ソラトちゃんの日記

名を散らしそば湾

 西暦2855年、勇者と魔王の戦いは、終結の日を迎えた。 
 しかし、その代償は決して軽くはなかった。 
 勇者も魔王もまた死に絶え、生き残った者たちは散り散りとなってしまった。 そんな世界で起きた物語......『戦記』に綴られる事のない戦いを生き抜いた少女たちの記録である――― 
 【凍結中】ts転生してリメイクしたから別作品扱いで良いだろ - 第1話 - ンッ 
 【tips】「神樹館小学校」四国全域にある小学校・中学校等をまとめて教育する総合機関であり、全寮制である 
 【tips】(人物)■三ノ輪銀/みーたん→原作主人公でお役目の最中に大ケガをして入院中の女の子だが、同学年にいる鷲尾須美とは顔見知りで幼馴染と言う間柄 
 ■■■■■/ナニカサレタ誰かさん/性別不明な誰かさん/？？？/神様っぽいナニカが憑依しているらしい男の子。■■■■■/ナニカサレタカハシッタ/性別不明なナニカサレタ人 
 【凍結中】ts転生してリメイクしたから別作品扱いでいいでしょ - 第2話 - ンとイネスに行ったりショッピングモールで買い物したり海に行ったり温泉に行ったり(上里家乃木家の私設部隊付き) - ンは「いずねる 
 うたわれるもの」のゲーム本編には出てこないのでセーフ - ツン 
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 「......うーん......」 
 乃木の私有地の一つの家で一人の少女がうなっていた。 
 少女の名は上里 
 乃々花といい、彼女は今悩んでいた。彼女が悩んでいるのは、あるお願いに対してだった。「今度、お泊り会したい！」「お泊まり......？」 
 そう。それは乃々花が友達の鷲尾須美と三ノ輪銀と共に行う初めての“女子だけ”のお泊り会をするという話だ。 それを聞いた乃々花は何名か友達を誘ってみたらどうかと言われたのだが、乃々花はあまりそう言ったことを得意としてはいないため、今回は遠慮していたのである。だが、流石に友達が頑張っているのだから自分も何かしないといけないと思った結果こう言う発想にいたったわけだ。そして乃々花は考えた末にこう言った。「お友達の家に行くのはいいけど、それなら私も頑張って色々準備しないと......！」 なおこの時乃々花が考えていたのは、最近発売されたrpgやアクションゲームの最新作のソフトだったりもする。 
 郡千景は勇者である - 第3話 - ンは「とわちかげ～」の第5話を視聴後【tips】「○○神社・上里家の祠堂姉妹のお話・乃木若葉ルート第9章まで」 ネタバレ注意 (タグはネタバレ回避の為一部消しています) 上里 ひなた/ひなちゃん→ヒロインの一人にして巫女さん兼勇者様。 上里グループの一人娘として生まれた上に生まれつき病弱かつ身体が弱い為、幼い頃に病院にて療養生活を送っていたが、とある事故がきっかけで勇者適正があることが発覚して四国を守る為に神樹様が作った組織『丸亀城』の城主となる。その後勇者適正者の育成に力を入れている学校の一つ『讃州中学校 
 勇者部』を作り部長を務めることになる......というのが1期における大まかな流れである。 しかしこのお話においては、上里ひなたは勇者でもなければ巫女でもないという特殊な立場にある。というのも、彼女だけが本来ならば存在しないはずの人間だからなのだ。これは上里家が勇者の家系の中でも異質な存在であり、本来なら大社によって秘匿されるべき事項であるが故に乃々花はこうして自分の悩みを相談している訳である。 実は原作開始前に既に上里家には二人の妹がいたりするのだが、その二人は本編に登場する予定は一切ない。