128 / 128
ノアとアーク年子編
アークかなりモテてそう
しおりを挟む
アーク、月代 高2
フォトン、ノア 高1
親いる
「兄さん、先行きますよ」
「待てって!ガチであと30秒!!」
弟に置いてかれそうになりながら、急いで靴下を履く
「アーク、ノア。気をつけろよ」
今頃寝室から出てきた父さんに声をかけられた
「はいはい、じゃーね父さん」
ちなみに妹のフォトンは他校の女子校に通っているので、既に家を出ている。
その学校の近くに母さんの弁護士事務所があるから、フォトンを溺愛している母さんはわざわざ一緒に行って満員電車に乗って出勤している。
今日は俺がご飯当番だったが、家族五人分のオムレツを作るのはなかなか脳死作業だった…
「兄さん遅いですよ!ボクまで遅刻したらどうするんですかっ」
「ん、そんときゃ一緒にサボればいーじゃん♡」ぎゅー
「何言ってるんですか!留年するなら1人でしてくださいっ」
弟のノアは、大変賢いので名門私立高校に通っている。
俺はノアのことが大好きだから、先回ってどうにかして同じ高校に入ったが…
べ、勉強が難しい……………
俺、ただでさえ俳優してんのについていける気がしない。
…まぁそう言いつつ既に俺は高2だし、あと1年頑張ればいいや。
学校に近づいてきた。次第に俺たちと同じ制服を着る奴らが道に増えてくる
「兄さん、ボク今日の放課後は補講があるんで一緒に帰れないです」
「なにっ!終わるまで待つ…」「けっこうです!それに兄さん今日ご飯当番でしょっ」
うっ…そうだった
なんだー今日ノアと一緒に帰れねーのかよ。萎えてきたわ~
「……兄さん露骨にテンション低いですね…
しょーがないなぁ…じゃあこんどの土曜日、図書館で一緒に勉強しませんか?」
べ………勉強っ……
多分ノアは勉強が趣味みたいなところがある。俺とは全く趣味が合わない。
しかし俺はノアが大好きだ。勉強だろうと、ノアが近くにいるならなんだっていい
「うれしい♡そーしようぜっ」
俺たちは仲良し兄弟だから四六時中一緒にいる。
俺はノアが恋愛的に好きだからそうするのは当然だが、向こうは俺の事なんて所詮ブラコン兄くらいにしか思ってないだろうからウザがってるかもしれない。
「アーク様おはよぉ~♡」
!!あれはクラスメイトの女!
んだよ…俺とノアの楽しい登校時間を邪魔しやがって
「ん、おはよ♡」キラキラ
「キャーーーーー♡♡ねえアーク様今日一緒に帰らない!?
さっきノアくんとは一緒に帰らないって話聞いちゃった♡」
うわ!めんどくせぇ!
「あー俺今日月代と一緒に帰るから!」
と勝手に決め…ん?
ノアがいない!?
あっ…あんな遠くに!!
「おいノアっ兄ちゃんのこと置いてくなよ~」
「は?兄さんさっきの先輩と一緒に行くんじゃなかったんですか」
ん…?なんか機嫌悪い?
「何言ってんだよ~俺がノアを差し置いて他のやつと一緒に行くわけないだろ♡」ぎゅー
「ちょっ…人多いからやめてっ」
とはいえ…帰りノアいないのかー
マジで萎える…授業聞く気もしねえわ
「アーク」
あー…ノア………
「アークっ」
「あ?」
「あ?じゃないっ 問題は解けてるんだろうな?」
うおっ、先生に指されてた!
みんな「クスクス…」
当然、プリントは真っ白なんだよな~。
「先生どこの問題だっけ?全然聞いてなかった」
「問1だっ 銅の炎色反応の色だっ」
あー…炎色反応ね~ なんだっけ?
リアカー 無きK村………(語呂合わせを思い出している)
………やべーそっから先思い出せねぇ…
「月代、なんだっけ?」
隣の席のクラスメイトに聞く
「・・・」
彼は呆れた顔で、俺の青緑色のシャーペンを指さした
「………青緑色?」
「ガッツリ月代に助けられてるじゃないか!
アーク、ちゃんと解いとけよっ」
「はいはい」
俺そろそろヤバいかもな~。炎色反応も思い出せないとか…
昼ごはんは当然ノアと一緒に食べて、放課後になった。
ノア~…………一緒に帰れないなんて…
「仕方ない…月代一緒に帰ってやるよ」
「は?」
ん?このイケメンの俺が一緒に帰ってやるんだぞ!
もっと喜べ!
「てかアークくん、炎色反応も思い出せないとかバカじゃないの。そろそろヤバいよ」
む!バカとは失礼だがそれ以外は正論だから何も言い返せない
ノアと一緒にいる時間が減るのは嫌だから追試や赤点は取らないように頑張っているが、そろそろ危ないかも知れない。
靴を履き替える
…ん、あれはクラスメイトの女だ。部活にも行かず話し込んでいる
「1年のノアくんってめっちゃかわいくない!?」
…!?俺の弟!?
「しかも模試全国1位って聞いたんだけど!付き合ったら一生勝ち組じゃんw
ねー誰かLINE持ってないの?」
……。ぐぬぬぬ…ノアに悪い虫なんてつけさせたくねぇ…!
「あ!アーク様~♡これアタシのラインIDなんだけどノアくんに渡してくれる?」
うわっ!………でもいいチャンスかも
「ん、それより俺にしとけよ…♡」キラキラ
「…え!?アーク様………!?」
「ちょっと!何してんのアークくん…行くよっ」
後ろから月代がやってきて引っ張ってきた。
「これじゃ俺が女たらしって広まるのも時間の問題かもな」
「…違うでしょ。君の弟がモテるのが嫌なだけじゃん」
お、コイツなかなか分かってんじゃん。
フォトン、ノア 高1
親いる
「兄さん、先行きますよ」
「待てって!ガチであと30秒!!」
弟に置いてかれそうになりながら、急いで靴下を履く
「アーク、ノア。気をつけろよ」
今頃寝室から出てきた父さんに声をかけられた
「はいはい、じゃーね父さん」
ちなみに妹のフォトンは他校の女子校に通っているので、既に家を出ている。
その学校の近くに母さんの弁護士事務所があるから、フォトンを溺愛している母さんはわざわざ一緒に行って満員電車に乗って出勤している。
今日は俺がご飯当番だったが、家族五人分のオムレツを作るのはなかなか脳死作業だった…
「兄さん遅いですよ!ボクまで遅刻したらどうするんですかっ」
「ん、そんときゃ一緒にサボればいーじゃん♡」ぎゅー
「何言ってるんですか!留年するなら1人でしてくださいっ」
弟のノアは、大変賢いので名門私立高校に通っている。
俺はノアのことが大好きだから、先回ってどうにかして同じ高校に入ったが…
べ、勉強が難しい……………
俺、ただでさえ俳優してんのについていける気がしない。
…まぁそう言いつつ既に俺は高2だし、あと1年頑張ればいいや。
学校に近づいてきた。次第に俺たちと同じ制服を着る奴らが道に増えてくる
「兄さん、ボク今日の放課後は補講があるんで一緒に帰れないです」
「なにっ!終わるまで待つ…」「けっこうです!それに兄さん今日ご飯当番でしょっ」
うっ…そうだった
なんだー今日ノアと一緒に帰れねーのかよ。萎えてきたわ~
「……兄さん露骨にテンション低いですね…
しょーがないなぁ…じゃあこんどの土曜日、図書館で一緒に勉強しませんか?」
べ………勉強っ……
多分ノアは勉強が趣味みたいなところがある。俺とは全く趣味が合わない。
しかし俺はノアが大好きだ。勉強だろうと、ノアが近くにいるならなんだっていい
「うれしい♡そーしようぜっ」
俺たちは仲良し兄弟だから四六時中一緒にいる。
俺はノアが恋愛的に好きだからそうするのは当然だが、向こうは俺の事なんて所詮ブラコン兄くらいにしか思ってないだろうからウザがってるかもしれない。
「アーク様おはよぉ~♡」
!!あれはクラスメイトの女!
んだよ…俺とノアの楽しい登校時間を邪魔しやがって
「ん、おはよ♡」キラキラ
「キャーーーーー♡♡ねえアーク様今日一緒に帰らない!?
さっきノアくんとは一緒に帰らないって話聞いちゃった♡」
うわ!めんどくせぇ!
「あー俺今日月代と一緒に帰るから!」
と勝手に決め…ん?
ノアがいない!?
あっ…あんな遠くに!!
「おいノアっ兄ちゃんのこと置いてくなよ~」
「は?兄さんさっきの先輩と一緒に行くんじゃなかったんですか」
ん…?なんか機嫌悪い?
「何言ってんだよ~俺がノアを差し置いて他のやつと一緒に行くわけないだろ♡」ぎゅー
「ちょっ…人多いからやめてっ」
とはいえ…帰りノアいないのかー
マジで萎える…授業聞く気もしねえわ
「アーク」
あー…ノア………
「アークっ」
「あ?」
「あ?じゃないっ 問題は解けてるんだろうな?」
うおっ、先生に指されてた!
みんな「クスクス…」
当然、プリントは真っ白なんだよな~。
「先生どこの問題だっけ?全然聞いてなかった」
「問1だっ 銅の炎色反応の色だっ」
あー…炎色反応ね~ なんだっけ?
リアカー 無きK村………(語呂合わせを思い出している)
………やべーそっから先思い出せねぇ…
「月代、なんだっけ?」
隣の席のクラスメイトに聞く
「・・・」
彼は呆れた顔で、俺の青緑色のシャーペンを指さした
「………青緑色?」
「ガッツリ月代に助けられてるじゃないか!
アーク、ちゃんと解いとけよっ」
「はいはい」
俺そろそろヤバいかもな~。炎色反応も思い出せないとか…
昼ごはんは当然ノアと一緒に食べて、放課後になった。
ノア~…………一緒に帰れないなんて…
「仕方ない…月代一緒に帰ってやるよ」
「は?」
ん?このイケメンの俺が一緒に帰ってやるんだぞ!
もっと喜べ!
「てかアークくん、炎色反応も思い出せないとかバカじゃないの。そろそろヤバいよ」
む!バカとは失礼だがそれ以外は正論だから何も言い返せない
ノアと一緒にいる時間が減るのは嫌だから追試や赤点は取らないように頑張っているが、そろそろ危ないかも知れない。
靴を履き替える
…ん、あれはクラスメイトの女だ。部活にも行かず話し込んでいる
「1年のノアくんってめっちゃかわいくない!?」
…!?俺の弟!?
「しかも模試全国1位って聞いたんだけど!付き合ったら一生勝ち組じゃんw
ねー誰かLINE持ってないの?」
……。ぐぬぬぬ…ノアに悪い虫なんてつけさせたくねぇ…!
「あ!アーク様~♡これアタシのラインIDなんだけどノアくんに渡してくれる?」
うわっ!………でもいいチャンスかも
「ん、それより俺にしとけよ…♡」キラキラ
「…え!?アーク様………!?」
「ちょっと!何してんのアークくん…行くよっ」
後ろから月代がやってきて引っ張ってきた。
「これじゃ俺が女たらしって広まるのも時間の問題かもな」
「…違うでしょ。君の弟がモテるのが嫌なだけじゃん」
お、コイツなかなか分かってんじゃん。
0
お気に入りに追加
165
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪

わるいむし
おととななな
BL
新汰は一流の目を持った宝石鑑定士である兄の奏汰のことをとても尊敬している。
しかし、完璧な兄には唯一の欠点があった。
「恋人ができたんだ」
恋多き男の兄が懲りずに連れてきた新しい恋人を新汰はいつものように排除しようとするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
初コメです(^^)
更新待ってました〜☆
リバって私は地雷だったんですけどアークとノアくんなら全然大丈夫だし!むしろ推してますo( ^_^ )o
お互いの束縛具合とかヤンデレ感が最高です
もっとイチャイチャ見たいです♡
メンヘラ( 🎀,,•ω•,,)🔪♡最高‼️‼️