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第2章〜不死編〜
第71話「魔道具職人3」
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ガルムが我らへの心配を解いたのがよくわからぬまま、彼の案内は目的地まで続いた。
特にこれといった問題は起きることなく、それでも賑やかな街の喧騒がなくなってきたのを感じながら道を進む。
どうやら目的地の魔道具屋の店主は、余計な揉め事を起こさないように人気の少ない地域で店を開いているとのこと。それ、仕事になるのかと首を傾げたのだが。
「マンドが他の街に売ってんだよ」
らしい。彼は行商人で、様々な土地でアイテムを売るのが仕事だ。その中には魔道具屋の商品も入っているのか。
ガルムはSランカー冒険者とあって、かなり色んな人々のと間に関係を持ち、求めてる人材を紹介したりすることができるのだろう。
人脈を増やすことを目的としてるなら、我らに初期投資と言って助けてくれるのも頷けるかもしれない。
「お前らに頼みたい仕事っていうのは、ダンジョンから取れる魔鉱石を回収して、魔道具屋に流して欲しいんだよ」
完全に人の気配が消えると、ガルムは仕事の内容を細かに話してくれた。
魔道具屋の生産には魔力がリメットの外壁のように高密度に集まって結晶化した、あるいは石に多量の魔力が集まって変化して発生した鉱物、魔鉱石が必要なのだ。
魔力は万能物質。火になったり水になったり。時には体を巨大化させたり変化させたりと、物理法則を捻じ曲げることすら可能な元素。それが鉱石化したものならば、魔法の力を宿した道具を作ることも可能というわけだ。
魔道具職人は魔鉱石をベースに魔道具を作るのである。しかし。
「アイツは魔族だから、魔鉱石の仕入れが不安定なんだよ。腕は確かなんだが、いかんせん人種的な問題は簡単に払拭されるもんでもないからな」
なるほど。だから魔族に偏見を持たない人材を探してたわけだ。
つまりは魔族にも人類にも属さないエルフに、そもそも人種間など関係なく定命の者と一括りにするドラゴンの我らが適任というわけだ。
「でも大丈夫なんですか?ダンジョンで手にしたものって、売るときは冒険者ギルドに売らなきゃって」
シオンが心配しながらたずねる。たしかに規約でそういうことが書かれていたが、ガルムは問題ないと言う。
「言ってたろ。冒険者ギルドに関係のある商人なら売っていいんだよ。あいつが作った魔道具はギルドでも売られるからな。だからあいつの利益はギルドの利益になるんよ」
なるほど。それならばその魔道具職人はギルドと関係があると言えよう。
「よーし、ついたぞ」
ガルムが止まり、我らはガルムの視線の先を覗き見た。そこには石造りのシンプルな一軒家があり、煙突とか倉庫らしき大きな建物が並んでいる。
玄関には「魔道具工房」とデカデカと書かれた看板があり、家全体をレンガでできた壁で覆われていた。ここからでは見えんが、庭もあるのだろう。
石造りなのは、この都市リメットでは当たり前のことらしい。かつて戦争の前線でもあったから、防御力を重視した結果だろうな。今もその名残がある。
我が家を観察していると、ドカーン!急に爆発を起こして窓ガラスが全部吹っ飛んだ。
「「「「‥‥‥」」」」
我らは全員黙り込み、視線は煙が立ち上る家からガルムに移動した。ガルムは家ではなく、虚空を眺めてる。
我は口元を引きつらせながら質問を飛ばした。
「おい、ガルム。今爆発しなかったか?」
「‥‥‥気のせいだろ」
気のせいじゃねえよ。我そこまでバカじゃねぇわこのバカ野郎。
「大丈夫?」
サエラがガルムに質問し、ガルムは頷いた。
「大丈夫だ。怪我してないはずだ」
「いや、入って大丈夫?」
サエラの疑問はもっともなものだった。だがガルムはそれを無視すると、ズンズンとまるで我が家に入るかのような堂々とした調子で一軒家の扉に近づいていった。
我とシオンとサエラは顔を見合わせ、けれども今更帰るわけにもいかずにガルムの後を追った。
「ウーロさんがまたアフロになりそうな予感が」
シオンの呟きを無視する。前方ではガルムがドンドンと乱暴に扉を叩いていた。
「おいマーシー!いるんだろ!わかってんだよ!出て来いや!」
「借金取りみたいですよ」
シオンがガルムを見てボソリと言う。たしかにチンピラ感増してきたな。
するとドタドタと床を走る足音が聞こえてきて、それが大きくなるとガチャっと勢いよく扉が開いた。
「うっさいわね!新聞ならいらないって言ってんでしょうが!!」
中から飛び出してきたのは、黒い髪をおかっぱに切り揃え、気の強そうな顔つきをした少女だった。
カスミに似た感じだが彼女の目は紫色で、なおかつ雰囲気は全くまったりしてない逆のものである。
服装はタンクトップで下がブカブカの作業用と思わしき長ズボン。袖がないため腕が丸出しで、ぱっと見サエラ以上に筋肉があるように見える。
しかしその筋肉は戦闘用というわけではなく、どちらかというと重い物を持ち上げて鍛えたという感じの筋肉だ。
一見普通の人間だが、彼女の額にはちょこんと飛び出た白いツノが二本あった。眉毛のちょうど上にそれぞれ。
たしかに人間ではない。我の知識では、鬼人族と呼ばれる種類の魔族だと思う。
「って、あれ?ガルムじゃん。なんか用?」
鬼人族は客がガルムだと気付くと、アッサリと強気な態度を軟化させた。
どうやらこの娘が魔道具職人っぽいな。てっきり髭ジジイを想像してたのだが。それとも弟子か?
「よぉマーシー。久しぶりだな。元気してたか?」
「元気は元気だけど、あんたみたいにヘラヘラ笑ってられるほど余裕はないわよ。用事がないならとっとと帰って‥‥‥後ろの子たち誰?」
ガルムと会話していると我らの存在にも気付いたのか、マーシーとやらの鬼人族の目線が我らに傾く。我はテクテクと歩いてマーシーに近寄り、挨拶も兼ねて彼女を見上げた。
「はじめまして。我はウーロである」
「‥‥‥え、ドラゴン!?」
マーシーは我を見るなり目を見開き、確かめるように身体中を触ってきた。その際に「うん、これは間違いない」とかセリフを挟んでいた。
我はプルプルと震え、感激していた。なぜならずっとトカゲ扱いだった我が、ようやくドラゴンとして見られたからである。思わず涙が出そうだ。
「お主、わかるのか?我がドラゴンだということに」
「もちろんよ!この柔軟で軽いのに堅牢な鱗!肩の骨から分岐して伸びる翼!子竜特有の短い足に長い前足!魔力を効率よく流すための独特な斑点模様の皮膚に、なによりの証拠なのが顎の下の一枚の逆鱗!これを見てドラゴンじゃないなんて言う方が無理があるわよ!」
おぉ、おおお、その通りだマーシー殿!いやぁ、お主は見る目があるのだなぁ。
「すっごく!すっごく!!」
うんうん!
「希少な素材!」
我はサエラたちに振り向き全力で逃げようと足を動かした。
特にこれといった問題は起きることなく、それでも賑やかな街の喧騒がなくなってきたのを感じながら道を進む。
どうやら目的地の魔道具屋の店主は、余計な揉め事を起こさないように人気の少ない地域で店を開いているとのこと。それ、仕事になるのかと首を傾げたのだが。
「マンドが他の街に売ってんだよ」
らしい。彼は行商人で、様々な土地でアイテムを売るのが仕事だ。その中には魔道具屋の商品も入っているのか。
ガルムはSランカー冒険者とあって、かなり色んな人々のと間に関係を持ち、求めてる人材を紹介したりすることができるのだろう。
人脈を増やすことを目的としてるなら、我らに初期投資と言って助けてくれるのも頷けるかもしれない。
「お前らに頼みたい仕事っていうのは、ダンジョンから取れる魔鉱石を回収して、魔道具屋に流して欲しいんだよ」
完全に人の気配が消えると、ガルムは仕事の内容を細かに話してくれた。
魔道具屋の生産には魔力がリメットの外壁のように高密度に集まって結晶化した、あるいは石に多量の魔力が集まって変化して発生した鉱物、魔鉱石が必要なのだ。
魔力は万能物質。火になったり水になったり。時には体を巨大化させたり変化させたりと、物理法則を捻じ曲げることすら可能な元素。それが鉱石化したものならば、魔法の力を宿した道具を作ることも可能というわけだ。
魔道具職人は魔鉱石をベースに魔道具を作るのである。しかし。
「アイツは魔族だから、魔鉱石の仕入れが不安定なんだよ。腕は確かなんだが、いかんせん人種的な問題は簡単に払拭されるもんでもないからな」
なるほど。だから魔族に偏見を持たない人材を探してたわけだ。
つまりは魔族にも人類にも属さないエルフに、そもそも人種間など関係なく定命の者と一括りにするドラゴンの我らが適任というわけだ。
「でも大丈夫なんですか?ダンジョンで手にしたものって、売るときは冒険者ギルドに売らなきゃって」
シオンが心配しながらたずねる。たしかに規約でそういうことが書かれていたが、ガルムは問題ないと言う。
「言ってたろ。冒険者ギルドに関係のある商人なら売っていいんだよ。あいつが作った魔道具はギルドでも売られるからな。だからあいつの利益はギルドの利益になるんよ」
なるほど。それならばその魔道具職人はギルドと関係があると言えよう。
「よーし、ついたぞ」
ガルムが止まり、我らはガルムの視線の先を覗き見た。そこには石造りのシンプルな一軒家があり、煙突とか倉庫らしき大きな建物が並んでいる。
玄関には「魔道具工房」とデカデカと書かれた看板があり、家全体をレンガでできた壁で覆われていた。ここからでは見えんが、庭もあるのだろう。
石造りなのは、この都市リメットでは当たり前のことらしい。かつて戦争の前線でもあったから、防御力を重視した結果だろうな。今もその名残がある。
我が家を観察していると、ドカーン!急に爆発を起こして窓ガラスが全部吹っ飛んだ。
「「「「‥‥‥」」」」
我らは全員黙り込み、視線は煙が立ち上る家からガルムに移動した。ガルムは家ではなく、虚空を眺めてる。
我は口元を引きつらせながら質問を飛ばした。
「おい、ガルム。今爆発しなかったか?」
「‥‥‥気のせいだろ」
気のせいじゃねえよ。我そこまでバカじゃねぇわこのバカ野郎。
「大丈夫?」
サエラがガルムに質問し、ガルムは頷いた。
「大丈夫だ。怪我してないはずだ」
「いや、入って大丈夫?」
サエラの疑問はもっともなものだった。だがガルムはそれを無視すると、ズンズンとまるで我が家に入るかのような堂々とした調子で一軒家の扉に近づいていった。
我とシオンとサエラは顔を見合わせ、けれども今更帰るわけにもいかずにガルムの後を追った。
「ウーロさんがまたアフロになりそうな予感が」
シオンの呟きを無視する。前方ではガルムがドンドンと乱暴に扉を叩いていた。
「おいマーシー!いるんだろ!わかってんだよ!出て来いや!」
「借金取りみたいですよ」
シオンがガルムを見てボソリと言う。たしかにチンピラ感増してきたな。
するとドタドタと床を走る足音が聞こえてきて、それが大きくなるとガチャっと勢いよく扉が開いた。
「うっさいわね!新聞ならいらないって言ってんでしょうが!!」
中から飛び出してきたのは、黒い髪をおかっぱに切り揃え、気の強そうな顔つきをした少女だった。
カスミに似た感じだが彼女の目は紫色で、なおかつ雰囲気は全くまったりしてない逆のものである。
服装はタンクトップで下がブカブカの作業用と思わしき長ズボン。袖がないため腕が丸出しで、ぱっと見サエラ以上に筋肉があるように見える。
しかしその筋肉は戦闘用というわけではなく、どちらかというと重い物を持ち上げて鍛えたという感じの筋肉だ。
一見普通の人間だが、彼女の額にはちょこんと飛び出た白いツノが二本あった。眉毛のちょうど上にそれぞれ。
たしかに人間ではない。我の知識では、鬼人族と呼ばれる種類の魔族だと思う。
「って、あれ?ガルムじゃん。なんか用?」
鬼人族は客がガルムだと気付くと、アッサリと強気な態度を軟化させた。
どうやらこの娘が魔道具職人っぽいな。てっきり髭ジジイを想像してたのだが。それとも弟子か?
「よぉマーシー。久しぶりだな。元気してたか?」
「元気は元気だけど、あんたみたいにヘラヘラ笑ってられるほど余裕はないわよ。用事がないならとっとと帰って‥‥‥後ろの子たち誰?」
ガルムと会話していると我らの存在にも気付いたのか、マーシーとやらの鬼人族の目線が我らに傾く。我はテクテクと歩いてマーシーに近寄り、挨拶も兼ねて彼女を見上げた。
「はじめまして。我はウーロである」
「‥‥‥え、ドラゴン!?」
マーシーは我を見るなり目を見開き、確かめるように身体中を触ってきた。その際に「うん、これは間違いない」とかセリフを挟んでいた。
我はプルプルと震え、感激していた。なぜならずっとトカゲ扱いだった我が、ようやくドラゴンとして見られたからである。思わず涙が出そうだ。
「お主、わかるのか?我がドラゴンだということに」
「もちろんよ!この柔軟で軽いのに堅牢な鱗!肩の骨から分岐して伸びる翼!子竜特有の短い足に長い前足!魔力を効率よく流すための独特な斑点模様の皮膚に、なによりの証拠なのが顎の下の一枚の逆鱗!これを見てドラゴンじゃないなんて言う方が無理があるわよ!」
おぉ、おおお、その通りだマーシー殿!いやぁ、お主は見る目があるのだなぁ。
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