだね! よし分かった。じゃあ早速行ってみることにしようか」 それを聞いた青年の顔は一気に綻び、「やったぁ!」と言いながら喜ぶのだった。 そして二人は男の後を追い歩き出す。 やがて男がある場所で立ち止まると言った。「ねぇお兄さん、せっかくだから一つ聞いてもいいかな?」「はい、なんでしょう」「さっきお兄さんは『この村』って言ったよね。それってどういう意味なのかな?」 すると青年は少し恥ずかしそうに笑いながらこう言った。「あーえっと、それはあれです。その昔、この辺りではある戦争が起きてたらしいんですよね。そこで神様たちが戦って、勝った方の言うことをきくってことで決着がついたそうなんですけど、その時の勝者の一人として神様がいるらしいんです。まぁ昔の人なので、今はもういないんですけどね」 それを聞くと男は目を丸くし驚いた様子でこう言った。「......へぇーそうなのかい! 
 てっきり私はこの辺に住んでるものだと思ったんだけどな。いやぁびっくりしたよ」「ええ、僕も驚きました。まさかこんなところに神様がいただなんて思わなかったなぁ。あ、あそこにいる人がその神様たちなんでしょうかね?」 そう言いながら男が指を指す方向を見る。しかしそこに神らしき存在の姿は無く、ただの民家があるだけだった。それを見て青年は少しがっかりしたように言った。「なんだ、違うのか......。残念」「うーん確かにそう見えるけどねえ。もしかするともう少し先にいるのかもね」「もうちょっと先......」 
 その時突然大きな揺れが起き、同時に遠くの方で爆発音が鳴り響く。それに気づいた男たちは慌てて村の広場へと向かう。 
 広場に到着すると、そこには大小様々な岩山と無数のゴブリンの大群があった。「うわああ!!? おい兄ちゃん! 
 助けてくれよ!!」 この中で唯一の大人であるエンリトという男性が大声で助けを求めると、それに反応したのか巨大な岩山の陰で何かが動く気配がしたかと思うと、次の瞬間一人の少年が現れた。「助けが必要か!?」「えっ!? おおっそうだぜ助けておくれよォッ!!」「ならば任せろ!!」 そう言って少年は手に持った剣を構えながら叫ぶ。「我こそは王家の血を引く者!!! 
 名をイシュタルと言う!!!!!」 そう高らかな叫びを上げると、少年は目にも止まらぬ早さでゴブリン達に向かって突っ込んでいった。「うわぁああああ!!!」「うぉおおおお!!!!」 
 転移魔王の妻 - 1話:魔王夫妻 - ンッ! 「ん......」 朝を知らせる鐘の音と共に目が覚めた俺はベッドから起き上がる。「ふぁ~よく寝た~」 
 時計を見ると午前八
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