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第3章 心繋げば
第7話 新たな戦法
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そしてイベントが始まった。特に工夫がない、即席の舞台だったが、それでもデ・ロワーの人気イベント。客席からの歓声はかなりの迫力だった。
「あら、どこの誰かと思ったら、力を失った誰かさんじゃありませんか。さっさと出ていって-」
「「キャアァァァ‼︎」」
「ひ、悲鳴⁉︎」
公園からではなく、大通りの方から悲鳴が響き渡った。
「まずいぜ! おい、幕下げろ! 俺が避難誘導する! お前ら、早く行け!」
「分かったぜ、任せた!」
「っておい! お前が幕を下ろせ!」
「やなこった! 隊長は俺だ、指図すんじゃねぇよ!」
「まったく、少しは状況判断…できてるか」
ドンボが先に飛び出し、他の隊員が追いかけ、仕方なくフォールが幕を下ろす形になった。
大通り-
「助けてぇ!」
「な、あれは機兵だと⁉︎ まさか、組織のやつらか⁉︎」
機兵。それは、施設に属する組織が奪い取った神力や魔力を使って動く、人型の兵器。
そしてそれは、脅威と同じく神力や魔力を持つ者を襲う。
「ちっ、これじゃ埒が明かねぇ!」
『聞こえていますかドンボ!』
「ん? 俺のネックフォンか!」
こんなときに通信なんて、何の用だよ! まあ、この声色だと何か策があるんだな。
『今からそちらにあるものを転送します! 向かいます! それを使って、敵機を撃破してください!』
「あるもの、ってうわぁ⁉︎」
上空から何か降ってきた⁉︎ って、何じゃこりゃ。機兵じゃねぇか! いや、神力も魔力もねぇ…。
まさか、これ…俺たち専用機ってやつじゃね⁉︎
「待てドンボ…? お、まさかの初陣か」
「これは驚きだね。ドンボのこと、“ルミエ”が呼んでる。さっ、行くよ!」
「行くって……。あぁ、機兵ぶっ壊し作戦、開始だ!」
「「イエッサー!」」
全員は神魔機兵“ルミエ”に乗り込み、各自の力をルミエに共有した。
するとメーターが動き、起動を始めた。
「スッゲェ! 思うように動くじゃねぇか!」
「こんなので驚くなんて、まだまだだね!」
「おい、神器を使え。もっと驚くぞ」
「神器……うぉっ! スゲェスゲェ! いつもの倍は力が出るぜ!」
これなら機兵だってぶっ潰せるぜ! 今まで素手で相手してやったが、もうやめだ! さぁ、派手におっ始めるぜ!
「オメェら! 行くぞ!」
「え、ちょ⁉︎ えぇ、基本操作も教えてないのに」
「いや…アイツ、やっぱり…。ぼくたちも行く、置いてかれるな!」
「う、うん!」
先に飛び出していくドンボに置いてかれぬよう、2人もついていく。
だが、ドンボはその操縦法を教えられなくともマスターしていた。
「へっ、こうすりゃ! 横振りになるんだろ!」
「ウッソォ⁉︎ あの操作、1ヶ月はかかったのに!」
「いや、キールは覚えが悪いだけ…」
「何か言った?」
「あ、別に…」
「オメェら無駄話すんな! 無線機で丸聞こえだっての!」
「ご、ごめん! 集中するよ、スタント!」
「あぁ!」
指示なんてないに等しいが、順調に3人は機兵を破壊していった。
この勝負に支援力は不要。なぜなら脅威みたく、浄化する必要がないからだ。そのおかげで、映えを気にすることもない。
「いやぁ、楽勝楽勝!」
「油断するな、いやに楽すぎる」
「そうだね。それに、指揮兵がいないなんておかしいよ」
普通ならば、指揮兵がいて、それを中心に行動する。だが今回の戦闘にはいないのだ。
だが実際、機兵は人を襲った。となれば、指揮兵がいなければおかしい。
『見事な戦果だよ、ドンボくん。だけど、その運も尽きたよ。魔業・時戻』
「なっ⁉︎」
指揮をとっていた敵の頭が正体を現し、そして先ほど倒したばかりの機兵が、なんと元通りになっていった。
「まさか…!」
「ゴルン、そんなに返してほしいか⁈」
「あぁ、本来なら僕の力だ。返してもらおうか?」
「……どうなっても知らねぇからな!」
ドンボは胸につけていた飾りを外し、ゴルンに投げ渡した。そしてその飾りから、神力が抜け出て彼の中へと入っていく。
「オメェら、離れとけ」
「え?」
「良いから離れろ! 危険だ」
「どういうことだ!」
「言うこと聞けねぇのか⁉︎ 離れろと言ってんだ!」
あまりの怒声に、わけを聞けずに2人もドンボに続いてゴルンから距離を置いた。
「う゛っ! うぅ……ガッ⁉︎」
「⁉︎ どうなってんの⁉︎」
「どうしてあんなに苦しそうなんだ⁈」
「アイツの神力は、色んな力が混ざり合ってんだ。そのせいで毒みたいになってんだよ」
「なんでそんなものあげちゃうの⁉︎」
「仕方ねぇだろ! あんなウッセェやつ、話で説得できるか⁉︎」
あぁするしか方法ねぇだろ! 一切合切こっちの話を聞く気なんてねぇんだからよ!
「まあ、それが1番だね。で、あれだとおそらく…」
「異世界モンスターっぽくなるんじゃねぇか? 戦ったことねぇから知らねぇけど」
「って、来るよ!」
「「うわぁ⁉︎」」
もはや暴走し始めているゴルン。その猛突進をなんとか避けるも、かなりの素早さに、瞬発力が求められる。つまりは、重い機兵ではあまりにハンデとなってしまう。
「ちっ、軽くとかはできねぇのか⁉︎」
「できるよ! 真ん中のレバーを引いて!」
「真ん中…これか!」
思い切ってドンボはレバーをあげた。すると-
「うわぁ~っ⁉︎」
ルミエは急上昇し、宙をグルングルンと回り始めた。
「ちょ、あげすぎ!」
「少しで良い、レバー下げろ!」
「ウエェ、気持ち悪りぃ」
そういうことは早く言えっての。ちょ、マジで目の前グルグルしてるんだけど。
「もう。あと、リミッター解除しておいて! 1分しか持たないけど、かなり強化できるから!」
「赤いボタンだ! 良いか、赤だぞ!」
「赤だな、よしっ!」
「違うよ青だよ!」
「あぁ⁉︎」」
「赤だ!」
「違う青だって!」
なんで俺より戦闘歴長いくせに操縦のこと分からねぇんだよ。ていうか、赤と青? それ、コイツらの機体の色じゃ…。てなると、俺のは黒だから、黒か。当たってくれよ。
「お、お、お? おぉぉ⁉︎ メッチャ軽い! これならいけるぜ! それじゃあお先に!」
「あ、待て! ちょ、どのボタンか分からなくなっちまった!」
「オメェらの機体の色だ! 早く押せ!」
「な、なんだ。そういうことか」
まったく、コイツらの指導係誰なんだ? 見直す必要があるな。
「グルル…いでよ、ルナール!」
「ヤバ! オメェら早く来い! アイツ本気だ!」
「カシラ型機兵か。楽しくなりそうだ」
「じゃあ、早速! 破壊の音色を楽しませてあげる。必殺破壊札・絡繰爆破刃!」
あっちこっちに投げられたナイフが爆発を起こし、ゴルンどころか復活した機兵までもを巻き込んだ。
「ぼくも行かせてもらう。必殺突風札・十字風斬!」
十字状に矢が放たれ、道を切り裂くほどの勢いの風が起こった。
だが、やられて終わりのようなゴルンではなく-
「ぐぅぅ、壊す! 必殺騙札・虚像之乱撃!」
「「うわぁ⁉︎」」
ゴルンの分身からの攻撃。それは本物で、かなりのダメージがルミエを襲った。
「……へっ、強えじゃん? だが、強えやつを見ると、俺も強くなっちまうんだぜ? 舐めんな、このドンボの力! 必殺斬札・忘却力斬!」
分身の攻撃を受けつつ、ドンボはゴルンの機兵に攻撃を命中させた。
そして、上手いこと神力伝達ケーブルを切り裂き、機兵をショートさせた。
「よっしゃ! ってあれ? なんか…急に重く…」
「もう限界みたいだよ。そんなに壊しちゃって、どうすんのさ?」
「あーあ、それ修理費は実費だぞ?」
「ハァ⁉︎ ウッソだろ⁈」
こんな高いのを自費かよ! くっそ、それならもっと慎重に戦闘してたのによ!
「で、どうする? コイツ、気失ってるけどよ」
「その神力さえ上手く浄化すれば良いんだろ? 任せてくれ」
ルミエから降り、スタントはゴルンの手を握った。そして、神力の塊を引き出した。
「神力・浄化」
そして濁っていたそれを浄化し、通常のものにして再びゴルンの中に戻した。
「これでよし。それじゃあ、あとは回収待ちか」
「っと、その前に! やっちゃおっか、アレ!」
「えぇ~、やんのかよ」
「やるの! はい、じゃあ集まって集まって!」
ドンボを横目に、2人はボロボロになった彼のルミエの前に集まり、ポーズを取り始めた。
「……もう、ポーズ!」
「じゃあいくよ! 勝利のVサイン-」
「「キメッ!」」
3人はドンボのルミエを撫でながら、写真を撮った。初陣ながらにも活躍できた、その功績を讃えるように。
彼のルミエも、日光を反射して輝きを放ち、誇らしげな顔をしているようにも見えた。
「あら、どこの誰かと思ったら、力を失った誰かさんじゃありませんか。さっさと出ていって-」
「「キャアァァァ‼︎」」
「ひ、悲鳴⁉︎」
公園からではなく、大通りの方から悲鳴が響き渡った。
「まずいぜ! おい、幕下げろ! 俺が避難誘導する! お前ら、早く行け!」
「分かったぜ、任せた!」
「っておい! お前が幕を下ろせ!」
「やなこった! 隊長は俺だ、指図すんじゃねぇよ!」
「まったく、少しは状況判断…できてるか」
ドンボが先に飛び出し、他の隊員が追いかけ、仕方なくフォールが幕を下ろす形になった。
大通り-
「助けてぇ!」
「な、あれは機兵だと⁉︎ まさか、組織のやつらか⁉︎」
機兵。それは、施設に属する組織が奪い取った神力や魔力を使って動く、人型の兵器。
そしてそれは、脅威と同じく神力や魔力を持つ者を襲う。
「ちっ、これじゃ埒が明かねぇ!」
『聞こえていますかドンボ!』
「ん? 俺のネックフォンか!」
こんなときに通信なんて、何の用だよ! まあ、この声色だと何か策があるんだな。
『今からそちらにあるものを転送します! 向かいます! それを使って、敵機を撃破してください!』
「あるもの、ってうわぁ⁉︎」
上空から何か降ってきた⁉︎ って、何じゃこりゃ。機兵じゃねぇか! いや、神力も魔力もねぇ…。
まさか、これ…俺たち専用機ってやつじゃね⁉︎
「待てドンボ…? お、まさかの初陣か」
「これは驚きだね。ドンボのこと、“ルミエ”が呼んでる。さっ、行くよ!」
「行くって……。あぁ、機兵ぶっ壊し作戦、開始だ!」
「「イエッサー!」」
全員は神魔機兵“ルミエ”に乗り込み、各自の力をルミエに共有した。
するとメーターが動き、起動を始めた。
「スッゲェ! 思うように動くじゃねぇか!」
「こんなので驚くなんて、まだまだだね!」
「おい、神器を使え。もっと驚くぞ」
「神器……うぉっ! スゲェスゲェ! いつもの倍は力が出るぜ!」
これなら機兵だってぶっ潰せるぜ! 今まで素手で相手してやったが、もうやめだ! さぁ、派手におっ始めるぜ!
「オメェら! 行くぞ!」
「え、ちょ⁉︎ えぇ、基本操作も教えてないのに」
「いや…アイツ、やっぱり…。ぼくたちも行く、置いてかれるな!」
「う、うん!」
先に飛び出していくドンボに置いてかれぬよう、2人もついていく。
だが、ドンボはその操縦法を教えられなくともマスターしていた。
「へっ、こうすりゃ! 横振りになるんだろ!」
「ウッソォ⁉︎ あの操作、1ヶ月はかかったのに!」
「いや、キールは覚えが悪いだけ…」
「何か言った?」
「あ、別に…」
「オメェら無駄話すんな! 無線機で丸聞こえだっての!」
「ご、ごめん! 集中するよ、スタント!」
「あぁ!」
指示なんてないに等しいが、順調に3人は機兵を破壊していった。
この勝負に支援力は不要。なぜなら脅威みたく、浄化する必要がないからだ。そのおかげで、映えを気にすることもない。
「いやぁ、楽勝楽勝!」
「油断するな、いやに楽すぎる」
「そうだね。それに、指揮兵がいないなんておかしいよ」
普通ならば、指揮兵がいて、それを中心に行動する。だが今回の戦闘にはいないのだ。
だが実際、機兵は人を襲った。となれば、指揮兵がいなければおかしい。
『見事な戦果だよ、ドンボくん。だけど、その運も尽きたよ。魔業・時戻』
「なっ⁉︎」
指揮をとっていた敵の頭が正体を現し、そして先ほど倒したばかりの機兵が、なんと元通りになっていった。
「まさか…!」
「ゴルン、そんなに返してほしいか⁈」
「あぁ、本来なら僕の力だ。返してもらおうか?」
「……どうなっても知らねぇからな!」
ドンボは胸につけていた飾りを外し、ゴルンに投げ渡した。そしてその飾りから、神力が抜け出て彼の中へと入っていく。
「オメェら、離れとけ」
「え?」
「良いから離れろ! 危険だ」
「どういうことだ!」
「言うこと聞けねぇのか⁉︎ 離れろと言ってんだ!」
あまりの怒声に、わけを聞けずに2人もドンボに続いてゴルンから距離を置いた。
「う゛っ! うぅ……ガッ⁉︎」
「⁉︎ どうなってんの⁉︎」
「どうしてあんなに苦しそうなんだ⁈」
「アイツの神力は、色んな力が混ざり合ってんだ。そのせいで毒みたいになってんだよ」
「なんでそんなものあげちゃうの⁉︎」
「仕方ねぇだろ! あんなウッセェやつ、話で説得できるか⁉︎」
あぁするしか方法ねぇだろ! 一切合切こっちの話を聞く気なんてねぇんだからよ!
「まあ、それが1番だね。で、あれだとおそらく…」
「異世界モンスターっぽくなるんじゃねぇか? 戦ったことねぇから知らねぇけど」
「って、来るよ!」
「「うわぁ⁉︎」」
もはや暴走し始めているゴルン。その猛突進をなんとか避けるも、かなりの素早さに、瞬発力が求められる。つまりは、重い機兵ではあまりにハンデとなってしまう。
「ちっ、軽くとかはできねぇのか⁉︎」
「できるよ! 真ん中のレバーを引いて!」
「真ん中…これか!」
思い切ってドンボはレバーをあげた。すると-
「うわぁ~っ⁉︎」
ルミエは急上昇し、宙をグルングルンと回り始めた。
「ちょ、あげすぎ!」
「少しで良い、レバー下げろ!」
「ウエェ、気持ち悪りぃ」
そういうことは早く言えっての。ちょ、マジで目の前グルグルしてるんだけど。
「もう。あと、リミッター解除しておいて! 1分しか持たないけど、かなり強化できるから!」
「赤いボタンだ! 良いか、赤だぞ!」
「赤だな、よしっ!」
「違うよ青だよ!」
「あぁ⁉︎」」
「赤だ!」
「違う青だって!」
なんで俺より戦闘歴長いくせに操縦のこと分からねぇんだよ。ていうか、赤と青? それ、コイツらの機体の色じゃ…。てなると、俺のは黒だから、黒か。当たってくれよ。
「お、お、お? おぉぉ⁉︎ メッチャ軽い! これならいけるぜ! それじゃあお先に!」
「あ、待て! ちょ、どのボタンか分からなくなっちまった!」
「オメェらの機体の色だ! 早く押せ!」
「な、なんだ。そういうことか」
まったく、コイツらの指導係誰なんだ? 見直す必要があるな。
「グルル…いでよ、ルナール!」
「ヤバ! オメェら早く来い! アイツ本気だ!」
「カシラ型機兵か。楽しくなりそうだ」
「じゃあ、早速! 破壊の音色を楽しませてあげる。必殺破壊札・絡繰爆破刃!」
あっちこっちに投げられたナイフが爆発を起こし、ゴルンどころか復活した機兵までもを巻き込んだ。
「ぼくも行かせてもらう。必殺突風札・十字風斬!」
十字状に矢が放たれ、道を切り裂くほどの勢いの風が起こった。
だが、やられて終わりのようなゴルンではなく-
「ぐぅぅ、壊す! 必殺騙札・虚像之乱撃!」
「「うわぁ⁉︎」」
ゴルンの分身からの攻撃。それは本物で、かなりのダメージがルミエを襲った。
「……へっ、強えじゃん? だが、強えやつを見ると、俺も強くなっちまうんだぜ? 舐めんな、このドンボの力! 必殺斬札・忘却力斬!」
分身の攻撃を受けつつ、ドンボはゴルンの機兵に攻撃を命中させた。
そして、上手いこと神力伝達ケーブルを切り裂き、機兵をショートさせた。
「よっしゃ! ってあれ? なんか…急に重く…」
「もう限界みたいだよ。そんなに壊しちゃって、どうすんのさ?」
「あーあ、それ修理費は実費だぞ?」
「ハァ⁉︎ ウッソだろ⁈」
こんな高いのを自費かよ! くっそ、それならもっと慎重に戦闘してたのによ!
「で、どうする? コイツ、気失ってるけどよ」
「その神力さえ上手く浄化すれば良いんだろ? 任せてくれ」
ルミエから降り、スタントはゴルンの手を握った。そして、神力の塊を引き出した。
「神力・浄化」
そして濁っていたそれを浄化し、通常のものにして再びゴルンの中に戻した。
「これでよし。それじゃあ、あとは回収待ちか」
「っと、その前に! やっちゃおっか、アレ!」
「えぇ~、やんのかよ」
「やるの! はい、じゃあ集まって集まって!」
ドンボを横目に、2人はボロボロになった彼のルミエの前に集まり、ポーズを取り始めた。
「……もう、ポーズ!」
「じゃあいくよ! 勝利のVサイン-」
「「キメッ!」」
3人はドンボのルミエを撫でながら、写真を撮った。初陣ながらにも活躍できた、その功績を讃えるように。
彼のルミエも、日光を反射して輝きを放ち、誇らしげな顔をしているようにも見えた。
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