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弟記憶喪失編
大学生かな?
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[アーク視点]
んん……
暑いから、諦めて起きる。
俺、朝には強い方だ。
しかし今日は早くに家出ないといけないから、ダルい…
「兄さん、おはようございます」
!
「の、ノア…!お前こんな早くにどうしたんだ」
「べ、べつに…朝ごはん食べます?」
??
「作ってくれたのか?」
と席につくと、彼は俺にフレンチトーストを出してくれた
「これノアの手作り!?う、嬉しいっ……」
と写真を撮った
そ、そんな…ノア、こんな朝早く起きて俺の朝メシ作ってくれたの??
やば…泣けてくるかも………
「ちょっ…大げさですよ!」
「ありがとな…ぐすっ
兄ちゃんうれしいよ……
こんな朝早くに大変じゃなかったか?」
「こ、これくらいボクだってできますよ!
ほら早く支度してくださいっ」
「…フォトンは?」
「もちろんまだ寝てますよ
昨日遅くまで友達と電話してたみたいだし」
む………夜更かしはよくないぞ!
肌にも悪いし!
と帰ってきたら言っておこう。
「そういや今日月代が急に休みとったから別のマネージャー来るんだよな~
なんか1年目の男子なんだって」
「…は!?」
…ん?急に弟が落ち着きなくなった。
「に、兄さん……!早く帰ってきてください…」
ん、コイツ俺が若い男と浮気しないか心配なの?
かわいい♡
「わかってるよ♡ケーキ買ってきてやろうか?」
「そんなものはいいから、寄り道しないでくださいねっ!」
「可愛いなぁ♡わかったよ♡」
と頭を撫でた
「…ところで月代さんって急に休みとるような人でしたっけ?
悪いけどそんな忙しそうには見えない…」
ぶっw
「まあな、なんか親に召喚されて帰省させられたらしいぞ!」
親のいない俺からしてみれば、親に顔見せるくらいしてやれよって思うけどな。
「ふーん…あんまり帰ってなかったんですかね」
「どうだろうな?まあアイツぼっちゃんだし大変なんじゃね」
皿洗い係の弟にカップと皿を渡す
「美味しかったぞ♡ごちそーさま」
「いえ…
あの人育ち良いんですね…そんな気はしてましたが」
「言ってなかったっけ?アイツの親俺たちの事務所の社長だぞ」
と歯磨き粉を出してると、声が聞こえてきた
「へぇ………
跡継ぎって事ですかね…?でも今どき子どもに後を継がせるなんて前時代的ですね」
それな~ 第一アイツに経営とかするやる気あんの?
「じゃ俺、そろそろ行くわ」
「!まって兄さんっ」
…?
「あ、あのこれ…よかったら…」
!!!べ、弁当?
サンドイッチケースとスープジャーが入ったポーチを渡された
「ノア、これ作るために早起きしてくれたのか…?」
「べ、別にそんなんじゃ…っ」
「ありがとな♡俺仕事がんばるよ♡♡♡すき♡」
弁当受け取って、ノアとキスをして、家を出た
6月初旬……そろそろ暑くなってくるんだろうなー。
………スタジオについた
「おはようございまーす」
「!アークさんおはようございます」
「今日もかっこいい…!」
…マネージャーは?
まだ来てないのか…?
………。
とりあえずスタイリストの元へ向かう。
今日は雑誌の撮影と、ドラマの打ち合わせだ
スマホ開くと、マネージャーからのメッセージが来ていた
「すんません💦電車乗り遅れました!
もーすぐ着きまっす!」
…。
「わかった」
………ノア、今日は学校休みかな。
アイツ何して過ごすのかな…。やっぱり勉強かな?
スマホ開いてインスタでも見よ…
ん、フォトンがマネージャーと一緒に写っている。
フォトンのマネージャーは、陽門(ひのかど)さんという髪の長いお姉さんだ。
母さんに雰囲気が似ている気がする
あんま会ったことないけど…
「おはよーございまーす!!」
!?
誰アイツ…?寝癖すごくね?
「アークさんっ!俺月代先輩の代わりに来ました天宮(あまみや)です!よろしゃーす!」
えぇ………
「ああ、よろしくな」とりあえず微笑んでおく。
「1年目ですが仕事はしっかりしゃす!」
そ、そうか…
「天宮くん、この後の打ち合わせの資料持ってたら見せてくれない?」
「あ、呼び捨てでいッスよ!
えーーーと……」ガサガサ
と、ザ・ノースフェイスのクソデカリュックを探り出した
…え………?
「あ!ありました!」ごちゃあ~~~
えぇ………クシャクシャの紙を渡された
「…紙…?事務所からタブレット支給されなかったか?」
「あ!!!事務所に忘れちゃいました!」
えーーー……
「スマホは?」
「あ!スマホはあります!
いや~昨日月代先輩にタブレット持っとけって言われたんですけどね~」ガシガシ(頭かいてる)
…つ、月代の1年目もこんなもんだったっけ…?
別にアイツのこと興味もなかったからあんまり思い出せないけど、こんなに慌ただしくなかった気がする
つーかコイツ、大卒なら俺より年上じゃね?
「はい!スマホですんませんが打ち合わせの予定ッス!」
んんん…………文字がちいせぇ!
「アークさん、準備出来たらお願いしまーす」
ううっ…時間なくなっちゃった…
んん……
暑いから、諦めて起きる。
俺、朝には強い方だ。
しかし今日は早くに家出ないといけないから、ダルい…
「兄さん、おはようございます」
!
「の、ノア…!お前こんな早くにどうしたんだ」
「べ、べつに…朝ごはん食べます?」
??
「作ってくれたのか?」
と席につくと、彼は俺にフレンチトーストを出してくれた
「これノアの手作り!?う、嬉しいっ……」
と写真を撮った
そ、そんな…ノア、こんな朝早く起きて俺の朝メシ作ってくれたの??
やば…泣けてくるかも………
「ちょっ…大げさですよ!」
「ありがとな…ぐすっ
兄ちゃんうれしいよ……
こんな朝早くに大変じゃなかったか?」
「こ、これくらいボクだってできますよ!
ほら早く支度してくださいっ」
「…フォトンは?」
「もちろんまだ寝てますよ
昨日遅くまで友達と電話してたみたいだし」
む………夜更かしはよくないぞ!
肌にも悪いし!
と帰ってきたら言っておこう。
「そういや今日月代が急に休みとったから別のマネージャー来るんだよな~
なんか1年目の男子なんだって」
「…は!?」
…ん?急に弟が落ち着きなくなった。
「に、兄さん……!早く帰ってきてください…」
ん、コイツ俺が若い男と浮気しないか心配なの?
かわいい♡
「わかってるよ♡ケーキ買ってきてやろうか?」
「そんなものはいいから、寄り道しないでくださいねっ!」
「可愛いなぁ♡わかったよ♡」
と頭を撫でた
「…ところで月代さんって急に休みとるような人でしたっけ?
悪いけどそんな忙しそうには見えない…」
ぶっw
「まあな、なんか親に召喚されて帰省させられたらしいぞ!」
親のいない俺からしてみれば、親に顔見せるくらいしてやれよって思うけどな。
「ふーん…あんまり帰ってなかったんですかね」
「どうだろうな?まあアイツぼっちゃんだし大変なんじゃね」
皿洗い係の弟にカップと皿を渡す
「美味しかったぞ♡ごちそーさま」
「いえ…
あの人育ち良いんですね…そんな気はしてましたが」
「言ってなかったっけ?アイツの親俺たちの事務所の社長だぞ」
と歯磨き粉を出してると、声が聞こえてきた
「へぇ………
跡継ぎって事ですかね…?でも今どき子どもに後を継がせるなんて前時代的ですね」
それな~ 第一アイツに経営とかするやる気あんの?
「じゃ俺、そろそろ行くわ」
「!まって兄さんっ」
…?
「あ、あのこれ…よかったら…」
!!!べ、弁当?
サンドイッチケースとスープジャーが入ったポーチを渡された
「ノア、これ作るために早起きしてくれたのか…?」
「べ、別にそんなんじゃ…っ」
「ありがとな♡俺仕事がんばるよ♡♡♡すき♡」
弁当受け取って、ノアとキスをして、家を出た
6月初旬……そろそろ暑くなってくるんだろうなー。
………スタジオについた
「おはようございまーす」
「!アークさんおはようございます」
「今日もかっこいい…!」
…マネージャーは?
まだ来てないのか…?
………。
とりあえずスタイリストの元へ向かう。
今日は雑誌の撮影と、ドラマの打ち合わせだ
スマホ開くと、マネージャーからのメッセージが来ていた
「すんません💦電車乗り遅れました!
もーすぐ着きまっす!」
…。
「わかった」
………ノア、今日は学校休みかな。
アイツ何して過ごすのかな…。やっぱり勉強かな?
スマホ開いてインスタでも見よ…
ん、フォトンがマネージャーと一緒に写っている。
フォトンのマネージャーは、陽門(ひのかど)さんという髪の長いお姉さんだ。
母さんに雰囲気が似ている気がする
あんま会ったことないけど…
「おはよーございまーす!!」
!?
誰アイツ…?寝癖すごくね?
「アークさんっ!俺月代先輩の代わりに来ました天宮(あまみや)です!よろしゃーす!」
えぇ………
「ああ、よろしくな」とりあえず微笑んでおく。
「1年目ですが仕事はしっかりしゃす!」
そ、そうか…
「天宮くん、この後の打ち合わせの資料持ってたら見せてくれない?」
「あ、呼び捨てでいッスよ!
えーーーと……」ガサガサ
と、ザ・ノースフェイスのクソデカリュックを探り出した
…え………?
「あ!ありました!」ごちゃあ~~~
えぇ………クシャクシャの紙を渡された
「…紙…?事務所からタブレット支給されなかったか?」
「あ!!!事務所に忘れちゃいました!」
えーーー……
「スマホは?」
「あ!スマホはあります!
いや~昨日月代先輩にタブレット持っとけって言われたんですけどね~」ガシガシ(頭かいてる)
…つ、月代の1年目もこんなもんだったっけ…?
別にアイツのこと興味もなかったからあんまり思い出せないけど、こんなに慌ただしくなかった気がする
つーかコイツ、大卒なら俺より年上じゃね?
「はい!スマホですんませんが打ち合わせの予定ッス!」
んんん…………文字がちいせぇ!
「アークさん、準備出来たらお願いしまーす」
ううっ…時間なくなっちゃった…
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