ソラトちゃんの日記

すすねソラト

文字の大きさ
上 下
146 / 603

激しかった馬鹿なラスボスの檻

しおりを挟む
主人公は、物語の途中で手に入れた「無敵結界」を持つアイテムを所持し、その力を使って様々な難事件に立ち向かうが、そんな彼に突然起こった出来事とは......? とまあ、そんな感じの内容です。 
 ゲーム世界のモブキャラにts転生したので楽しみたいと思う - (3)~(4) - ンは考えていた―― 
 (うーん......どうしよう......) 
 「どうしたの? 
 もしかして、また何か変なことが......」 
 不安そうな声を聞いて、レイラの顔を見たリアンだったが、彼女の言葉を聞いて安心した様子だった。(そうだよね! 
 ボクがこうして生きていられるだけでも奇跡みたいなんだから) そう自分を納得させたリアンはそのまま彼女に話を続け始めた。 「ああ、ごめんよ。でも......さっきの戦いを見てて思ったんだ。キミって『魔女』だよね?」 「え、ええ......そうだけど......あっ!!」 彼女が何かに気付いたような表情をしたのを見て、彼は話を続けた。「だったらさ、『魔法具』で変身すればいいんじゃないかな!」「......へっ!?」 リアンの口から出た突拍子もない言葉に彼女は目を丸くした。 「......えっとね、実はボクは昔から『変身術』が苦手だったんだ。だから、そんな発想もしなかったんだよね......」 彼の説明を聞いた女性は、納得したような表情をしていた。「なるほどねぇ......じゃあ仕方ないか......」 それを見たリアンも慌てて言い訳をしだした。 「いや、あの......ゴメン! ちょっと言ってみただけだから! そんなに落ち込まないで!」「......ふふっ、良いわよ。気にしてないわ♪」 その言葉を聞いてホッとしたのか、彼は話題を変えることにしたようだ。「それにしても......さっきの魔法剣士は強かったな~」 そう言うと彼は先程まで戦っていた女性の姿を思い出したようで、その姿を思い浮かべながらしみじみと言った。それを聞いた女性もそれに同調していたようだった。 「うん......あの人には本当に助けてもらったよ。何ていうか、凄く強くてかっこよかったなぁ......」 そう言った後、彼女は少し寂しそうな表情になりながら呟いた。「もし次に会ったらお礼言いたいんだけど、どこにいるんだろう......?」 しかし、それは彼女自身にも答えが分からない疑問でもあった。 だが、そんな彼女の言葉を聞いたリアンは少し考えるようなそぶりをするとこう言った。「そうだね......それなら今度会ってみたらどうかな? もしかしたらどこかで会えるかもしれないし」 「えっ!? い、いいの?」 リアンから出た提案に驚いたのか、彼女は思わず彼に聞き返す。 それに対して彼が笑顔で頷いたことで、その話はまとまったようであった。 「あ、そうそう......この近くに服飾屋があるらしいから一緒に行ってみようぜ」 「へぇーそうなんだぁ~行ってみたいかも」 それから2人は街の中を歩いていった。そして、彼らが目的の場所に着いた頃にはもう日が落ちてきていて、辺りは薄暗くなっていた。 
 「さてっと......今日はこれくらいにして、そろそろ宿を探すとするか」 そう言って、彼らは街の中心部へと向かったのだった。 
 モブキャラにts転生したので楽しみたいと思う - (5)~(?)は冒険するようです~ - ンは旅をするようです・下編 - ンとレヴナントが仲間になりました!【挿絵表示】 
 [エッヘン♪(ドヤァ!)] 
 リアン一行は今野宿の準備をしているところである。 
 リアンたちは現在『アストラル王国』という国に属しており、そこに住んでいるのだそうだ。 「よし、それじゃあまずは宿探しだな!」 そう気合を入れたのは金髪ロン毛の男性......リアンであった。 「......ん」(コクリ) そんな彼の言葉に返事をしたのはフードを深く被った小柄な少女......レイナであった。 どうやら眠いらしく、先程から目を擦りながら話を聞いているように見受けられる。 すると、突然どこからか歌のようなものが聞こえてきたではないか。 「~♪~~♪~♪♪~」 
 その音の発生源を辿ると、そこには1人の吟遊詩人らしき男性が歌を歌いながら歩いている姿が見えた。また、よく見れば他の通行人たちも立ち止まって彼の歌声に耳を傾けているではないか。 
 「すごいねあれ、あの兄ちゃんの声すごくきれいだよねぇ......!」「ホントだねぇ......なんか聞いてるだけでこっちまで楽しくなってきちゃうね♪」 
 「でもあの声ってどっかで聞いたことある気がするんだよなぁ......? 
 どこで聴いたんだっけかなぁ......?」「............ん」 (あっ......! アレかぁ~!) すると、その吟遊詩人の姿を見た途端、彼と同じ特徴を持つ人物が頭に思い浮かんだリアン。 彼はこの世界に来る前に一度同じ人物と出会っていたのだ......まぁ、前世の記憶を思い出していない状態ではあったのだが...... 彼はこの世界に来る前に一度同じ人物と出会っていたのだ......まぁ、前世の記憶を思い出していない状態ではあったのだが......
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

プラス的 異世界の過ごし方

seo
ファンタジー
 日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。  呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。  乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。 #不定期更新 #物語の進み具合のんびり #カクヨムさんでも掲載しています

転生幼女の怠惰なため息

(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン… 紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢 座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!! もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。 全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。 作者は極度のとうふメンタルとなっております…

『種族:樹人』を選んでみたら 異世界に放り出されたけれど何とかやってます

しろ卯
ファンタジー
 VRMMO『無題』をプレイしていた雪乃の前に表示された謎の選択肢、『この世界から出る』か『魔王になる』。  魔王を拒否して『この世界から出る』を選択した雪乃は、魔物である樹人の姿で異世界へと放り出されてしまう。  人間に見つかれば討伐されてしまう状況でありながら、薬草コンプリートを目指して旅に出る雪乃。  自由気ままなマンドラゴラ達や規格外なおっさん魔法使いに助けられ、振り回されながら、小さな樹人は魔王化を回避して薬草を集めることができるのか?!    天然樹人少女と暴走魔法使いが巻き起こす、ほのぼの珍道中の物語。 ※なろうさんにも掲載しています。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

追い出された万能職に新しい人生が始まりました

東堂大稀(旧:To-do)
ファンタジー
「お前、クビな」 その一言で『万能職』の青年ロアは勇者パーティーから追い出された。 『万能職』は冒険者の最底辺職だ。 冒険者ギルドの区分では『万能職』と耳触りのいい呼び方をされているが、めったにそんな呼び方をしてもらえない職業だった。 『雑用係』『運び屋』『なんでも屋』『小間使い』『見習い』。 口汚い者たちなど『寄生虫」と呼んだり、あえて『万能様』と皮肉を効かせて呼んでいた。 要するにパーティーの戦闘以外の仕事をなんでもこなす、雑用専門の最下級職だった。 その底辺職を7年も勤めた彼は、追い出されたことによって新しい人生を始める……。

全校転移!異能で異世界を巡る!?

小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。 目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。 周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。 取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。 「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」 取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。 そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。

加護とスキルでチートな異世界生活

どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!? 目を覚ますと真っ白い世界にいた! そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する! そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる 初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです ノベルバ様にも公開しております。 ※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

処理中です...