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. .. 魔法少女の体は特殊すぎて、やばい件について
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ある時、神を名乗る存在xが「貴様には転生してもらう」と言ってきた。この身には前世の知識がある。それはいい。だが、
「なんでよりにもよってリゼロかよッ!
俺リゼロ嫌いなんだよォ!!」
そう俺が叫んだところで俺の意識は再び途切れたのだった...
return of the world - 1.2/2(前) - ンは、今だ混乱から立ち直れていないようだった。 しかしそんな彼とは対照的に、俺はどこか冷静になっていた。そして、その思考によって、俺は一つの結論に達したのだ。 ここはリゼロの世界なのか?
というものだ。
根拠としては、先程俺の前に現れた存在だ。あの存在は俺が生前プレイしたゲームのキャラクタと全く同じ姿をしていたのだ。さらに言えば、彼が神であるかもしれないなどといった突拍子もない事も考えてしまっていた。そのため、俺がこのような結論を出したのはある意味必然とも言えるものだった。ならばどうするべきか。答えは簡単だった。まずは情報収集からだ。それからでも遅くはないはずだ。とりあえず今は彼と共に行動しよう。そうして動き出した俺の耳に入ってきたものは、次のようなものだった。
「おおおおおおおおい!!助けてくれぇぇぇぇええええええ!!」
「...な、なんだよあれ!?」
目の前で暴れている異形の存在を見た彼らは一様に動揺する。そんな彼らをよそに、その化け物は次々に人間を襲っていく。このままでは彼らの命も長くないだろう。そんな時、一人の少女が悲鳴を上げながら逃げ惑う人々に向かって走り出した。 「きゃあああああああああ!!??」 少女は躓き倒れてしまう。そんな彼女へと化け物の腕が迫る。もう駄目かと思われたその時。
「危ないっ!」 少年は彼女を庇うように飛び出した。そして次の瞬間、彼は彼女の前から姿を消してしまった。
return of colorful blue ~輝きの青~ - 1.3/9 「出会い」 - ンと
「ちょっと早く着きすぎたかな...?」
俺は現在、とある喫茶店にて時間を潰していた。何故そんなことをしているのかというと、今日は待ちに待った入学式なのだ。だから、こうして早めに家を出発し時間までゆっくりすることにしたのである。幸い両親共に仕事で不在だったので、遠慮なく家を出ることができたのであった。とはいえ流石に入学式早々遅刻というのはいただけないため、こうしてのんびりしているというわけだ。ちなみに現在は時刻11時過ぎといったところだろうか。そろそろ行こうかと思い立ち上がる。するとそこには、
「いらっしゃいま......なんだ小僧じゃねぇか。こんな時間に珍しいな」
店の入り口でコーヒーを入れていたおじさんがいた。この人はこの店のおやっさんことマスターだ。俺と両親がこの街に来て間もない頃に知り合った人物であり、ここのコーヒーをよく飲んでいるうちに仲良くなった。おやっさんに挨拶を返しつつ店内を見渡す。どうやら他のお客さんはいないようだ。「今日は休みだったのか?」「まぁね。そういう君はどうしたんだい?」「俺もお前と同じで、ここで入学式の準備とかをするために早く来たんだよ」
そう言いつつカウンター席に向かい腰を下ろしてメニューを広げる。どれにしよう...サンドイッチもいいのだが、ここはやはりアイスカフェオレだな。そう思い注文してもらおうとしたその瞬間、突然警報音が鳴り響きだした。音の発生源は店の奥からのようだ。見ると壁に設置されているテレビにはニュースが流れていた。その内容によると突如謎の怪物が現れたらしく避難誘導を行っているらしい。(そういえば、あの化け物もこんな感じだったな)怪物の姿は以前俺が見たものとは別の個体だった。おそらくまた別のやつなのだろう。それにしても一体誰が襲われているのか気になる。近くにいた人達は既に脱出したようで今この場にいる人は少ないようだが。そう思っている内にいつの間にかおやっさんが目の前に来ていた。その顔からは驚愕の色が見える。「どうした?
何か驚いているようだけど...」「いや何でもない!それより坊主! お前このあと暇か!?」
いきなり何を聞いてきたかと思えばそんな事かよ...と思いつつも一応返事をしておくことにした。「...あぁ暇だが......」「だったら今すぐここを出ろ!! ここにいてはもうじき奴らが来るぞ!!」「はぁ...?
あんた何言ってるんだ......?
ここには俺以外の客はいねぇよ?」「......えっ」 困惑しつつそう言うと、おやっさんは目を丸くしてしまった。その時、再びサイレンが鳴り響いた。それに気づいたのか周りの人達が慌てて逃げ始める。その途中で何人か転んでしまっている人が見えたが、それを助けている余裕などなかった。
ghostrider:do you remember?【仮面ライダー×グリッドマン】 - 第2話 - ンは夢を見ていた。それは遠い昔の記憶である。かつて自分はまだ子供でありながらとある戦士として戦っていた。しかしある時、彼は大切な者を失ってしまうことになる。戦いの中、彼は自ら進んで犠牲になる道を選ぶようになる。そしていつしか彼は、自分の身を犠牲にしてまでも守るべき大切なもののためならば命を投げ出すことができるようになっていたのであった...
ghostrider:do you remember?【仮面ライダー×グリッドマン】
「なんでよりにもよってリゼロかよッ!
俺リゼロ嫌いなんだよォ!!」
そう俺が叫んだところで俺の意識は再び途切れたのだった...
return of the world - 1.2/2(前) - ンは、今だ混乱から立ち直れていないようだった。 しかしそんな彼とは対照的に、俺はどこか冷静になっていた。そして、その思考によって、俺は一つの結論に達したのだ。 ここはリゼロの世界なのか?
というものだ。
根拠としては、先程俺の前に現れた存在だ。あの存在は俺が生前プレイしたゲームのキャラクタと全く同じ姿をしていたのだ。さらに言えば、彼が神であるかもしれないなどといった突拍子もない事も考えてしまっていた。そのため、俺がこのような結論を出したのはある意味必然とも言えるものだった。ならばどうするべきか。答えは簡単だった。まずは情報収集からだ。それからでも遅くはないはずだ。とりあえず今は彼と共に行動しよう。そうして動き出した俺の耳に入ってきたものは、次のようなものだった。
「おおおおおおおおい!!助けてくれぇぇぇぇええええええ!!」
「...な、なんだよあれ!?」
目の前で暴れている異形の存在を見た彼らは一様に動揺する。そんな彼らをよそに、その化け物は次々に人間を襲っていく。このままでは彼らの命も長くないだろう。そんな時、一人の少女が悲鳴を上げながら逃げ惑う人々に向かって走り出した。 「きゃあああああああああ!!??」 少女は躓き倒れてしまう。そんな彼女へと化け物の腕が迫る。もう駄目かと思われたその時。
「危ないっ!」 少年は彼女を庇うように飛び出した。そして次の瞬間、彼は彼女の前から姿を消してしまった。
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「ちょっと早く着きすぎたかな...?」
俺は現在、とある喫茶店にて時間を潰していた。何故そんなことをしているのかというと、今日は待ちに待った入学式なのだ。だから、こうして早めに家を出発し時間までゆっくりすることにしたのである。幸い両親共に仕事で不在だったので、遠慮なく家を出ることができたのであった。とはいえ流石に入学式早々遅刻というのはいただけないため、こうしてのんびりしているというわけだ。ちなみに現在は時刻11時過ぎといったところだろうか。そろそろ行こうかと思い立ち上がる。するとそこには、
「いらっしゃいま......なんだ小僧じゃねぇか。こんな時間に珍しいな」
店の入り口でコーヒーを入れていたおじさんがいた。この人はこの店のおやっさんことマスターだ。俺と両親がこの街に来て間もない頃に知り合った人物であり、ここのコーヒーをよく飲んでいるうちに仲良くなった。おやっさんに挨拶を返しつつ店内を見渡す。どうやら他のお客さんはいないようだ。「今日は休みだったのか?」「まぁね。そういう君はどうしたんだい?」「俺もお前と同じで、ここで入学式の準備とかをするために早く来たんだよ」
そう言いつつカウンター席に向かい腰を下ろしてメニューを広げる。どれにしよう...サンドイッチもいいのだが、ここはやはりアイスカフェオレだな。そう思い注文してもらおうとしたその瞬間、突然警報音が鳴り響きだした。音の発生源は店の奥からのようだ。見ると壁に設置されているテレビにはニュースが流れていた。その内容によると突如謎の怪物が現れたらしく避難誘導を行っているらしい。(そういえば、あの化け物もこんな感じだったな)怪物の姿は以前俺が見たものとは別の個体だった。おそらくまた別のやつなのだろう。それにしても一体誰が襲われているのか気になる。近くにいた人達は既に脱出したようで今この場にいる人は少ないようだが。そう思っている内にいつの間にかおやっさんが目の前に来ていた。その顔からは驚愕の色が見える。「どうした?
何か驚いているようだけど...」「いや何でもない!それより坊主! お前このあと暇か!?」
いきなり何を聞いてきたかと思えばそんな事かよ...と思いつつも一応返事をしておくことにした。「...あぁ暇だが......」「だったら今すぐここを出ろ!! ここにいてはもうじき奴らが来るぞ!!」「はぁ...?
あんた何言ってるんだ......?
ここには俺以外の客はいねぇよ?」「......えっ」 困惑しつつそう言うと、おやっさんは目を丸くしてしまった。その時、再びサイレンが鳴り響いた。それに気づいたのか周りの人達が慌てて逃げ始める。その途中で何人か転んでしまっている人が見えたが、それを助けている余裕などなかった。
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