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何にもないはなし2
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「その男、転生者なり」 - プロローグ - ンはある日気が付いたら知らない場所にいた。
「・・・どこだここ?」 どうやら自分は今どこかの森の中にいるようだった。 だがそれにしては・・・ (木や草の匂いがしない) なぜか辺りからは生き物の匂いはしなかったのである。(それに・・・何だこの格好・・・)
男は自分の服装を確認するために手を見ると・・・。 (なっ! これは一体どういうことだ?) 男の着ている服は自分の知っているものではなかった。 白いシャツの上に黒いジャケットのようなものを着ていて下の方には茶色のズボンを履いているという普通の格好をしているつもりだったのだが・・・それが今や違っていたのだ。 男は自分の手を見るとそこには緑色の手がついていたのだ。「!?」 さらによく見ると自分の体を見てみると背中に大きなコウモリのような羽があり下半身も人間の脚ではなく馬のような動物のものになっていた。 男は急いで近くの川まで行き水面を見た。そこに映っていたのは確かに人間の姿だった。しかし髪の色が黒から緑へと変わっており目は赤く光っていて体の大きさもまるで別人だった。
「俺はいったい何なんだ・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しばらく経った後ようやく落ち着いたのか少し考えることができるようになった。(もしかしてさっき見ていた夢ってのは現実のことだったんじゃないか? だとすればここは俺が元々いた世界とは違う世界の森ってことかよ!)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ もしここが俺の住んでいた現実世界ではないなら恐らくこの世界では人間は俺1人だけだろう。何しろ周りには人が全くいないし木の陰などを見ても生き物がいる気配がないからだ。そして空の色も自分が元いた世界でよく見る夕焼け色ではなく青空が広がっているのだから間違いないはずだ。 仮にここが異世界だとしても今の自分はどうすることも出来ないのでとりあえずここで生活することを考えることにした。『これからどうするかねぇ』
しばらく考えているとある考えが思い浮かんだ。『そういえば俺がここに来る前の最後の記憶って何だっけ?』 確か自分の家にいた時に急に頭痛が起こり何かの声を聞いた後に気を失ってしまったはずなのだが・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 目が覚める以前の記憶を思い出そうとしていたがなかなか思い出せないようだ。(うーむ・・ダメだ何も思い出せんな・・・)『ま、考えてもしょうがないことだからとにかくここを探索してみるかね』
the return of the world - 第2話「見知らぬ森の中へ?」 - ンッン
「うーん、どうしようここどこだよ!?」
目を覚ました青年がそう嘆くように言う。
目が覚めたら知らない場所に連れて来られて動揺を隠しきれない彼は周りを見て困惑しながらこう呟いた。「え?
え?
何でこんなとこにいるの?
ていうか僕って誰なんだよ!?!?!」--------------------------------------------------------------------~~~~~~~~「ふぅ・・・・やっと落ち着いたぞ
さてまずは今の状況を整理しようと思うんだけれどもぉっとその前に名前ぐらいは言っておかないとね♪ まず僕の名前は白川龍樹!
年齢は18歳大学生さ!」(でもこの感じからすると元の世界は多分もう滅んでるだろうけどね)「・・・ってなんで自己紹介してるの私!!」(いやだってこのままじゃ不安で押しつぶされそうだから・・・)「まぁいいか・・・私の名前は白川
美奈子だ
よろしくなぁ~」「それにしてもここは何処なんだろうね?」(今思うとあの声の主が言った通り本当に誘拐されたのか?)「もしかして誘拐犯とかだったら嫌やぁ・・・」(もし仮にそうだとしたら僕をさらった理由は何だろう・・・?)「まさか異世界転生なんて非現実的なことが起きたんじゃないよねえ~・・・でもそれだと記憶がない理由がわからないんだよなぁ・・・」(それに僕が着ていた服もなんかおかしい気がするし・・・)「何かのコスプレみたいな感じかな?
だとしてもちょっと格好がつかないけどさぁ・・・」
そう言いながら自分が着ている服をまじまじと見てみる龍樹少年(?)であった。「ん~でもこれ着てると何だか落ち着くんだよね。しかも何故か懐かしい感じがするんだよぉー・・・」(でもなんだかどこかで見たことあるような気もするんだよなあ・・・どこでだっけかなぁ・・)「う~~む・・・思い出そうにも思い出せないなあ・・・ま、いっか♪」
劇場版・真夏の夜の夢-the wonderlanding of the story-でも同じようなことを言っていたのできっと問題ないのだろう・・・たぶん。ちなみに服装以外の荷物は特に持っていなかったため所持品らしきものは何も持っていない状態である
真夜廻 〈しんよまわり〉 - 5 探索する - ンは動く - ンと美奈子は家の中を見て回ることに決めたようだ。 (もしかしたら何か思い出せるかもしれないからね!)
「・・・どこだここ?」 どうやら自分は今どこかの森の中にいるようだった。 だがそれにしては・・・ (木や草の匂いがしない) なぜか辺りからは生き物の匂いはしなかったのである。(それに・・・何だこの格好・・・)
男は自分の服装を確認するために手を見ると・・・。 (なっ! これは一体どういうことだ?) 男の着ている服は自分の知っているものではなかった。 白いシャツの上に黒いジャケットのようなものを着ていて下の方には茶色のズボンを履いているという普通の格好をしているつもりだったのだが・・・それが今や違っていたのだ。 男は自分の手を見るとそこには緑色の手がついていたのだ。「!?」 さらによく見ると自分の体を見てみると背中に大きなコウモリのような羽があり下半身も人間の脚ではなく馬のような動物のものになっていた。 男は急いで近くの川まで行き水面を見た。そこに映っていたのは確かに人間の姿だった。しかし髪の色が黒から緑へと変わっており目は赤く光っていて体の大きさもまるで別人だった。
「俺はいったい何なんだ・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しばらく経った後ようやく落ち着いたのか少し考えることができるようになった。(もしかしてさっき見ていた夢ってのは現実のことだったんじゃないか? だとすればここは俺が元々いた世界とは違う世界の森ってことかよ!)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ もしここが俺の住んでいた現実世界ではないなら恐らくこの世界では人間は俺1人だけだろう。何しろ周りには人が全くいないし木の陰などを見ても生き物がいる気配がないからだ。そして空の色も自分が元いた世界でよく見る夕焼け色ではなく青空が広がっているのだから間違いないはずだ。 仮にここが異世界だとしても今の自分はどうすることも出来ないのでとりあえずここで生活することを考えることにした。『これからどうするかねぇ』
しばらく考えているとある考えが思い浮かんだ。『そういえば俺がここに来る前の最後の記憶って何だっけ?』 確か自分の家にいた時に急に頭痛が起こり何かの声を聞いた後に気を失ってしまったはずなのだが・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 目が覚める以前の記憶を思い出そうとしていたがなかなか思い出せないようだ。(うーむ・・ダメだ何も思い出せんな・・・)『ま、考えてもしょうがないことだからとにかくここを探索してみるかね』
the return of the world - 第2話「見知らぬ森の中へ?」 - ンッン
「うーん、どうしようここどこだよ!?」
目を覚ました青年がそう嘆くように言う。
目が覚めたら知らない場所に連れて来られて動揺を隠しきれない彼は周りを見て困惑しながらこう呟いた。「え?
え?
何でこんなとこにいるの?
ていうか僕って誰なんだよ!?!?!」--------------------------------------------------------------------~~~~~~~~「ふぅ・・・・やっと落ち着いたぞ
さてまずは今の状況を整理しようと思うんだけれどもぉっとその前に名前ぐらいは言っておかないとね♪ まず僕の名前は白川龍樹!
年齢は18歳大学生さ!」(でもこの感じからすると元の世界は多分もう滅んでるだろうけどね)「・・・ってなんで自己紹介してるの私!!」(いやだってこのままじゃ不安で押しつぶされそうだから・・・)「まぁいいか・・・私の名前は白川
美奈子だ
よろしくなぁ~」「それにしてもここは何処なんだろうね?」(今思うとあの声の主が言った通り本当に誘拐されたのか?)「もしかして誘拐犯とかだったら嫌やぁ・・・」(もし仮にそうだとしたら僕をさらった理由は何だろう・・・?)「まさか異世界転生なんて非現実的なことが起きたんじゃないよねえ~・・・でもそれだと記憶がない理由がわからないんだよなぁ・・・」(それに僕が着ていた服もなんかおかしい気がするし・・・)「何かのコスプレみたいな感じかな?
だとしてもちょっと格好がつかないけどさぁ・・・」
そう言いながら自分が着ている服をまじまじと見てみる龍樹少年(?)であった。「ん~でもこれ着てると何だか落ち着くんだよね。しかも何故か懐かしい感じがするんだよぉー・・・」(でもなんだかどこかで見たことあるような気もするんだよなあ・・・どこでだっけかなぁ・・)「う~~む・・・思い出そうにも思い出せないなあ・・・ま、いっか♪」
劇場版・真夏の夜の夢-the wonderlanding of the story-でも同じようなことを言っていたのできっと問題ないのだろう・・・たぶん。ちなみに服装以外の荷物は特に持っていなかったため所持品らしきものは何も持っていない状態である
真夜廻 〈しんよまわり〉 - 5 探索する - ンは動く - ンと美奈子は家の中を見て回ることに決めたようだ。 (もしかしたら何か思い出せるかもしれないからね!)
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