ソラトちゃんの日記

非常に嗤う妖怪の狂気

 私はただ、勇者に憧れて冒険者になった。 
 ―――――しかし、世界はどこまでも残酷で。私の故郷は、もうとっくに滅んでいたのです。 
 ―――――私は世界を救うために旅に出ました。 ―――――――この手で世界を救えるならと、そう考えていました。 ―――――――でも、やっぱり無理だったのですよ。 
 異世界転生したと思ったらミノタウロスだった件 - 2話 遭遇(encount) - ンとアルミラージが出会ったらまずどうするのか？ 1 - ンは考える。1......とにかく逃げる。2......戦法を練って攻撃する3......隙を見て逃げます。4......そもそも相手にしない5......スルー6......とりあえず逃げる 
 これが、この世界の一般的なモンスターハンターの世界における常識だ。「いやいやいや」 
 けれどもそれは普通の世界の話だ。ここは魔法や剣技が飛び交うファンタジーな世界で。しかも今私がいるここはとある洞窟の中なのだ。そして私はそんなファンタジー世界の住人ではない！「いや確かにそうだけども！」 けれど、そんなことは今はどうでもいい。重要なことじゃない。大事なのはこの先、どうすればいいかという事だけなのだから！！ 現在進行形で命がかかっているのだから！ 私は必死に考える。目の前に迫りくる『恐怖』という危機的状況に対して、どうすれば生き残ることができるのかを！！ ああ、そうだ。こんな時こそ冷静にならなければだめだ。こういう時こそ冷静になって考えないといけないのだ。例えば、今の私には何ができるのか、とかね。「......うん？」 まずは自分のステータスを確認してみよう。幸いにも視界の中に入っているので確認できるはずだ。えっと............。《熟練度が一定に達しました》 称号解放により新しいスキルを取得しました。【毛皮】・体毛が成長するにつれて色や質感が変化していく。 
 蒼穹のファフナーextra主人公機のメインカラーである青緑色の身体の一部が変化する。 また、毛並みの色によって各能力値が変動し強化される確率が上がる。 
 蒼い月は嗤う - 3話 出会い(2/2) - イン - ンは考える。どうすれば生き延びることができるのかを。 2......まずはステータスを確認するのだ。そうすればわかるはず！ 自分の今の状態がどうなっているのかを知ることができる。 鑑定のレベルが低いため詳細は分からないが、それでもわかることがあるかもしれない。 ==== 
 名前:なし種族:ゴブリン亜種性別:♀レベル:1天職:なし筋力:10体力:12耐性:8敏捷:21魔力:0魔耐:13技能:火属性適正[発動速度上昇] 
 [持続時間短縮]] 
 [効果上昇] 
 称号:なし備考:生まれてすぐに捨てられたゴブリン亜種の娘。 
 ―――――――――――――――――――――――――― 【■■■■】 lv20名前:なし種族:人間性別:男性レベル:1天職:なし筋力:30体力:60耐性:65敏捷:70魔力:35魔耐:40技能:言語理解(異世界)================== 
 気がついたら邪神に転生していた件について ～何故かログアウトできません～ - 4話 『絶望』 - ンは考える。どうすればこの状況を脱することができるのかを。 1......とりあえず穴蔵の中でじっとしていても何も始まらない。ならば外に出て何か行動しようじゃないか？ それにいつまでもここにいると空腹で死んでしまいそうな気がするからね。2......今いる場所がどんな場所かわからない以上この場所に留まり続けて餓死するのはゴメンだ。だから今は動かない方がいいと思うのだが3......ではどうすればいいのかな......？4......まず何から始めようか5......衣食住を確保しなければ6......拠点を作るのはどうだ7......食糧となるモノを確保するしかないか8......誰かと出会う為に動くべきだろう9......さてどうしたものか。 
 reincarnationer online - 05. 遭遇-3ー - ンは考えた。これからどうすればいいのかということを。「グルゥッ！！」 背後から突然そんな声が聞こえたかと思うと何かが振り下ろされる音が聞こえた。それは鈍い音と共に背中に衝撃を与えた。「......えっ」 後ろを見るとそこには先ほど自分を襲った狼型の魔物がいた。どうやら先ほどの攻撃の正体はこいつのようだ。狼型は再び大きく口を開き今度は噛み殺そうとしているようだ。「......っ！」 痛みに耐えながらも何とか逃れようとするもその牙が逃してくれるはずもなく...そのまま喉元へと喰いつかれた。そして視界が暗くなっていく中意識を失う前に見たのは自分の首元