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両親編

弟に絡む兄

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16年後
弟が読書感想文の本を選ぶというので、ウォークインクローゼットに連れてきた
ここには両親の僅かな遺物をしまっていた。
…それにしても、さっきどこからか懐かしい声が聞こえた気がする
なんだったんだろう………?
「兄さん、この本なんですか?すごく古い…」
と、『禁忌』というタイトルの本を取りだした
「!それは父さんが書いた本だ」
「えぇ!?こ、これが…!
ボク、父さんが書いた本読んだことないんですよ…わぁ…」
と、まじまじと表紙を見つめる弟が可愛い。
俺たちの父親の名前であるレイモンドという字が刻まれた表紙。確かに新鮮な気になるだろう
「…でも、その本で読書感想文書いたら先生びっくりしちゃうかもな?」
「…え?」
きょとんとして俺を見る顔がかわいい。今すぐ手を出したくなるが我慢する…
「それ、兄弟で恋愛する話だし。あと結構エロいシーンが多い」
「…えぇっ!?」
と、顔を赤くして伏せている。かわいい…♡今すぐ押し倒してどうにかしてやりたくなるが我慢した
「…てか、今思えばその本まんま俺たちのこと書いてる気がするんだよな。未来予知?」
「じゃ、じゃあこっちの本は…!」
と、また違う本を取りだした。『毒海月』という表紙である
「ん?それはショタと不倫する話だった気がする。でも父親ながらエロい文章書くなと思うわ~。さすが作家だよな」
とか言ってるうちに、弟は慌てて本を本棚に押し込んでいた
「ま、まともな本ないんですかっ」
「ん?父さんの本で?そうだなぁ…これとか父さんの本の中ではマイルドな方じゃないか?」
と、『毒蜘蛛糸』という表紙の本を取りだした
「…また怪しげなタイトルの本…」
「で、内容は9歳年上のメンヘラ彼氏に監禁される女子高生の話かな」
「全然マトモじゃなかった…!てかその設定って姉さ……いやなんでもないです。
もう別の作家の本で課題やりますよ」
え!なんだぁ~。父さんの本結構面白いのにな
「母さんは弁護士だったんですよね?」
「ああ、結構やり手だったらしいぞ。ノアの賢さは母さん譲りかもな♡」なでなで
ノアは物心つく前に両親を亡くしたから、2人のことは全くと言っていいほど覚えていないだろう。
だから彼には両親の事をできるだけ教えてやりたい。
ノアも、充分親から愛されていたことを教えてやりたいんだ。
「そうだ、母さんは25の時に俺を産んだんだぞ」
「へぇ…!それ若いほうじゃないですか?その時父さんは?」
「あー…父さんと母さんは7歳差だから…」
「32?」
「ん、違う違う、18」
と言うなりバサバサと本が落ちる音が聞こえる
ノアが選んだ数冊が手から滑り落ちたようだ
「え…ちょ…それって…!10代じゃないですか!!!」
「まあな、事実は小説よりもなかなか奇だろ?
もちろん俺達もな」
「うぇ…なんかやだ…」
えぇ…?

その晩風呂から上がって、弟とのセックスを待ちわびながらベッドで待機していた
あ!弟の部屋に潜入してればいいんじゃね?
と入ってみた。
ベッドに本棚、机と椅子くらいしかない。
弟はしっかり者だからいつも片付いてるな~。
逆にフォトンと俺の部屋は服で散らかりまくっているという…
大好きな弟の布団に潜ってみる
ん…♡いい匂い…♡あームラムラしてきた…
秒で勃起して我慢汁が溢れてきたちんぽを取り出して、我慢できずにシコシコしてみる
はーっ♡はーっ♡息をする度に大好きな弟の匂いが鼻をつきぬけてより気持ちよくなる
ノア…♡この部屋で1人でオナニーすることもあるだろう。俺のエロい姿想像してしこってくれてんのかな?
ノアの頭の中では、俺はどれだけ手酷く犯されてるんだろ…♡
「あ……っ♡イク♡イクっ♡♡♡」どぴゅっ♡どぴゅっ♡
……
そのまま倒れ込み、弟の匂いを感じながら呆然としていた。

…んん………
っ!?
部屋は既に暗く、夜景の光のみが部屋に差し込んでいた
………俺、寝てた!?
しかも弟の部屋で…
スマホにしがみついて時間を確認すると………
よ、夜中の12時………!!!!!!
………ノアは!?
不安になって辺りを見渡すと、柔らかい感触が手に当たった
弟の柔らかくて、ぷにぷにで、幼さを感じるショタほっぺに触れたようだ
…高校生がショタと呼べるかは議論の余地ありだが、少なくとも弟は可愛いと思う。
「ん…………」
弟は俺の隣で眠っていたようだ
うぅ…
「…ん、にいさん………」
「の、ノア…起きちゃったか」
弟はゆっくりと起き上がって、俺に抱きついてきた
「!なんだよ~かわいいな~♡」
…じゃなくてっ
「ノア、俺からセックスするって誘ったのに寝ちゃってごめんな」
今からヤッてもいいが、お互い寝起きだし、弟もそんな気分じゃないだろう
「…ん、ボクはもう済ませたからいいですよ」
……へ?
「ど、どういうことだ…?」
と聞くが、彼は照れくさそうにしてるだけで何も言ってこない。(部屋の照明ついてないから顔はよく見えない)
…………もう済ませたって、他の奴としたってことか…?
「……ノア、ごめんなさ…ぐすっ
俺次からはちゃんと起きてるから…っ!捨てないでくれ………」
と泣きつくと弟はぎょっとしたように俺の服を掴んだ
「えぇ…!?あ、あの…何か勘違いしてるみたいですけど…
ボク…その、寝てる兄さんを見ながら、自分で………」
あ………!そ、そういう事かぁ。
「なんだぁ、お前が浮気したと思って焦ったじゃんかぁ♡
俺の寝顔そんなにエロかった?」にやにや
「も…もうっ!調子乗るなっ!」
と、声だけでも恥ずかしそうにしているのが分かる。かわいい…♡あーノア犯してぇ…
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